275本目のゲームレビューです。
個人的な評価
??点 ※総合スコアはレビューから30日後以降に更新されます。
〇良ゲー
融合を重ねるとチート級のカードができるのが楽しいです。
発売日・対応機種
発売日 | 対応機種 |
2025年5月15日 | PC(Steam) |
どんなゲーム?
おそらく中国の個人ゲーム開発者のLing氏の開発・販売するデッキ構築系ローグライトゲーム
感想など
デッキ構築ローグライト
『Trizon』は、あらゆる生物がカードとなった世界で唯一カード化から解放された主人公「杉」となってカード世界を生き残るためカード対戦を繰り広げるデッキ構築型ローグライトゲームです。
「デッキ構築型ローグライトゲーム」というと真っ先に思い浮かぶのが『Slay the Spire』(スレスパ)で、今や類似のシステムを搭載したスレスパ系デッキ構築ローグライトが大量に溢れています。しかし、本作のカード対戦は、カードを設置した正面にある相手のカードとオートバトルするルールで『Inscryption』に近いシステムとなっています。
カードは、生物を自分の場に設置するユニットカードと使用したその時に場やユニットに効果を発揮するスペルカードの2種類があります。
いずれのカードも使用するには、消費コストの数だけ場に出ているユニットを生贄にする必要があります。
当然、強力なカードほどコストは高く、コストの低いカードは相応に弱いです。しかし、強いからといってコストが高いカードばかりのデッキにすると、盤面になかなかユニットを出せず苦労しますので、低コストのカードも併用し、バランスを意識したデッキ構築が攻略の鍵となります。
融合で最強カードを作る
『Trizon』の最大の特徴は、カードの融合です。
2枚のカードを融合させることで、両者の体力・攻撃力・コスト・特殊能力を足し合わせた新たなカードが誕生します。
たとえば、敵を倒すと1ドローの「ネコ(2/1)」と敵を倒すと手札に戻る「ハンター(6/2)」を合体させると、「敵を倒すと1ドローして手札に戻るネコハンター(8/3)」になります。


さらに、この「ネコハンター(8/3)」に敵を倒すとプレイヤーの体力が回復する能力を持つ「吸血鬼(5/7)」を混ぜれば、「敵を倒すと1ドローしてプレイヤーの体力を回復して手札に戻る吸血鬼ネコハンター(13/10)」というハイスペックなカードなります(ただし、コスト2の「吸血鬼」を融合すると、併せてコスト4の激重カードになる)
カード効果には相乗効果(シナジー)が働きやすいものが多く、なかでも氷結系カードのシナジーは特に強力です。
たとえば以下のようなものがあります
雪だるま:場に出た時、凍結状態になる。自身が凍結された時、「雪玉」のスペルカード入手
イグルー:自身が凍結された時、シールドを得る
ペンギン:生物が凍結された時、体力と攻撃力+1
氷琥珀 :生物が凍結された時、1ドロー
北極 :場に出た時、凍結状態になる。凍結が解除されたとき、凍結状態になる。毎ターン呪文ダメージ+2
たとえば、毎ターン自分自身を凍結しつづける「北極」に自身が凍結された時にシールドを貼る「イグルー」を融合して「北極イグルー」にすれば毎ターン自分自身にシールドを貼り続ける鉄壁なユニットが誕生します。さらに「氷琥珀」を混ぜれば毎ターン1ドローのおまけ付きです。
ちなみに私がいろいろと盛りに盛って作ったカードはこちら。
「雪だるまヒトデキノコイグルー農家宅配」
このカードは、初期手札に必ず入り、出した瞬間に凍結しながら雪玉を得てシールドを貼り、攻撃に耐えたらヒトデを召喚、ターン開始時にキノコを手札に加え、ターン終了時にドローする効果を持っています。
これだけでも十分わけがわかりませんが、ここからさらに融合を繰り返して最終的には、「雪だるまヒトデキノコ(2)イグルー農家宅配反物質ネコハンターカニ死者蘇生」になりました。
あとは「イグルー北極生贄子ヤギトリ宅配氷琥珀雪玉(3)風の精」も強かったですね
このようにカードを融合しまくってできた最強カードで敵を圧倒していくのがこのゲームの醍醐味です。
ストーリーは正直よくわかりませんでしたが、とても面白いゲームなのでプレイして見る価値はあると思いました。
以上
『Trizon』のレビューでした。
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