246本目のゲームレビューです。
評価
??点 ※総合スコアはレビューから30日後以降に更新されます。
〇かなりの良ゲー
2タイトルともソニックらしい爽快なハイスピードアクションを楽しめます。
上手くコースを回れた時のジェットコースターのようなスピード感がたまりません。
『ソニック × シャドウ ジェネレーションズ』とは
発売日・対応機種
発売日 | 対応機種 |
2024年10月25日 | PlayStation5(4)/Xbox Series/Switch/PC |
どんなゲーム?
セガが開発・販売するリマスターと完全新作、合わせて2本のソニックシリーズのタイトルが遊べるハイスピードアクションゲーム
感想など
2つのタイトルが入ったゲームソフト
『ソニック × シャドウ ジェネレーションズ』は2011年にPlayStation3及びXbox 360で発売された『ソニック ジェネレーションズ 白の時空』のリマスター版とシャドウ・ザ・ヘッジホッグを主役にした完全新作『シャドウ ジェネレーションズ』の2つのタイトルを収録したゲームソフトです。
2作は時系列が同じで、「ソニック ジェネレーションズ」の裏側、外伝的な物語が「シャドウ ジェネレーションズ」になります。
リマスター版『ソニック ジェネレーションズ』
『ソニック × シャドウ ジェネレーションズ』で遊べるタイトルのうちの1本目「ソニックジェネレーションズ」はソニック・ザ・ヘッジホッグが20周年を迎えた2011年の12月にPlayStation3用に発売されたアクションゲームのリマスター版です。
10年以上前に発売されたPlayStation3用のゲームですが、リマスターされているとはいえ、とても鮮やかなグラフィックで古臭さは感じられません。
「ソニックジェネレーションズ」では、昔ながらの2Dアクションのクラシックソニックと3人称視点でマップを駆け回るモダンソニックの2人(匹?)のソニックで違ったゲームプレイを遊べます。
クラシックソニックのプレイ感
クラシックソニックは16ビット機時代のソニック・ザ・ヘッジホッグと変わらないシンプルな操作で誰でも簡単にハイスピードな2D横スクロールアクションが楽しめます。
しかし、ソニックシリーズ全般に共通する課題として、スピード感とプラットフォームアクション(障害物走)のバランスの問題があります。
ソニックのコースにはトゲや敵などの障害物が配置されていますが、障害物が多ければスピード感が損なわれ、一方で障害物を減らせばコースが単調になるというジレンマがあります。また、高速になるほどトラップの回避が難しくなるため、ハイスピードアクションとプラットフォームゲームはそもそも相性が悪いとも言えます。
このため、ソニックシリーズでは様々な工夫(ステージを多層構造にしたり、ミスしてもリングを落とすだけにしたり)がされていますが、依然として問題の解消には至らず、20年を経て作られた本作でも障害物で疾走を止められるストレスを感じることが多々ありました。
モダンソニックのプレイ感
3Dアクションのモダンソニックの方は、3人称視点になったことでスピード感がさらに増しました。ループを回転するときやブーストで敵を突き飛ばしながら押し進む場面などは非常に爽快で気持ちがいいです。
一方で、操作性にやや難があり、ブーストダッシュはあまりにも早すぎて制御がほぼできません。トラップの多い場所では慎重に進まないといけないため、肝心のスピード感が損なわれる場面もあり、快適さに若干のムラがあります。
また、後述する「シャドウ ジェネレーションズ」と比べるとホーミングアタックのロックオン範囲が狭くて使いにくいです。
さらに、ボス戦やライバル戦では何をすればいいのかわからず、延々と高速道路を走らされるなど説明不足と直感的なわかりにくさに不親切さを感じることもありました。
全体の印象
もやもやする点はあるものの、それでも「ソニックジェネレーションズ」は、シリーズの魅力であるスピードランニングを存分に楽しめる作品です。クラシックソニックとモダンソニックの2つの異なるプレイスタイルを体験できる点や、鮮やかにリマスターされたグラフィックは、新旧ソニックファン問わず多くの人に満足感を与える内容と言えるでしょう。
完全新作『シャドウ ジェネレーションズ』
『ソニック × シャドウ ジェネレーションズ』で遊べるタイトルの2本目「シャドウジェネレーションズ」は完全新作のアクションゲームです。
こちらは、「ソニックジェネレーションズ」からさらに10年以上のノウハウを経て作られたゲームだけあって、操作性やステージのコースデザインが格段に良くなり非常に完成度の高い作品に仕上っています。
特にホーミングアタックの性能が改善されており、敵に照準が自然に吸い付くような感覚で、攻撃ボタンをテンポよく押すだけでスムーズに敵を倒しながら疾走することができます。このシステムのおかげでスピード感が損なわれることがなく、爽快なアクションが楽しめます。
また、各コースは遊びやすさと退屈させない工夫が絶妙なバランスで設計されています。コース自体は極端に難しくありませんが、仕掛けや演出が豊富で飽きさせません。この程よい難易度が、何度も挑戦してスピードランにチャレンジしたくなるリプレイ性の高さを生み出しています。
ただ、ゲームを進めると解放されるシャドウ特有のアクションであるドゥームサーフ、ドゥームモーフ、ドゥームウィングは操作性が微妙かなと思いました。特にドゥームウィングは飛んでる最中リングが徐々に減っていく仕様が気になり自由に飛び回る爽快感がありません。
新しいアクションの追加自体はゲームに変化をもたらし、飽きを防ぐ重要な要素ですが、操作性や仕様の調整がもう少し練られていれば、より楽しめる内容になったのではないかと思います。
まとめ
『ソニック × シャドウ ジェネレーションズ』は、収録されている2本のタイトルどちらもソニックらしいハイスピードアクションを体験できる、まさに1粒で2度美味しいゲームソフトです。
ソニックファンはもちろんのこと、基本的に操作はシンプルで高難易度でもないため、シリーズ未経験の方でも楽しめる内容です。
スピード感あふれるゲームを探している方には特におすすめですので、プレイしてみてはいかがでしょうか。
以上
『ソニック × シャドウ ジェネレーションズ』のレビューでした。
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