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重曹エビマヨコーン(JEMC):レビュー記事200本以上

『鏡のマジョリティア』の感想・レビュー

痛恨のロングスペラでインポスター

200本目のゲームレビューです。

評価

80点

〇かなりの良ゲー

「用語やルールがわからない状態でそれを推理しながらゲームをプレイする」というアイデアが非常にユニークで秀逸なゲームだと思いました。

先手ライアーの1ターン目チーツクはマナプアーだと思います。

『鏡のマジョリティア』とは

発売日・対応機種

発売日 対応機種
2024年6月24日 PC

どんなゲーム?

個人ゲーム開発者のパルソニック氏が公開するフリーゲーム

カードゲーム「マジョリティア」のルールも用語も記憶にない主人公が「ゴッドドロー」の異名を持つ凄腕プレイヤーとしてゲームのルールを推理しながらカードバトルに挑む

プレイ動画

攻略

感想など

序盤は推理ゲーム

『鏡のマジョリティア』は、個人ゲーム開発者のパルソニック氏が公開するフリーゲームで意味不明な専門用語が飛び交うカードゲーム「マジョリティア」の用語とルールを解読していきながらカードバトルに挑むというユニークなアイデアのゲームです。

意味不明な専門用語が飛び交う

マジョリティア用語は、「アドマナ」「デスマナ」などある程度予想できる用語もありますが、「ロングスペラ」「コレクト」「レジリエンス」など、意味がわかりそうでやっぱりよく分からない用語も多く、ベラベラと喋る友人たちの会話やリアクションから手探りで意味を推察していきます。

用語は画面右部にメモを取ったり、ノートに書き込んだり、さながら「推理ゲーム」のような感覚で進めていきます。

ノートの用語を埋める

中盤はパズルゲーム

ゲームのルールが何となく理解できてくると対戦相手も本格的なタクティクスペラで挑んできます。

これが初見殺しで大体最初は負けてしまいます。

初見殺しなタクティクスペラ

しかし、再戦する時も相手の行動は変わらないので「次のターンにありクイ出してくるからコレクトしたらミラーでセイキン!」とか対策を立てた上でバトルすることができます。勝利するための手順は大体決まっているので中盤はその勝利までの手順を見つける「パズルゲーム」のようです。

勝利パターンを探すパズル

終盤はカードゲーム

終盤(特にラスボス戦)にもなるとバトルの自由度が上がり、勝利の手順もいろいろなパターンが考えられます。

ここら辺になってくるとマジョリティアのルールは完全に把握しているので、普通にカードゲー厶のバトルをする感覚で対戦相手と戦えます。

特にラスボスはスペラアウトで倒すかマナダウンで倒すかなど、いくつか方法があるので試行錯誤する楽しさがあると思います。

終盤は普通にカードバトル感覚

「マジョリティア」は、あくまでゲーム内ゲームのバランスですが、カードゲームとしても良くできてると思うのでフリーでデッキを組んでシャッフルの裏技は無しでNPCと対戦できるモードとかあっても面白そうですね。流石に対人戦でやるにはバランスが極端すぎますが。

普通に考えたらチーツクが強すぎです。「チートで作られたマナ」とか言われてそう…。

あと、アバターの相性による有利不利ご大きすぎるので、アバターじゃんけんで勝負がついてしまいそうです。バランスが取られれば対人でやっても面白そうですね。

チーツクが最強すぎる

盛り上げ上手なストーリー展開と音楽

『鏡のマジョリティア』のストーリーとゲームプレイを盛り上げているのがバックに流れる音楽(フリー素材とのこと)です。

特にカードバトル中に窮地に追い込まれた状態から神の一手で大逆転する展開で音楽が流れる演出はは、逆転裁判のように劇的でバトルの逆転勝利を気持ちの良いものにしてくれていると思いました。

窮地からの大逆転が気持ちいい

ストーリーは、「マジョリティア」か単なる流行りのカードゲームではなく、企業や世界に影響を与えるほたどのスケールの大きなもので意外性もあり、時折挟まれるギャグなども面白かったです。

ただし、4日目の下ネタ、こいつはダメ

しつこくて、クドくて、気持ち悪い。

私は下ネタは嫌いじゃない(というか好きな方)ですし、3日目までの下ネタ程度ならケラケラ笑いながらプレイしてましたが、4日目は正直ドン引きでした。

ドン引き

よって、モッキーはあまり好きなキャラクターではありません。

プロンゴリダは結構好きです。

特にゴリダは、ジャイアンっぽい雰囲気に反して等身大の性格の良さで2戦目は徹底的に練った主人公対策のメタデッキで成長を見せつつプレイヤーにミラーターンの重要性をわからせる素晴らしいファイトを挑んでくるなど個人的な評価は高いです。

親友でライバルのゴリダ

マナフリーでコニコです

『鏡のマジョリティア』BOOTHと呼ばれるpixivと連携したマーケットで無料公開されているフリーゲームですが、個人が製作期間3カ月で作ったとは思えないくらい良く出来たゲームです。

Steamではほとんど趣味で作ったため無料やカンパウェアで提供されていて圧倒的好評を得ているゲームもありますが、『鏡のマジョリティア』も同じようにSteamなどで公開すれば海外の人からも高い評価を受けそうだと思いました。っていうか売れる思います。

マナフリーでコニコです

以上

『鏡のマジョリティア』のレビューでした。

 

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