
303本目のゲームレビューです。
個人的な評価
??点 ※総合スコアはレビューから30日後以降に更新されます。
〇神ゲー
ドラクエ1リメイクの戦闘の不満点がほぼ解消されたことで非常に満足度の高いゲームとなりました。
やはり2が本命!
感想など
本記事では、収録されている『ドラゴンクエストⅠ(ドラクエ1)』と『ドラゴンクエストⅡ(ドラクエ2)』の2本のタイトルのうち、ドラクエ2のレビューを扱います。
ドラクエ1のレビューはこちら
jemcgames.comなお、キャラ名はサイレントヒルfが元ネタで、ローレシアが「しみずひなこ」、サマルトリアが「いわいしゅう」、ムーンブルクが「きつねめんのひと」、サマル妹が「にしだりんこ」となっていますのでスクショではご留意願います。

ドラクエ1を大きく超えるボリューム
『ドラゴンクエストI&II』は、ドラクエ1とドラクエ2の2本のリメイクタイトルが遊べますが、ドラクエ2はドラクエ1以上のボリュームとやりこみ要素があります。
ドラクエ1リメイクももはや新作といえるほど大量の追加シナリオでボリュームアップしていましたが、ドラクエ2リメイクでも深海に潜って人魚を助けたり、クリア後のストーリーが用意されていたりと、新しい展開が多く追加されています。
アレフガルド大陸のラダトーム以外の町も本作ではちゃんと存在していて入れるようになっているのも嬉しいですね(※)

このような、多くの追加要素によってプレイ時間はドラクエ1の約2倍から3倍程度のボリュームになり、ドラクエ2リメイクはこの1本だけでも十分に遊び尽くせる満足度の高いリメイクとなっています。
※ドラクエ2(FC版・SFC版)のアレフガルド
ドラクエ2ではドラクエ1の舞台であるアレフガルドの大陸が世界の一部として丸々入っているが、コンパクト化された影響で、ラダトーム以外のガライやリムルダールといった町はなくなっていた。
サマルトリアの王女が仲間に
ドラクエ2リメイクのアレンジ要素の最大の目玉は、なんと言ってもサマルトリアの王子の妹であるサマルトリアの王女が4人目の仲間になることです。
まだ子供ながら前向きで元気な彼女は、兄であるサマルトリアの王子とはまた違ったタイプのムードメーカーとしてストーリーを盛り上げてくれます。



さらに、ゲーム面でも、バトルに加わるキャラが一人増えたことで戦略性が増し、より楽しい戦闘になったと感じました。
サマルトリアの王女は素早さが高く、ブーメランや鞭による範囲攻撃の豊富で、回復や補助までこなせます。
さらに双竜打ちを覚えれば、アタッカーとしても申し分ない火力を発揮します。

ストーリーでもバトルでも想像以上の活躍を見せた彼女の抜擢は、大成功だったと言えるでしょう。
不満点が大きく解消されたバトル
ドラクエ1リメイクは、1人対多数で一方的に敵の行動ばかりの戦闘に不満が大きかったのですが、ドラクエ2リメイクではパーティーバトルになったことで、その不満点がほぼ解消されています。
リメイクでボスや強敵は増えていますが、4人目の仲間が加わった上に、サマルトリアの王子が超絶強化されているおさげで、FC版やSFC版よりむしろカジュアル寄りの難易度に感じました。

また、レベルアップによるステータス上昇が大きいので、レベルを上げれば強敵相手でもどうとでもなる点はドラクエ1と同じです。
ただし、レベル上げが楽しいからとやりすぎるとバランスが崩れます。
私の場合は、船入手後に敵が一気に強く感じてレベリングをした結果、レベル45まで上げてしまい、その後はヌルゲーになってしまいました。

