185本目のゲームレビューです。
評価
82点
〇良ゲー
早期アクセス期間のバージョン0.9ですが、現時点で正式版としてリリースしても問題なさそうなくらい仕上がっています。
相変わらずキビキビしたアクションと高いリプレイ性で前作のファンなら間違いなく楽しめると思います。
『Hades2(ハデス2)』とは
発売日・対応機種
発売日 | 対応機種 |
2024年5月7日 | PC(Steam) |
※早期アクセスリリース
どんなゲーム?
2020年9月にリリースされると世界中で絶賛され、数多くの賞を受賞した大人気ローグライトゲーム『Hades(ハデス)』の続編
今回は前作の主人公ザグレウスの妹メリノエが主人公となり仇敵の神クロノスを倒すため、地獄の試練に挑む
感想など
※早期アクセスゲーム
今回レビューするゲームは2024年5月時点で早期アクセス期間中のゲームであり、本レビューも2024年5月7日時点のV0.9XXものになります。
期待の続編
『Hades2(ハデス2)』は、ギリシャ神話を舞台としたローグライクアクションゲーム『Hades(ハデス)』の続編となるゲームです。
『Hades』といえば、『デッドセルズ』や『Slay the Spire』と並び、最近のローグライク(ローグライト)ブームの火付け役とも言えるインディーゲームで、後に出る多くのローグライクゲームに多大な影響を与えたゲームです。
『Hades』は、豪快かつ軽快なアクションにローグライク要素を合わせて高いリプレイ性を実現させた革新的なゲームプレイのみならず、独特なアートスタイルやギリシャ神話をモチーフにしたストーリーなど様々な要素が高く評価され人気となりましたが、『Hades2』も前作同様、素晴らしいゲームプレイ、アートスタイル、ストーリーを継承し、高い完成度を保持した続編です。
変化したアクション
『Hades2』は、前作からプレイアブルキャラクター、武器、エネミーなどが新しくなりましたが、キャラクターの操作感は前作同様に迅速でキビキビと動きます。
変化としては、前作にあった魔弾がなくなり、設置型の魔陣とタメ攻撃のΩ技が新しく加わりました。また、各Ω技を発動する時などに消費するリソースとしてマナ(MP)ができました。
魔弾はなくなったものの、特殊攻撃やΩ攻撃に射程が長く強力な攻撃が多いので前作よりもさらにシューティング要素の濃いバトルになった気がします。
Ω攻撃を放つのに消費するマナですが、ビルド次第でΩ攻撃を連発してもほとんど尽きないくらい強化することも可能で魔弾よりリソース管理はしやすいです。
魔陣は、功徳(パワーアップ)によってはかなり強力ですが、自分の足元に設置するため敵と距離を取って戦うスタイルの場合、噛み合わず扱いが難しい場面があります。
ただし、魔弾のように使用回数があるわけではないのでとりあえず撃ちまくってOKです。
ザコ敵に関しては、前作から一新されてますが黄色アーマーがウザいことには変わりません。
あとは、「魔陣をうまく使って止めてね」と言わんばかりの突進攻撃を繰り出す敵も多いです。
黄色アーマーのスパアマ付で突進攻撃をされると普通に殴っただけでは止められないのでかなりウザいです(^_^;)
あとは、前作は足の踏み場もないくらいトラップを敷き詰めたステージがありましたが、今回のトラップは前作ほど酷くはありません。とはいえ「前作ほど酷くはない」程度なので一部のステージ(特にACT4)では、鬱陶しいトラップは健在です。
各武器の使用感
『Hades2』も前作同様の多数の武器が登場します。
そして、どの武器も強くて使っていて楽しいのに武器によって戦い方が全く変わるというところが面白いところです。
以下、各武器を使用して戦ってみた感じです。
1 魔女の杖
初期からつかえる武器で、通常攻撃は素早い近接攻撃を出し、特殊攻撃は遠距離攻撃を放ちます。
初期武器だけあってスタンダードな性能で扱いやすく、中でもΩ特殊攻撃が前作の魔弾感覚で使えるので強くて主力になります。
2 姉妹刃
通常攻撃は速いけどリーチが短く敵に接近する必要があり扱いにくいため、特殊攻撃の短剣を投げる攻撃が主力になりました。
ダイダロスの槌で「投げた剣が戻ってきてバックアタックする」のアップグレードを取ったら火力も高くなりましたが、その後、「投げた剣が別の敵に反射する」を取ったら範囲は広くなったけどバックアアタックできなくなって火力が落ちたので注意です(^_^;)
3 暗影の松明
通常攻撃も特殊攻撃も飛び道具です。
Ω攻撃が結構火力がでますが、ためるのに時間かかりすぎだし燃費も超悪いです。特殊攻撃を連発するのも楽しいですが、こちらはアーマーない敵すら怯まないのが微妙です。
4 月長斧
振りが遅いけど威力が高く範囲も広いので強くて楽しいです。
Ω攻撃の回転斬りが特に楽しいですが、通常攻撃をブンブン振るのもいいですね。
ただし通常攻撃の3段目の発生が遅くて隙が大きいのが微妙です。1段目だけブンブンしたかった。
5 銀白の頭骨
作成するための素材である青銅が、地上に行けるようにならないと取れないのでちょっと大変です。
性能は爆発する飛び道具で強そうなのですが、前作の魔弾のように撃った弾を拾いに行かないと行けないので割と使いづらいです。
武器はいまのところは松明と頭骨が使いづらいですが、前作にもあった「態」が今作にもあるので「態」によっては化けるかもしれません。
ギリシャ神話のストーリーとキャラクター
『Hadesシリーズ』はギリシャ神話をモチーフとしたストーリーも魅力の1つで、前作はザグレウスとハデスの親子喧嘩のような慣れ合いで、重くて暗そうな雰囲気とはうらはらに実は微笑ましい展開というのが面白かったです。
『Hades2』では主人公がザグレウスから妹のメリノエに変わり、ハデスから王座を奪ったクロノスを打倒すためにタルタロスへ向かうという前作よりもややシリアスなお話になっています。
さらにタルタロスでクロノスを倒してもその先に地上(オリュンポス)に行くことになるのでストーリーのボリュームは前作の倍くらいはありそうです。
また、キャラクターについては大体いい人達ばかりで皆メリノエを慕っています。
各キャラクターは、前作同様ネクタルを渡すことで好感度を上げることが可能です。
おそらくですが、一部のキャラクターとはロマンスも可能だと思われます。
個人的にはアルテミスがお気に入りなのでロマンスがあるなら彼女としたいですね(オリュンポスの神とはロマンスないかもしれませんが…)。
以上
『Hades2(ハデス2)』のレビューでした。
↓ブログランキングに参加しました!
バナーをクリックするとこのブログにポイントが入ります!(1日1回)