JMCゲームレビュー

JEMCゲームレビュー

重曹エビマヨコーン(JEMC):レビュー記事250本以上

「Despot's Game」レビュー

ローグライクオートバトラー

266本目のゲームレビューです。

評価

78点

〇良ゲー

ローグライクで強力なチームを作って最後はPvPというのが面白いですね。

『Despot's Game:Dystopian Battle Simulator』とは

発売日・対応機種

発売日 対応機種
2022年9月30日 Xbox Series/PC/Android/iOS
2023年5月13日 PlayStation5(4)/Switch

どんなゲーム?

ロシアのゲームスタジオのKonfa Gamesが開発し、北米のインディーゲームパブリッシャーtinyBuildが販売するタクティカルローグライクゲーム

感想など

ローグライクオートバトラー

『Despot's Game』は、非常口サインのようなピクトグラム風の人間たちでチームを編成し、ディストピア世界で敵のモンスターやメカ、そしてライバルたちと戦わせるタクティカルローグライクゲームです。

最大の特徴は、戦闘が自動で進行するオートバトル形式であることです。

プレイヤーはピクトグラム人間たちに武器を装備させ、配置を決めたら、あとは「FIGHT」のボタンを押して戦闘を開始させるだけで、その後、人間たちは勝手に戦い始めます。

戦闘はオートバトル

人間たちは装備させる武器によって10種類のクラス(※)に分けらます。

クラスごとに近接遠隔回復サポートといった役割があるので、前衛にタンク、後衛にインテリといったふうに配置してバランスの良い編成にするのが基本です。

※クラス構成

  • 近接 … タンク、剣士、戦士、手品師
  • 遠隔 … 投擲師、射撃手
  • 回復 … ヒーラー
  • サポート … カルト信者、魔術師、インテリ

また、重要な仕様として、「同じ」クラスの「異なる」武器を装備した人間が部隊にいればそのクラスのレベルが上がり固有の能力が発動するようになります。

例えば、投擲師の武器である「ヘビーボール」「しけたプレッツェル」を装備した人間がいればこの二人は能力レベル2の「爆弾」が使えるようになります。

ローグライクな探索

『Despot's Game』は、毎回ランダムに生成されるマップを探索していくローグライク構造になっており、プレイごとに異なる展開が楽しめます。

マップはフロア制で、各部屋には敵とのバトルのほか、ショップ、突然変異(パッシブ強化)、クエストなど様々なイベントがあります。

基本的に、多くの部屋を探索したほうが戦力は充実していきますが、そのぶんリスクも伴います。

ショップで武器や人間を補充

報酬がもらえるクエスト

とくに注意すべきなのが食料です。部隊は部屋を移動するたびに人数分の食料を消費するため、無駄な移動を繰り返すとすぐに飢餓状態に陥ってしまいます。

また、雇用する人間が多ければ多いほど消費も増加するため、部隊規模とのバランスを考える必要もあります。

食料の補充とコスト削減が重要

ただし、ラン開始時の設定で「食料なし」を選択することも可能です。このモードでは、人間の雇用コストが増加する代わりに食料の管理が不要になるため、リソース管理が苦手な人や、短時間でテンポよく遊びたい場合にはこちらがおすすめです。難易度は下がりますが、気軽に楽しめるプレイスタイルになります。

「お山の大将」で最強を目指す

『Despot's Game』では、人間を増やし、部隊を強化して最奥のラスボスを撃破すればひとまずゲームクリアとなります。

しかし、本作の本番はその後にあるPvPモード「お山の大将(King of the Hill)」です。
このモードでは、自分のクリア部隊で世界中のプレイヤーが登録したクリア部隊とオートバトルを行い、その戦績に応じて自分の部隊がランキングに登録されるというものです。

つまり、ローグライクで探索してラスボスを倒すまでは、このPvPに向けた部隊育成パートだったとも言えるでしょう。

いきなりPvP

対戦相手はいずれもラスボスを突破した実力者たちなので、操作不要のオートバトルとはいえ見ているだけでも手に汗握る戦いが繰り広げられます。

お山の大将で強いクラスや戦術もありそうで上位はある程度、定番の構成があるかもしれません。私が負けたチームは、バフタワーをボコボコと配置していた編成で、インテリのクラスがもしかしたらかなり強いのでは…と感じました。

まとめ

『Despot's Game』は、ディストピアとブラックユーモア満載の世界観にローグライクとオートバトルを組み合わせたシステムの個性的なストラテジーゲームです。

育成した部隊で世界中のプレイヤーとPvPランキングを競う「お山の大将」もユニークでローグライクにとどまらないやり込み要素を備えています。

ローグライク好きオートバトラー好きシミュレーションゲーム好きなら、一度は遊んでみる価値のあるタイトルです。

なお、本作はPC、モバイル、各種コンソールと幅広いプラットフォームで遊べますが、個人的には、パッド操作よりもマウス操作やタッチ操作でのプレイが直感的でしっくりきましたのでPC版やモバイル版のほうがどちらかといえばおすすめです。

以上

『Despot's Game』のレビューでした。

 

↓ブログランキングに参加しました!

バナーをクリックするとこのブログにポイントが入ります!(1日1回)


ゲームレビューランキング
にほんブログ村 ゲームブログ ゲーム評論・レビューへ
にほんブログ村