勇者サマルトリアの王子
いつもはヘタレ扱いされがちなサマルトリアの王子ですが、今回のリメイクでは、かなり優遇されています。
まず、勇者の象徴ともいえる魔法のギガデインとベホマズンを習得し、特技ではギガスラッシュまで使えるようになります。また、魔法が使えない脳筋ゴリラでも扱えそうなさみだれけん(低コストで優秀な全体攻撃)までサマルトリアの王子専用になっています。
さらに、ドラクエ2のチート武器として有名な「はかぶさの剣」も、FC版はローレシアの王子専用だったものが、今回はサマルトリアの王子専用武器になってます。

相対的に冷遇されているのは、ゴリラとムーンブルクの王女です。
たとえば全体を攻撃する特技・呪文を見ても、サマルトリアの王子はギガスラ、さみだれけん、ムーンサルト、ギガデイン、マヒャドといった派手で強力な全体攻撃を習得できますが、ローレシアの王子が覚える全体攻撃の特技は石つぶてです。
また、ローレシアのゴリラ専用の特技ばくれつけんは、そこそこ強い特技ですが、その上位版とも言える性能のつるぎのまいはサマルトリアの王子だけが習得できます。
いやいや、さみだれけんとつるぎのまいはローレシアの王子のほうが相応しい特技じゃないですか?
剣のエキスパートなのにはかぶさの剣を装備できないのも謎です。
挙げ句の果てに、サマルに習得できなくてローレに習得できる特技がぱふぱふという始末です。
開発はローレシアの王子がよほど嫌いなのでしょうか。

ムーンブルクの王女も悲惨です。
まず、初期スキルからしてとおぼえ、あなほり、いぬのはなと公式に犬ネタで弄られています。
しかし、一番不可解なのは、FC版とSFC版ではムーンブルクの王女の回復呪文だったベホマが没収されて、サマルトリアの王子の呪文になった点です。復讐にこだわりすぎて、癒やしの呪文まで失くしちゃったんですかね?
リメイクでは、終盤のHPは全員500前後もあるのでベホイミの回復量では全然足らないし、なんとべホイムすら覚えません。
明らかにムーン下げ・サマル上げの仕様変更です。
挙げ句の果てに、サマルに習得できなくてムーンに習得できる特技がぱふぱふという始末です。
開発はムーンブルクの王女の扱いをどうしたかったのでしょうか。

しかし、強い弱いで言えば、この二人が決して弱いというわけではありません。
ローレシアの王子は力のステータスがとにかく高く、サマルトリアの王子がはかぶさの剣を装備していたとしても、最終的な攻撃力はローレシアの王子が100以上も上回ります。純粋な殴り合いにおいて、ゴリラは圧倒的に強いのです。
ムーンブルクの王女も、いぬ系特技はネタでなく普通に便利ですし、ボス戦では、魔力かくせいとビーストモードを絡めたイオナズンが非常に強力です。
なお、ムーンブルクの復讐と魔物への憎悪が強くなった性格改変については、ちゃかしてますが、個人的にはアリです。というか、勇者の成長を描く物語として、非常に良い改変だと思います。
サマルトリアの王子は雑魚戦でこそギガデインやギガスラッシュで勇者らしく活躍するのですが、ボス戦になると他の3人がまともな回復を持たないため、ヒーラーなど縁の下のサポート役に回りがちです。
今回のリメイクでサマルトリアの王子が特に強化されたことは間違いありませんが、最終的には四人がそれぞれの役割でしっかり活躍できるよう調整されていると感じました
気になった点
不満点と言うほど深刻ではありませんが、気になったので触れておきたい部分がいくつかあります。
ムーンブルクの王女がベホマを使えない
前項でも述べたのでクドいかもしれませんが、なぜベホマ(ついでにベホマズンまで)をサマルトリアの王子専用にしたのかは本当に謎です。
はかぶさの剣については、ローレに使わせると強すぎてバランスが崩れるからという理由で、ギリギリ許せます。しかし、回復呪文に関しては、サマルに移す必要はなかったと思いますし、むしろサマルのほうこそべホイム/ベホマラー止まりで十分だった気がします。

