233本目のゲームレビューです。
評価
??点 ※総合スコアはレビューから30日後以降に更新されます。
〇普通
敵を沢山殴れて気持ちいい&楽しい時もありますが、イライラとストレスも貯まる場面も結構あります。
コスパは悪くないのでギリギリオススメできます。
『Karate Survivor(最強の武術家)』とは
発売日・対応機種
発売日 | 対応機種 |
●2024年10月31日 | PC(Steam) |
どんなゲーム?
80年代の功夫アクション映画さながら拳法と身のまわりの環境を利用して迫りくる大量の敵を倒すヴァンサバ系ローグライトアクションゲーム
感想など
格闘アクション+ヴァンサバ
『Karate Survivor(最強の武術家)』は、そのタイトルからも推察できるように今や雨後のたけのこのように群発している『Vampire Survivors』ライク(ヴァンサバ系)のローグライトゲームです。
他のヴァンサバ系ゲームと差別化している特徴は、攻撃手段が銃や魔法のような飛び道具ではなく、武術による近接攻撃のみであるというところです。
ヴィジュアルやアクションは80年代のアクション映画…というかジャッキー・チェンの映画からインスパイアされていて身の回りにあるものを投げたり蹴飛ばしたり武器として利用するスタイリッシュな戦い方が可能です。
マップは全部で5ステージ(スーパーマーケット、バー、屋上、工事現場、地下鉄)あり、決められた時間まで生き抜くと登場するボスを倒せばステージクリアとなります。
マップにもよりますが、大体1ステージ15分から20分くらいの程々な時間で遊べます。
いろんな技を繋げてコンボ
『Karate Survivor』の基本的な攻撃手段は、フック、アッパーカット、バタフライキックなど全て近接格闘技となっています。これらの技は、レベルアップ時に取得するチャンスがあり、最大で6個までセットできます。
セットした技は、自動で順番に繰り出されていって流れるようなコンボが成立します。
このコンボは以下のようなセット条件を満たすことでブーストされます。
- 同じ色の技をセットすると威力アップ
- 技のナンバーが順になるようにセットするとオーラが出て範囲などが強化
色は赤、青、黄の3色あってそれぞれパンチ中心とかキック中心とか特徴があり、どれを使うかは好みでいいと思いますが、基本的に1色に統一するのが強いです。
敵の歯を集めて恒久的なパワーアップ
『Karate Survivor』では倒した敵の歯を拾って集めることで攻撃力や耐久力の恒久的な強化が可能でしす。
リセットされない強化はローグライクゲームでは当たり前のようにある要素ですが、集めるリソースが歯というのはなかなかバイオレンスですね。
他にも、実績をクリアしていくことでアクションや技がアンロックされていきます。
最初は難しく感じても能力強化と技のアンロックを進めていけば、ゲームに慣れてくることもあり、クリアはそこまで難しくなくなるでしょう。
気になった点
『Karate Survivor』は、近接格闘でヴァンサバをするというなかなかユニークなゲームですが、いくつか気になった点もあります。
1つ目は、コンボのクールタイム(CT)です。
6発目の技が出されてから、戻って1発目の技を出すのに1秒程度攻撃できない時間があるのですがこの時間が結構ストレスです。殴ってるのが楽しいんだから、延々と殴らせて欲しい…。
CT中にテーブルの上の物を投げたりなどの環境アクションはできるのですが、これをしてる間はクールダウンが止まるという謎仕様もあり、かえってコンボの再始動までの時間が長くなってしまうのも厄介です。
せめて、CT短縮するパワーアップが欲しかったですね。
2つ目は、コンボの同色ボーナスと数字順のバフ効果が強すぎて、これに対応した技しか組まなくなり、コンボ作成の自由度が狭まっていることです。
6つの技を全部同色にすることで威力が100パーセントアップですのでそりゃあ同じ色で揃えないとねって感じです。まぁどの技も蹴るか殴るかしかないので自由に技を組み合わせたとしても代わり映えはしないんですけどね(^_^;)
最後は武器を勝手に拾ってしまうことです。現時点ではこれが一番問題です。
まず武器攻撃は、攻撃間隔が非常に長くてイライラします。武器を取ったら「クルクルクルクル」と武器を回してからようやく「ヒュッ!」と攻撃します。
「クルクルクルクル…ヒュッ!」です。「ヒュッ!」の部分しか攻撃判定はありません。
敵が全方位から迫ってきてるのにこんな悠長な攻撃をしていたらあっという間に圧殺されて終わりです。
しかも武器は、触っただけで勝手に拾ってしまいます捨てられません。
このため、敵に追い詰められて思わず武器を拾ってしまったらむしろピンチになります。
ただし、これについては、一応アップデートで改善される予定はあるそうなので期待したいですね。
まとめ
不満を結構述べましたが、なんだかんだ文句言いながらも繰り返しプレイしてしまうヴァンサバ系特有の不思議な中毒性が『Karate Survivor』にもあります。
アンロック要素も多いので580円という値段の割には十分に遊べると思います。
武器や魔法をグルグル回すありきたりのものとは一味違ったヴァンサバ系ゲームをお求めの人は、値段も安いのでプレイしてみてはいかがでしょうか。
以上
『Karate Survivor(最強の武術家)』のレビューでした。
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