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『Nikoderiko(ニコデリコ):The Magical World』の感想・レビュー

ドンキーコングライクなプラットフォー厶アクション

234本目のゲームレビューです。

評価

??点 ※総合スコアはレビューから30日後以降に更新されます。

〇良ゲー

さすがにアストロボットやプリンセスピーチと比べるのはかわいそうですが、なかなか良く出来てます。

『Nikoderiko(ニコデリコ):The Magical World』とは

発売日・対応機種

発売日 対応機種
2024年10月15日 PlayStation5(4)/Xbox Series(one)/Switch
2024年12月6日 PC(Steam)

どんなゲーム?

キプロスに拠点を置くインディーゲームスタジオのVEA Gamesが開発するプラットフォームアクションゲーム

トレジャーハンターマングースのニコルナが、悪党グリムバルド率いるコブリング集団に占拠された魔法の島で冒険をする

ニコとルナ

感想など

ドンキーXクラッシュなプラットフォーム

『Nikoderiko:The Magical World』(ニコデリコ)は、ドンキーコングシリーズクラッシュバンディクーシリーズからの影響が強く感じられるプラットフォームアクションです。

特にドンキーコングからは樽大砲のようなギミックや手助けしてくれる動物の乗り物など多くの部分でインスパイアされており、ゲーム音楽ではドンキーコングシリーズの楽曲を担当したDavid Wise氏が作曲した音楽が使用されています。

ドンキーコングやクラッシュバンディクーのようなアクションゲーム

基本的なアクションはジャンプ滑空スライディングじならし(空中で□ボタン)とシンプルです。

操作感触は悪くないですが、基本攻撃のスライディングとじならしはクラッシュバンディクーのスピンアタックと比べるとクセが強くてちょっと使いづらいかなぁという印象です。

空中で滑空しようとしたり、敵に攻撃しようとする場面でじならしが暴発して奈落に落ちてしまうことが序盤でたまにありました。

普通に武器を振るような攻撃も欲しかったですね。

攻撃はスライディングとじならし

乗り物は、ヨッシーのように敵を飲み込んで吐き出す恐竜のディノやドンキーコングのサイのように敵を蹴散らす猪のボアリス、他には、空ステージ用のコウモリや水中ステージ用のタツノオトシゴなどユニークで様々な動物の友達が助けてくれます。

この動物たちはステージ中に設置されていますが、ショップ(市場)で購入して任意に呼び出すことも可能です。

乗り物として協力してくれる動物たち

グラフィックに関しては普通ですが、景色は鮮やかに描かれています。

7つのエリアでジャングルや雪、基地などそれぞれ特徴のある景色を持ったステージが展開されます。

鮮やかな景色

難易度は簡単

ドンキーコングクラッシュバンディクーは、難易度が挑戦的でトライアンドエラーが必要な高難易度なステージもあったりしましたが、それと比べるとニコデリコの難易度は随分と易しいです。

ゲーム開始時に難易度は「ふつう」「かんたん」が選択できますが、「ふつう」で十分でしょう。

ただし、トライアンドエラーを想定していないステージ構成のためか、高難易度プラットフォームゲームのように頻繁にチェックポイントが挟まれることはないので、途中でやられてしまった場合は結構前の方まで戻されてしまいます(ただし、難易度かんたんだと直前から)。

ここできついのが、ミスで倒れると途中の「NIKO」アルファベットコインの取得やチャレンジコースをクリアした達成状況まで無かったことにされてやり直しになってしまうことです。

また、このゲームはライフ制ですが、ライフは3つしかなく、回復はそれほど多く落ちていないため、ライフ1の状態とかだと結構緊張感があります。

チャレンジステージはクリア後ミスしたらやり直し

各エリアの最後にはボス戦がありますが、ボスも弱いです。

数発で倒せて、追い詰めても発狂して攻撃が激しくなるとかもあまりないので苦労はしないでしょう。

ボスも易しめ

ラスボスだけちょっと苦労したくらいですね。苦労というか、倒したのに何故か倒したことにならない上にボスが無敵になるというバグに遭遇しました(^_^;)

オリジナリティとメリハリがやや不足

ニコデリコはよくできたゲームですが、物足りないと感じてしまう部分もありました。

まず、ドンキーコングクラッシュ・バンディクーからコピーしたかのように類似しているので見た目に新しさがなく、ニコデリコだけのオリジナリティがありません。

また、各ステージもエリアごとに景色の変化はあるのですが、ボス戦以外はどのステージもやることが似たり寄ったりでステージごとのメリハリありません。良く言えばシンプルなのですが、ゲームの簡単さもあって単純すぎて面白みに欠けます。

プリンセスピーチアストロボットであればステージ数は少なくても各ステージごとに見た目やコンセプト、アクションなどがガラッと変わり、しかも、一つ一つのステージが非常に作り込まれていたので毎ステージ新鮮な驚きがあり楽しめました。

小規模開発のインディーゲームとハードメーカーのファーストタイトルを比べるのは酷かもしれませんが、インディーだからこそできる挑戦的でユニークなアイデアも詰め込んで欲しかったですね。

以上

『Nikoderiko(ニコデリコ):The Magical World』のレビューでした。

 

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