完全フルボイスではない
本作は多くのイベントシーンでセリフにボイスが入っていますが、ところどころ重要なシーンでもボイスなしのテキストだけになっている場面があり、そこは正直残念でした。
1,980円のインディーゲームならともかく、フルプライスの7,678円タイトルなら、イベント部分はすべてフルボイスで統一してほしかったですね。
おあずけポイントが多い
おあずけポイントは、魔法の鍵や最後の鍵で閉ざされていて開けられない扉・宝箱のことで「今は取れないからまた後で来てね」という場所のことです。ゼルダにしろメトロイドにしろ探索アドベンチャーでは、よくあるものですが、ドラクエ2リメイクではこれが異常に多いです。
しかもダンジョンの奥深くにあったりするので、すごく気持ち悪いし面倒くさい気分になります。せっかく見つけた秘密の場所の中がまだ開けれない宝箱だった場合とかは、かなりガッカリです。
たちが悪いのはレミラーマでないと見つけられないお宝です。こちらは普通にツボか袋を見逃してるだけなのかレミラーマがないと見つけられないポイントなのかわかりにくいです。
レミラーマでないと発見できないお宝は、正直おもんないので次からはなくしてほしいですね。


アークデーモンがちっさい
まぁ、全体的に本作のモンスターはちっさくて迫力にかけるのですが、一緒に出てくるギガンテスと同等以上のサイズは欲しかったなと…
というのも、ドラクエ2のアークデーモンは、特別なんです。コイツはただのザコ敵じゃなくて、ロンダルキア最強のボス級ザコ敵なんです。FC版では、グラフィックがステータスウィンドウにまではみ出していました。
FC版をやってたおっさんからすると、この「はみ出す」ってのは、強敵の特権みたいなもので特別感があったんですよ。
今回は、なんか普通にただのザコにしれっと混ざって出てくるのでちょっと寂しかったかな…
真ん中にデデーンとボス級サイズで出てきて「何だこいつは?!1体なのにめっちゃタフだしボスみたいに強いぞ!」ってアークデーモンに復権してほしいです。

ローレシアの王子が喋らない
ドラクエの主人公なんだから当たり前でしょ…と思うかもしれませんが、今回は喋らせても良かったんじゃないかなと思ったりします。他の3人の勇者はいっぱい喋ってるし、ローレシアも喋らせた方が、若い勇者たちのコミュニケーションが描けてさらにストーリーが面白くなったんじゃないかとか妄想してしまいました。
ザコモンスターにFC/SFC版に出なかったやつが多すぎ
これ
多分、分かってくれる人少なくて反対意見で叩かれそうだからあまり言わなかった超個人的なドラクエⅠ・Ⅱリメイクの不満点
— 海老原(エビマヨ) (@nahco3ebimayo) 2025年11月19日
「ザコモンスターにFC/SFC版に出なかったやつが多すぎ」
そんなにいっぱい出さないで欲しい。なんというか雰囲気がさぁ…。マンドリルがいればあばれザルはいらんのですよ pic.twitter.com/onVkdHz6Yl
まとめ
本作は、ネット上の評判を見ても同じHD-2Dリメイクのドラクエ3よりポジティブな意見が多い印象です。
ドラクエ1については、戦闘の難易度でネガティブな声もありますが(むしろ、難しい1の戦闘のほうが好きな人もいますが…)、ドラクエ2については、バトルバランスも良好です。
さらに、様々な追加要素やシステムのモダン化によって、古典的でクラシックなゲームから、雰囲気を残しつつも、現代基準でもしっかり遊べる完成度の高いリメイクになっています。
何より、純粋にプレイしていて面白いです。私自身、「ドラクエ2ってこんなに面白かったんだ」と感心したほどでした。
HD-2Dによるドラクエのリメイクは、今後、天空編(ドラクエ4〜6)も同様に展開されていくのではないかと思います。
こちらも、ぜひ期待したいですね。

以上
『ドラゴンクエストI&II』のレビューと感想(ドラクエ2編)でした。
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