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重曹エビマヨコーン(JEMC):レビュー記事250本以上

「Crime Scene Cleaner」レビュー

犯罪現場清掃シミュレーター

271本目のゲームレビューです。

評価

81点

〇かなりの良ゲー

散らかって汚れた現場を黙々と元通りきれいな状態にするのが楽しくて延々とやってしまいます。

『Crime Scene Cleaner(クライム シーン クリーナー)』とは

発売日・対応機種

発売日 対応機種
2024年8月14日 PC(Steam)
2025年4月17日 Xbox Series ※

※GAME PASS対応

どんなゲーム?

ポーランドに拠点を置くゲーム開発スタジオのPresident Studioが開発する犯罪現場を舞台としたハウスクリーニングシミュレーター

感想など

犯罪現場清掃シミュレーター

『Crime Scene Cleaner』は、そのタイトルのとおり、裏社会に雇われた掃除屋として、殺人現場に赴き、遺体を処理し、血痕を拭き取り、痕跡を消していく職業シミュレーションゲームです。

凄惨な現場をきれいに清掃する

職業シムとしてはハウスクリーニング系で、高圧洗浄機で汚れを落とす『パワーウォッシュシミュレーター』やリフォーム作業で部屋をキレイにする『ハウスフリッパー』に近い感触があります。

一言でたとえるなら、「汚れ」「血」に置き換わった『パワーウォッシュシミュレーター』とも言えるでしょう。

パワーウォッシュのような高圧洗浄機

センシティブな内容に注意

『Crime Scene Cleaner』は、『パワーウォッシュシミュレーター』のようなクリーニング系ゲームが好きな人であれば同様に楽しめる作品ですが、舞台が殺人事件現場であることから、内容にはセンシティブな描写が多く含まれています。

リアリティはある程度抑えられているものの、周囲に飛び散った血痕や、無惨に放置された遺体などのビジュアルは非常にショッキングです。

ホラー演出こそあまりないものの、バイオレンスな表現が苦手な方は、プレイ前に注意が必要です。

センシティブな内容に注意

クライム系のストーリー

本作は、同ジャンルのシミュレーターゲームと比べて、ストーリー面にも力が入っています。

プレイヤーが操作する主人公のコヴァルスキーは、妻に先立たれ、病気の娘を抱えるシングルファーザーで、娘の高額な治療費を稼ぐため、裏社会の清掃請負人という危険な仕事に身を投じています。

しかし、彼はけして善良な人間とは言いがたく、病気の娘のためという理由を免罪符に殺人事件の証拠隠滅という犯罪に加担する仕事を淡々とこなしていきます。

家族写真

また、本作は主人公が喋ります。

コヴァルスキーは皮肉屋で清掃の仕事中もことあるごとにユーモアのある皮肉をこぼします。

物語全体には暗く張り詰めた空気が漂っていますが、コヴァルスキーの皮肉めいたユーモアや、娘のために奮闘する姿勢が、その重苦しさや罪悪感をうまく中和してくれています。

さらに、各ステージで訪れる現場には、なぜこのような事件が起こったのか、何があったのかというストーリーが展開されており、事件現場の裏にあるドラマを見せてくれるのが面白いと思いました。

現場に残されるストーリー

本作は、パワーウォッシュシミュレーターが好きで、かつセンシティブな内容に抵抗がなければ、おすすめしたいゲームです。

汚れを落とす気持ちよさに加えて、事件の裏にあるドラマや、皮肉屋の主人公コヴァルスキーのキャラクターなど、本作ならではの面白さもあります。現在はGame Passにも対応しているので、気になった方はぜひ一度プレイしてみてください。

以上

『Crime Scene Cleaner』のレビューでした。

 

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