229本目のゲームレビューです。
評価
??点 ※総合スコアはレビューから30日後以降に更新されます。
〇良ゲー
Steamレビューで「圧倒的に好評」は過大評価かなとは思いましたが、それなりに面白かったです。
個性的な鉛筆画のイラストとブラックな雰囲気は良い感じです。
『Slay the Princess-The Pristine Cut(プリンセスを倒せ)』とは
発売日・対応機種
発売日 | 対応機種 |
2023年10月23日 | PC(Steam) |
2024年10月25日 | PlayStation5(4)/Xbox Series/Switch |
※ Steam版は2024年10月25日のアップデートで日本語対応
どんなゲーム?
カナダに住むAbby HowardとTony Howard夫婦が設立したBlack Tabby Gamesが開発したホラーノベルゲーム
Abby Howardはグラフィック・ノベル作家として活動しており、個性的なイラストは彼女によって描かれている
レーティングは「CERO:Z」
感想など
姫を「Slay」しろ
『Slay the Princess』は、「小屋の地下室にいるプリンセス」と「姫を倒すためにやって来た主人公(あなた)」の2人の物語を書いたノベルゲームです。
タイトルの「Slay the Princess」ですが、直訳すると「姫を殺せ」という翻訳になります。しかし、ゲーム内の翻訳では「Slay」は、ほぼ全て「倒せ」と訳されます。
これについて最初は「レーティングの関係(本作は「CERO:Z」)で、表現を『殺す』よりマイルドな『倒す』にしたのかな」とも思ったのですが、原文を見ると「Kill」と「Slay」が使い分けられていて「Kill」については「殺す」と翻訳されていたので、そこをちゃんと表現した翻訳と言うことでしょう。どちらにしろ、ガッツリ殺っちゃってます。
なお、英文の「Kill」と「Slay」の大雑把な違いは「kill」は、人間や動物などの生物全般に対して広く使いますが「Slay」はその中でも特に怪物などの大物を倒す時に使います。
つまり、そういうことです。
ややホラー
本ゲームは、ホラーゲームに分類されるゲームです。
それなりに残虐な描写や怖いシーンはありますが、怖すぎるというほどではなく、ほどよいホラー感で物語を楽しめると思います。
ちなみにジャンプスケア(急にびっくりさせるシーン)はあまりなく、私の知る限りではタイトル画面で数分放置していると急に画面が切り替わって怖いのが出て驚かせるのを確認したくらいです。
選択と分岐
『Slay the Princess』は、テキストを読み(英語音声有り)、選択肢を選択して物語を進めるノベルゲームですが、プレイヤーが選べる選択肢は多くあります。
刃物を持ってプリンセスに会いに行くか、それとも武器を持たずに会いに行くかでも展開は大きく変わりますし、そこからプリンセスを救うのかそれとも倒すのかでさらに分岐をしていきます。
選んだ選択により、次のチャプターからは「騎士」や「疑心暗鬼」といった様々な性格の内なる声とプリンセスに変化が表れてきます。
この色々な選択肢のルートを体験してあらゆる内なる声と姫(とCG)を回収していくことで物語の世界の謎が少しづつ解き明かされていきます。
難解な物語
様々なルートをプレイして大体3時間くらいでエンディングを迎えることができました。
3時間でクリアはちょっと短い気もしますが、全てのCGを集めなくてもエンディングには行けるので、コンプリートを考慮するならボリュームはまだありそうです。
ただし、それでもSteamレビュー(本記事執筆時点)の「圧倒的に好評」はちょいと過大評価かなと思いました。
物語は難解かつ哲学的で「海外ってこういうストーリー好きそう」という感じのお話なので向こうの人には刺さったのかな?個性的なイラストのヴィジュアルデザインは最高ですが。
3時間でクリアできるのに2000円という価格も気になります。コスパはあまり良くないですね。
興味のある方はセールなどで安くなっていたら買いだと思います。
以上
『Slay the Princess-The Pristine Cut(プリンセスを倒せ)』のレビューでした。
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