277本目のゲームレビューです。
個人的な評価
??点 ※総合スコアはレビューから30日後以降に更新されます。
〇良ゲー
華麗なアクションと美麗なグラフィックで出来の良いプラットフォーマーです。
『Symphonia(シンフォニア)』とは
発売日・対応機種
発売日 | 対応機種 |
2024年12月6日 | PlayStation5(4)/Xbox Series/PC |
どんなゲーム?
フランスのインディーゲームスタジオSunny Peakが開発する2Dプラットフォームアクションゲーム
感想など
トゲトゲ潜り抜けプラットフォーム
『Symphonia』は、音楽が生命とエネルギーの源である地を舞台に、バイオリンを携えた謎の演奏家フィレモンを操作し、トラップだらけのステージを駆け抜けていく2Dプラットフォームアクションです。
本作で主人公のフィレモンの行く手を阻むのは、主にトゲトゲなどの地形トラップであり、マリオで言うところのクリボーやノコノコなどの敵キャラクターは存在しません。
敵キャラクターは存在しないと言っても、地形ギミックの配置は容赦なく、ステージを突破するには精密な操作とトライアル&エラーによる繰り返しでパターンを覚えていくことが要求されます。
ただし、ゲームとして何回もミスしてやり直すことを前提とした設計となっているので、ミスしてもすぐ直前のチェックポイントから再挑戦できるやり直しがしやすい仕様になっています。
ようは、本作は高難易度プラットフォーマーの『Celeste(セレステ)』と同じジャンルに分類される2Dアクションゲームです。
バイオリンの弓で繰り出す軽快アクション
『Symphonia』のアクションは、ジャンプとバイオリン弓を使ったアクションが基本です。
バイオリンの弓では地面をつついて大きく飛び上がったり、クッション状のギミックに挿してカタパルトのように飛び出すアクションが可能です。個人的にはバイオリニストが自身の楽器を演奏以外で使うんじゃねぇと言いたいところですが、まぁそこら辺はゲームとして面白い要素になっているので容赦しましょう。


ほかにも、グラップリングや空中でフワッと舞うアクションがあり、これらの多彩なアクションを駆使して過酷なトラップ地帯を乗り越えていきます。
なお、横スクロールアクションでおなじみの2段ジャンプは、難易度緩和要素としてオプション設定でオンにすることにより使用可能になります。ただし、基本的には2段ジャンプなしで全てのステージが突破できる設計になっているので、まずは素の操作で挑戦してみて、難しいと感じたらオンにすると良いでしょう。
アクションは、どれもスピード感があるのでトゲトゲの地形をスレスレでテンポよく通れたときなどは爽快感があります。
難易度はセレステほど難しくはありませんが、メダルや隠し部屋などの収集要素のチャレンジはそれなりに高難易度です。
ただ、これらのチャレンジ要素は、ストーリーの進行段階で使用できないアクションを前提として配置されているものもあり、挑戦はできてもクリアできないものがあるのは正直微妙だと思いました。
一旦お預けで、クリアしてからまた戻ってきてというのは萎えるので、基本的には、ストーリー上そこに到達できた時点の手持ちのアクションでクリアできるものにするべきでしょう。
美しい音楽と美麗なグラフィック
『Symphonia』は、芸術をテーマに掲げた作品であり、その名にふさわしく、音楽とグラフィックの両面に強いこだわりが感じられます。
音楽面では、フランスのプロオーケストラ団体「Scoring Orchestra Paris」が演奏を担当しており、ゲーム全体にわたって荘厳で美しいサウンドが流れ続けます。
ビジュアル面も音楽に負けず劣らず印象的です。細かく描き込まれながらも柔らかいタッチの絵で、機械仕掛と楽器が組み合わさった幻想的な世界観が見事に表現されています。
なかでも、音楽とともに季節が移り変わるチャプター2のステージの演出が印象的でした。


高難易度プラットフォーマーとしての挑戦性と、芸術作品のような絵と音楽で楽しませてくれる本作は、短編ながらもよくまとまった完成度の高いゲームであると感じます。
以上
『Symphonia』のレビューでした。
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