257本目のゲームレビューです。
評価
73点
〇良ゲー
グラフィックは2Dドット絵ですが、ホラー要素が程よい緊張感で楽しめました。
『13F』とは
発売日・対応機種
発売日 | 対応機種 |
2024年6月20日 | PC(Steam) |
どんなゲーム?
おそらく中華圏のインディーゲーム開発者と推定されるPixelCatが開発・販売する異変探索型2Dホラーゲーム
感想など
2D異変探しゲーム
『13F』は、深夜のオフィスビルの13階から1階まで降りて帰宅を目指す異変探しゲームです。
プレイヤーは各フロアで異変を見つけながら進み、異変があった場合は来た道を引き返し、異変がなければそのまま進みます。 しかし、間違えたり怪異に捕まると、再び13階からやり直しとなります。
『8番出口』から影響を受けた、いわゆる8番ライクな異変探しゲームですが、本作は3Dの一人称視点ではなく、2Dのドット絵で表現されているのが特徴です。
ホラーゲームとしての『13F』
本作に影響を与えた『8番出口』は、ホラー要素が控えめで、リミナルスペースの不安感を演出に取り入れたウォーキングシミュレーターでした。
しかし、『13F』は、ホラーゲームとして分類しても差し支えないほど、ホラー演出が強調されています。 2Dドット絵とはいえ、ジャンプスケアや流血表現など、プレイヤーに強い恐怖感を抱かせる演出が多数盛り込まれています。
私が特に怖かったのは、トイレに入って中をチェックする時です。画面が切り替わるため何が待ち受けているのかドキドキします。
なお、オプションで「弱虫モード」というオプションがありますがオンにしてもジャンプスケアや流血表現などの恐怖はなくなりません(そもそもホラーゲームからホラーを取ってしまったら何も残らない)
このため、異変探しゲームやリミナルスペース探索が好きでも、ホラー耐性がないと、本作のプレイは少し厳しいかもしれません。
アグレッシブな怪異
『13F』の異変は、細かくて見つけにくいものは少なく、わりとすぐに発見できるものが多いです。
しかし、すべての異変が無害というわけではなく、プレイヤーを襲ってくる怪異も存在します。 幽霊や怪物などが現れ、遭遇した場合はダッシュで逃げたり、場合によっては、引き返せずなんとかして進まなければなりません。 もし捕まってしまうと、13階からのやり直しになります。
これらの怪異は対応方法が分かりにくく、たとえ分かっても切り抜けるのが面倒な場面も多いです。運が悪いと連続で同じ怪異に遭遇することもあり、非常に厄介です。
個人的には、無害な異変がもっと欲しかったと思いました。
本作のプレイ時間は約1時間程度と短めでしたが、それなりの怖さがあり、異変探しゲームとして十分に楽しめました。
以上
『13F』のレビューでした。
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