
295本目のゲームレビューです。
個人的な評価
78点
〇良ゲー
沢山ある8番ライクの中でも高いクオリティのゲームだと感じました。
『新幹線 0号(Shinkansen 0)』とは
発売日・対応機種
| 発売日 | 対応機種 |
| 2024年3月23日 | PC(Steam) |
どんなゲーム?
日本のインディーゲーム開発チームのChilla’s Art(チラズアート)が開発・販売する8番ライク異変探しゲーム
感想など
新幹線車内の異変探し
『新幹線0号』は、新幹線の車内を舞台に、中の異変を探しながら7号車から0号車の先にある運転席を目指すという、いわゆる8番ライクゲームです。
このジャンルのゲームでは、グラフィックのリアルさがとても重要です。
現実に近い描写であればあるほど、没入感が高まり、リミナルスペースの不気味さが際立ちます。この点で元祖たる『8番出口』は非常に優れたフォトリアルな描写で後発の下手な類似作を寄せつけませんでした。
今回レビューする『新幹線0号』はというと、グラフィックの面で遜色はなく、8番出口に匹敵するリアルな描写で新幹線の車内を再現しています。特にトイレなど細部の作り込みには強いこだわりが感じられます。
8番ライクゲームは、すでに数多くリリースされていますが、本作のグラフィックはその中でも頭一つ抜けていると思いました。
ほどよい怖さと難易度
本作を開発したチラズアートは『夜間警備』や『地獄銭湯』など数々のホラーゲームを手がけてきたインディーゲームスタジオです。
『新幹線0号』も同社らしいホラー要素が随所に盛り込まれており、しばしば恐怖を感じさせる演出が挟まれます。
多くは、8番出口のようなリミナルスペースの恐怖演出ですが、軽いジャンプスケアのようなホラーな演出もあり、8番出口よりも怖くなっています。
とはいえ、ホラーが極端に苦手でなければ怖すぎることはなく、ほどよい恐怖体験として楽しめると思います。

異変探しの難易度は、難しいものは多くありません。
よく見なくても気づく程度の簡単なものが多く、中には、入った瞬間にすぐわかるあからさまな異変もあります。
このため、本作は異変を探すよりも異変そのものを体験して楽しむことに重点が置かれているようでした。
2段構えの異変探し
本作は、新幹線の7号車からスタートし、0号車の先を目指すのが目的で、最初にプレイした印象では8番出口と同程度のボリュームに思えました。
しかし、この車両を抜けると今度はグリーン車での異変探しが始まります。

グリーン車には、真っ黒な姿で緑色に目を光らせる人物や、デスクトップ画面に向かってタイピングを続けるOLなど、癖の強い乗客が登場し、怖さも難易度もほんのり上昇します。
ただ、個人的にはこうした演出はかえって、リミナルスペースの雰囲気が損なわれるのでイマイチにも感じました。

グリーン車も普通車と同じくらいの数の異変が用意されているので、最終的に本作は8番出口の2倍くらいのボリュームになっています。
登場人物との交流もあるストーリー
8番ライクゲームにおいてストーリーは「異質な空間に迷い込んだ」程度の設定で済ませるケースが多いですが、『新幹線0号』には意外としっかりとしたストーリーが用意されています。
さらに、新幹線の車内には会話できる人物も登場し、会話を通して物語が進む場面もあります。


ストーリーが大きく語られるのは、エンディング2(いわゆる真エンド)のルートです。
このルートは、グリーン車を通過して運転席にある停車ボタンを押したあと外には出ず(外に出たらエンディング1)、普通車で眠っていた女性に話しかけることで入れます。

通常のプレイでは気づきにくいルートですが、見ごたえのある結末が用意されていますので、まだエンディング1しか見てない人は、ぜひこちらも見てみてください。

以上
『新幹線0号』のレビューと感想でした。
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