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「Crescent Tower ~クレセント・タワー~」レビュー

8bit機風本格ダンジョンクロウルRPG

291本目のゲームレビューです。

個人的な評価

78点

〇良ゲー

レトロライクながら今どきのプレイしやすさも取り入れて、お手軽に楽しめるダンジョンクロウルとなっています。

転職を活用したキャラ育成が楽しいですね。

『Crescent Tower ~クレセント・タワー~』とは

発売日・対応機種

発売日 対応機種
2025年8月20日 PC(Steam)
2025年11月20日 Switch

どんなゲーム?

日本のインディーゲームデベロッパーのかれーころっけ氏が開発する8bit機風本格ダンジョンクロウルRPG

感想など

8bitゲーム機風ダンジョンクロウル

『Crescent Tower』は、ファミコン時代のファイナルファンタジーを彷彿とさせる戦闘画面を特徴としたダンジョンクロウル型のRPGです。

当時のゲームに夢中になったファミコン世代なら、このヴィジュアルと音楽に興味を惹かれるのではないでしょうか。

8bit機風の画面

同じようにレトロなFF風バトルを取り入れたゲームはいくつかありますが、その中でも特に本作に近いのがShiromofu Factory氏製作の『Dungeon Antiqua(ダンジョンアンティーカ)』です。

どちらもドット絵時代のファイナルファンタジーから強い影響を受けたバトルシステムを採用したダンジョンクロウルであり、それぞれに違いはあるものの、『Dungeon Antiqua』を楽しんだ人なら本作もきっと楽しめるでしょうし、本作を気に入った人には『Dungeon Antiqua』もおすすめできます。

jemcgames.com

レトロとモダンの両立

『Crescent Tower』のレトロ感はビジュアルだけでなく、難易度やゲームシステムの一部にも表れています。

たとえば戦闘でキャラクターが死亡した場合、近年のゲームでは戦闘終了後にHP1で復活するケースが多いのに対し、本作では教会で蘇生アイテムと多額のゴールドを支払わなければ復活できません。

蘇生費用は、レベル × 100Gと高額で、複数人が倒れると所持金をすべて失っても足りなくて詰みかけるなど、まるで初期のドラクエを思わせる厳しさです。

復活には大金が必要

一方で、今時の遊びやすさも盛り込まれています。

ダンジョンから出るたびにオートセーブされるほか、中断セーブ機能も搭載しています。ダンジョン内にはショートカット用のエレベーターがあり、途中で街に戻ってもすぐ同じ場所から探索を再開できます。

さらに親切なのは、ダンジョンから戻った際、自動的にHPやMPが無料で全回復する点です。

また、難しいのは苦手という人のために、よりマイルドになったModern(モダン)モードもあります。こちらの難易度ならば、敵の攻撃で受けるダメージはかなり減り、取得する経験値も2倍になるのでサクサクとゲームを進めることができるようになります。

ただし、難易度モダンにすると画面右上に「難易度モダンでやってんじゃねーよ」と言わんばかりに「Modern」と表示される妙な圧があります。

右上にモダンの表示

難易度レトロでも、そこまで凶悪な難易度ではないのでどちらにしようか悩んでる程度の人であればレトロを選んでも大丈夫だと思います。

恐怖のレベルドレイン

本作のレトロライクなシステムの中でも特にエグいのが、アンデッド系モンスターの通常攻撃に付与されるレベルドレイン効果です。

文字通り、せっかく上げたレベルが下がってしまいます。しかも戦闘終了後に回復することはなく、そのまま残ってしまいます。

恐怖のレベルドレイン

対策としては、僧侶のディスペルや賢者のおはらいでアンデッドを消す、あるいはレベルドレインを無効化する「まもりのゆびわ」を装備する方法などがあります。

ただし、僧侶の素早さが足りなかったり、指輪を買う資金が不足していたりする状況ではどうしても被弾してしまい、一生懸命上げたレベルが下がって絶望するプレイヤーもいるでしょう。

ディスペルも100パーセントではない

しかし、実はこのレベルドレイン、メリットもあります。レベルが下がってもパラメータは下がりません。そして、レベル低下時は、あと少しでレベルアップする状態になっています。

つまり、レベルドレインをくらう→すぐにレベルアップするを繰り返すことによって、大きくステータスを上げることができるのです。

本作のこのシステムはあくまで仕様ですが、当時のバクを利用した裏技みたいで面白いですね。

育成が楽しい

『Crescent Tower』で私が特に気に入っているのは、キャラクターの育成です。

序盤に獣人のマックスとエルフのネネを仲間にして「ゆうきのあかし」を入手すると、冒険者ギルドが利用できるようになり、自由にキャラクターを作成できるようになります。マックスやネネを外して、別のキャラクターに入れ替えることも可能です。

探索に便利なスキルを覚える盗賊探検家、回復魔法の僧侶、HPが伸びる戦士など、どのような編成で行くのかを考えるのは悩ましいながらも楽しいところです。

さらに、本作では転職を利用したキャラの育成があります。

たとえば戦士でHPを大きく伸ばしてから魔法使いに転職したり、僧侶で回復魔法を覚えさせてから盗賊に転職したりと、組み合わせ次第で育成の幅は大きく広がります。転職を繰り返すたびにキャラクターが着実に強くなっていく実感があり、この成長の積み重ねが大きなモチベーションになっていきます。

転職でキャラを再育成

キャラクターの育成にはダンジョンの低層にいるNPCがつかえます。 このNPCは話しかけると情報をくれるだけでなく、盗賊でアイテムをぬすんだり、獣人のたいあたりで戦闘をけしかけたりできます。

倒すと結構な経験値とたまにゴールドやアイテムをくれるので効率がいい上、倒したり盗んだりしても怒られません。

ただし、上層にいるNPCはかなり強いので注意が必要です。

NPCから盗んだり養分にしたりする

まとめ

 

『Crescent Tower』は、レトロな雰囲気を大切にしながら、現代のプレイヤーにも配慮された遊びやすさを兼ね備えたダンジョンクロウルRPGです。

ファミコン時代を思わせる戦闘画面や厳しいゲームバランスは、往年のRPGに親しんだ世代には懐かしく、同時に新鮮に感じます。

昔ながらの骨太さと、現代的な遊びやすさの両方を味わえるゲームとして、レトロRPG好きはもちろん、手応えのあるダンジョンクロウルRPGを楽しみたい人にもおすすめできます。

以上

『クレセント・タワー』のレビューと感想でした。

 

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