262本目のゲームレビューです。
評価
75点
〇良ゲー
コンパクトで手軽にホラーを楽しめます。
8番ライクでも特に怖いのが好きな人にオススメ
『The Cabin Factory(キャビンファクトリー)』とは
発売日・対応機種
発売日 | 対応機種 |
2024年12月13日 | PC(Steam) |
どんなゲーム?
スペインと日本を拠点に活動するインディーゲームスタジオのInternational Cat Studiosが開発し、イギリスのインディーゲームパブリッシャーのFuture Friends Gamesが販売する8番ライクのホラーゲーム
感想など
霊探しゲーム
『The Cabin Factory(以下「キャビンファクトリー」)』は、キャビン(山小屋)を製造する工場とそのキャビンを舞台とした8番ライクのホラーゲームです。
プレイヤーは、キャビン工場に雇われた検査員となり、次々と流れてくる製造済のキャビンに入り中を検査します。
検査の結果、キャビンに霊が取り憑いていれば外の機械の赤い「DANGER」ボタンを押し、何もなければ緑の「CLEAR」ボタンを押します。
入ったキャビンが霊に取り憑かれてるか否か、8回連続で正解すればゲームクリアです。途中で間違えると1からやり直しとなります。ただし、1度霊が取り憑いてるのを見破ったキャビンと同じキャビンが出てくることは基本的にありません。
一般的な8番ライクと異なるところは、探すのは「異変」ではなく、あくまで「霊に取り憑かれているかどうか」である点です。つまり、見た目に異様な変化があっても、それが霊の存在と無関係であれば「CLEAR」を押すのが正解になります。
例えば、他のキャビンと違ってフロア中に大量の不気味なぬいぐるみが置かれているような場合、一見「DANGER」(霊に取り憑かれている)だと判断したくなりますが、それだけでは誤判定になる可能性があります。つまり、いつもと違ってぬいぐるみが大量に置かれているだけでは、霊に取り憑かれていないので「CLEAR」(霊に取り憑かれていない)の方が正しい判断になります。
逆に、ぬいぐるみが霊に取り憑かれているような挙動や兆候があれば「DANGER」ボタンを押すのが正解です。
ここら辺の仕様がちょっとややこしくて戸惑うかもしれません。
ガッツリホラー
『キャビンファクトリー』のホラー要素は強めで、『8番出口』や『8番のりば』と比べても、より怖さを感じるゲームとなっています。
8番ライクのゲームは、リミナルスペースの不気味さを活かしたホラーが多いですが、本作はホラー作品に出てくるような暗くて恐ろしい雰囲気の空間で霊の存在を探すというシチュエーションになっており、より直接的な恐怖が演出されています。
私は、最初に小屋に入ったときに右側に見えるババァの絵で、すでに十分怖かったです(^_^;)


流血やジャンプスケアはそれほど多用されていませんが、霊を探すという検査員の仕事では、自分から視線を向けて恐怖に向き合う必要があるため、常に緊張感が伴います。
クリアや全パターンのコンプリートにかかる時間は、「8番出口」や「8番のりば」と同じくらいで、1〜2時間程度のコンパクトなボリューム
短時間で遊べるホラーゲームとして、ゲームの実況配信などでも盛り上がりやすい一本だと思います。
以上
『キャビンファクトリー』のレビューでした。
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