
302本目のゲームレビューです。
個人的な評価
??点 ※総合スコアはレビューから30日後以降に更新されます。
〇かなりの良ゲー
細かい不満点は沢山ありますが、ゲームとしてはドラクエらしい楽しさを十分に味わえました。
もはや別ゲーと言えるほど追加ストーリーで肉付けされているのが素晴らしい。
『ドラゴンクエストI&II』とは
発売日・対応機種
| 発売日 | 対応機種 |
| 2025年10月31日 | PlayStation5/Xbox Series/Switch/PC |
どんなゲーム?
ドラゴンクエストシリーズをHD-2Dで表現したリメイク版ドラクエの『ドラゴンクエストⅢ』に続く第2弾で、『ドラゴンクエストⅠ』と『ドラゴンクエストⅡ』の2本のHD-2Dリメイク作を収録したゲーム
感想など
本記事では、収録されている『ドラゴンクエストⅠ(ドラクエ1)』と『ドラゴンクエストⅡ(ドラクエ2)』の2本のタイトルのうち、ドラクエ1のレビューを扱います。
ドラゴンクエストシリーズのリメイク及びHD-2D技術については、「HD-2D版ドラクエ3リメイク」の記事で触れていますので、併せてご覧ください。
jemcgames.comここでは、リメイクドラクエ1の良かった点と悪かった点をシンプルに述べようと思います。
良かった点
リメイクドラクエ1良かった点は、オリジナルの『ドラゴンクエスト(FC版・SFCリメイク版)』から、新しいシナリオが大幅に追加されていることです。
たとえば、原作ではリムルダールの町で買うだけで特にイベントはない「かぎ」の入手ですが、本作ではかぎの種類が「とうぞくのかぎ」と「まほうのかぎ」の2種類になり、洞窟でカンダタを助けてとうぞくのかぎ、リムルダールで鍵屋の依頼でドワーフを助けてまほうのかぎを入手する流れになっています。

また、妖精の隠れ里に住む妖精たちの力を借りて5つの紋章を集めて精霊ルビスを召喚するというシナリオも追加されています。そして、追加シナリオが増えたことで多くのシナリオボスも追加されました。
このため、本作は過去作のリメイクでありながらも、完全新作をやっているかのようなワクワク感を持ってプレイすることができます。

追加されたシナリオは、一部の展開がやや茶番めいていたり、妖精キャラクターに虫唾が走る部分もありましたが、全体としてはよくできており、先が気になる展開で楽しめました。

もう一つ良かった点は、ローラ姫との2人旅です。
沼地の洞窟でローラ姫を救出したらラダトーム城には戻らず、そのままローラ姫を抱きかかえた状態でクリアまでゲームを進められることが可能です。

これはオリジナル版から存在する仕様ですが、本作では、ローラ姫との掛け合いが大きく増えて旅が楽しくなっています。
ストーリー進行においても、勇者が喋らない代わりにローラ姫が話をしてくれるため、ある種の狂言回しの役割を果たします。
もちろん、大陸各地の宿屋を巡って「ゆうべは お楽しみでしたね。」を聞くことも可能です。

しかし、ここには罠があります。
ローラ姫との2人旅は、ラダトーム城に足を踏み入れた瞬間、ローラ姫が強制離脱してしまいます。
このため、ローラ姫救出前にラダトーム城でストーリー上必須のアイテムを取っておく必要があります。
それが「たいようの石」です。
このアイテムをローラ姫救出後に取りに行こうとすると、絶対にラダトーム城に足を踏み入れる必要があります。
つまり、これ以上ローラ姫を城に帰さずにはストーリーを進行することができません…。
はい

やってしまいました。
いやぁ…正直膝から崩れ落ちましたね…。
ただ連れ回せるだけのオリジナルとSFCリメイク版と違い、本作はローラ姫がいるといないとで結構変化があっただけに残念です(´;ω;`)
ローラ姫帰還イベントの発生条件はラダトーム城に入った瞬間じゃなくて2階に上がった瞬間でよくないですか?アプデで何とかなることを期待したいですね。
2人旅自体はとても楽しく、本作ならではの追加要素も多いことから非常に満足度が高いです。
もし、まだローラ姫救出していなくてこれからの人はラダトーム城でたいようの石取ったのを必ず確認してから向かってください。
そうすれば、ローラ姫との楽しい旅をずっと続けることが可能です。
悪かった点
悪かった点はズバリ戦闘です。
先に言っておきますが、難しすぎるからとかではありません。本作の難易度やバランスについて詳しくは後述しますが、そこまで高難易度ではないと思っています。
難しいとか簡単とか以前に敵の攻撃が嫌がらせすぎておもんないのです。
勇者が1人に対し、敵が複数という状況なのに、ここからさらに敵が2回行動とかするのも腑に落ちません。いやいや1ターン2回行動が必要なのはコッチでしょう。ズルくない?
敵の行動も妨害や遅延を招く攻撃が多いです。幻惑、眠り、麻痺、混乱盛り沢山です。ある意味デバフより面倒くさい回復持ちも多くてマジでウザいです。嫌がらせの詰め合わせです。
たとえば、複数の敵が出現した1ターン目、
勇者が攻撃
→ 敵が2回行動でそのダメージをホイミで回復しつつ攻撃
→ 別の敵がマヌーサやらルカニ
→ さらに別の敵が勇者を集中攻撃
…といった感じの一方的タコ殴りな状況で非常におもんないです。
戦闘シーンの8割、敵の行動を見せられてるだけというのもテンポが悪くなってイライラします。
やっぱり、パーティー組んで戦う前提のものを縛りプレイしてる感が強いんですよね。そういうやりこみが好きな人ならいいと思いますが…
一人旅はドラクエ1のアイデンティティかもしれませんが、ホイミンくらいはつけて欲しかったです。

