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重曹エビマヨコーン(JEMC):レビュー記事300本以上

「POOLS」レビュー

例のプール

312本目のゲームレビューです。

個人的な評価

??点 ※ 総合スコアはレビューから30日後以降に更新されます。

〇良ゲー

リミナルスペースか例のプールが好きな人におすすめです。

『POOLS』とは

発売日・対応機種

発売日 対応機種
2024年4月26日 PC(Steam)
2025年11月6日 iOS
2025年11月25日 PlayStation5

どんなゲーム?

フィンランドのインディーデベロッパーTensoriが開発するウォーキングシミュレーター

感想など

リミナルスペースウォーキングシミュレーター

『POOLS』リミナルスペースとなっている無人で不気味なプール施設を歩き回るウォーキングシミュレーターです。

リミナルスペースを題材にしたウォーキングシミュレーターというと『8番出口』がまっ先に思い浮かびますが、本作はいわゆる8番ライクゲームではありません。

8番ライクのように狭いエリアに閉じ込められて異変を探すゲームではなく、リミナルスペースの迷宮から脱出するために出口を探して歩き回るゲームです。

出口を探してプール施設を探索する

本作はサバイバルホラーではなく、あくまでウォーキングシミュレーターなので、敵キャラクターは登場しません。

さらに、8番出口のおじさんのようなNPCキャラクターも存在せず、プレイヤーは孤独です。しかし、それがリミナルスペース特有の不安と不気味さをより引立てていると感じました。

このため、ホラー要素はあまりないので、怖いものが苦手な人でも、余程苦手でなければ大丈夫だと思います。ジャンプスケアなどもありません。ただし、怖がらせにきてるなという印象のものはいくつかありました。

怖がらせにきてるなという程度のもの

また、トラップやアスレチックの類もありません。奈落に落ちた場合でも死亡することはなく、録画の巻き戻しのような演出で落ちる手前の地点に戻されるだけです。

パズルのような謎解きもありませんが、プール施設そのものが迷路のように入り組んだ構造になっており、壁や天井が床になるといったちょっとしたギミックのあるフロアも用意されています。

たまに変わったギミックも登場

このように本作は、ゲーム体験をなにかしらのアクションやパズルとするのではなく、ただひたすら歩いてリミナルスペースの雰囲気を楽しむゲームとなっています。

フォトリアルなグラフィック

『POOLS』のグラフィックは、非常にフォトリアルに描かれており、没入感を強く意識した作りになっています。

フォトリアルなグラフィック

舞台がプール施設なだけに水の表現は特に凝っており、水面のゆらめきや透明感はもちろんですが、水中に潜ってから顔を出した際の画面に水滴が滴る表現は特に印象的です。

水の滴る表現

また、単にリアルなだけでなく、リミナルスペースのもつ非日常感を匂わせる構造が作り出すアート的な景観は、まるで美術館を歩いてるような美しさや雰囲気も持っています。

アート的な景観

明確な物語はなく解釈に委ねられるシナリオ

『POOLS』には、明確に語られるストーリーは存在しません。

ただし、この施設は一体何なのか、主人公(プレイヤー)はなぜここに迷い込んでしまったのかなどは、一定の考察の余地があります。

私が注目したのは、子供が描いたような絵画の展示が、進むにつれ徐々に不気味な雰囲気の絵な変わり、最終的には少女に魔の手が伸びているようにも見える絵になるところと、駅のような場所で線路の上にぽつんと病院のベッドが置かれているところです。

これらは、主人公に何らかのトラウマや傷病があったのではないかと想像させます。

少女に手が伸びる絵

あとは、舞台がプールで水がよく出てくる点や、シナリオ#0の内容を踏まえると、なにかしらの水害か水難事故に遭った可能性を示唆するとも考察もできそうです。

所々で出てくるマネキンのオブジェもなんの説明もありませんが、なにか意味有りげな存在です。

意味有りげなマネキンのオブジェ

いずれにせよ、本作のストーリーの解釈に唯一の正解などはなく、プレイヤーが、それぞれ自由に解釈して導き出した結果を答えとしていいのだと思います。

これからプレイする人は、雰囲気を楽しみつつ、自由に考察を巡らせて、楽しめれば良いのではないでしょうか。

以上

『POOLS』のレビューと感想でした。

 

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