あと、ボス戦もおもんないです。
HPが多すぎだし、初見殺しも多すぎです。
バラモスとかムドーみたいなストーリー上ターニングポイントにいる大ボスクラスならタフでも良いとは思うんですが、あくまのきし程度のポジションのボスにあんなにHPいりません。
倒すのか倒されるのか、どっちでもいいからさっさと終わらせてくれ(^_^;)
そして、これらを数多く含んだスーパーおもんないのが終盤に戦うボスのエクソダスです。
エクソダスじゃなくてエクソボスに改名したほうがいい。

おもんないのは「毎ターンHP自動回復」と「うけながし」です。
特に本作の敵のうけながしは、他のボスも使ってきますが、「どうだ、バフ乗せた一撃そのまま返しちゃうんだぜーウケるだろ」という、開発側のしてやったり感が漂っていて痛々しいです。
ですが一応、コイツは攻略法があります。
それは「固定化されている行動パターンを覚えて合わせる」です。
行動パターンを読んで、
- うけながしをするターンに合わせて回復
- うけながしをしないターンに合わせて攻撃
です。
開発者側もこういう戦い方を想定してボスにこの特技を使わせているかもしれません。
実際、ローテを読んで合わせられれば面白いでしょうし、読まずに跳ね返されてたらおもんないのは当然です。
ただ、行動ローテを覚えて合わせるなんて、やりこみ勢がやるニッチなテクだからね…
クリア後のエンドコンテンツならともかくそこいらの中ボスにこれを入れ込むのはアカンと思いました。
難易度について
難易度については、あまりの難しさから「死にゲー」と揶揄する人もいますが、実はドラクエらしい難しさから逸脱するほどの高難易度ではないと私は思います。
開発者側の想定するレベル帯と、意図する戦い方をすれば、白熱して楽しいバトルとして成立するように調整されています。
逆に、ゲームの意図する攻略方法以外では極端に難しくなります。
特にボス戦は初見殺しが多く、「まずは1度負けて試行錯誤して対策を立ててから再挑戦してね」というデザインが目立ちます。
このため「死んでは再挑戦」が多くなり、本作を「死にゲー」と評するのは言いえて妙な気もします。
それでも私がそこまで高難易度ではないと思うのは、理由があります。
それは、レベルを上げれば大体どうにかなるからです。
ドラゴンもあくまのきしもエクソダスもレベルを十分に上げてから戦えば普通に勝てます。
レベリングも無茶な作業で長時間を費やすほどでもありません。
もっとも、それはこのゲームが本当に提供したいボス戦の楽しさではないのかなという気もします。
そういう意味でもやはり本作の戦闘は私の好みではないですね。
結局のところ
不満点の方を多く書いてしまいましたが、結局のところ、このリメイクドラクエ1はどうだったのかというと、
面白かったです!(掌返し)
十分に楽しめましたし、満足度も高いです。
まぁ期待値がそんなに高くなかったというのもあります。そもそも買う予定なかったし、本命はドラクエ2の方で、1はオマケくらいに思っていました(^_^;)
でも意外や意外、ドラクエらしさを残しつつも大幅な追加シナリオやアレンジで完全新作のようなドラクエを新鮮な気持ちで楽しめました。
HD-2Dの美麗なグラフィックや音楽、そして、現代的に遊びやすく調整されたシステムも非常に良かったです。
バトルに関する愚痴は、よくハマったゲーム特有の「いやー面白かったけど、ここだけは何とかしてほしかった」ってやつが暴走したものだと思ってください。
余談ですが、ドラクエ2では仲間が加わりパーティーバトルになるため、戦闘に関する多くの不満点はほぼ解消されています。

以上
『ドラゴンクエストI&II』のレビューと感想(ドラクエ1編)でした。
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