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「Splintered(スプリンタード)」レビュー

海外製のドラクエⅠ風RPG

314本目のゲームレビューです。

個人的な評価

??点 ※ 総合スコアはレビューから30日後以降に更新されます。

〇良ゲー

1周あたりコンパクトにまとまっていながら、ランダム要素のおかげて繰り返し遊べるドラクエⅠ風RPGになっています。

『Splintered(スプリンタード)』とは

発売日・対応機種

発売日 対応機種
2025年10月24日 PC(Steam)

どんなゲーム?

北米圏のゲーム開発者Richard Murtland氏を中心とするインディーゲームスタジオdotMake Studiosが開発・販売するファミコンのドラクエⅠ風RPG

感想など

ドラクエⅠ風のインディーRPG

『Splintered』は、海外のインディーゲーム開発者Richard Murtland氏が、ほぼ個人で開発した8bitゲーム機を思わせるドット絵スタイルのRPGです。

本作は、スクリーショットを見ても分かるとおり、ファミコン版の初代ドラゴンクエストの影響を受けており、同作に非常によく似ています。

ドラクエⅠのようなビジュアル

さらに、似ているのは見た目だけではありません。

ストーリーでの話の進み方や各エリア・マップの構造などもドラクエⅠを彷彿とさせる部分が多くあります。

たとえば、ゲーム開始時のスタート地点はヘイヴンロック城の玉座の間ですが、部屋から出るには玉座の後ろに置いてある宝箱からまほうのかぎを入手して扉を開ける必要があります。さらに、城の外に出れば、まるでドラクエⅠのラダトーム城のすぐ近くに竜王の城が見えるかのように、海を隔てたすぐ先に最終目的地の城が見える配置になっています。

ラダトームから見える竜王城のよう

ただし、本作はいたるところドラクエⅠを強く意識した作りになっていますが、ただのパクりではなく、原作へのリスペクトを感じさせるオマージュとなっています。

インディーゲームでレトロなファミコンのドット絵スタイルのRPGというとファイナルファンタジーに似せたゲームが多いですが、本作のようにドラクエⅠ風というのは珍しいと思いました。さらに、本作を開発したのが日本人ではなく、海外の開発者というのも意外です。

ドラクエはFFとは異なり海外ではそこまで人気の高いタイトルではないので、海外からこのようにオマージュされるのは、なかなか興味深いといえるでしょう。

世界を変えて周回プレイ

『Splintered』は、各地を探索しながら強力な武器を求め、力をつけ、かぎとなるアイテムを集め、最終的に、エドマのしゅくふく(ドラクエでいうところ「にじのしずく」)を完成させてドレスコフェル城に向かい、りゅうのははドレスカを倒せばその周回はクリアとなります。

1周のプレイ時間は、おおよそ2〜3時間程度です。

ただし、本作は周回が必要なゲームで、1周クリアしただけでは物語は完結しません。

全5章あるうちの1章が終わっただけで、2周目が第2章として始まります。

2周目がはじまる

2周目以降は様々な部分が変化します。

まず、フィールド全体が1周目とまったく異なる地形に生成されています。

1周目では城のすぐ近くにあった町が遠くへ移動していたり、逆に遠方にあった町が近くに配置されたりと大きくかわります。

登場する町とダンジョンの中の構造は基本的に変化はありませんが、店で売っているアイテムや宝箱の中身などはまったく別のに変わります。

王の剣と鎧も1周目は2人のおじが持っていましたが、2周目ではどこか別のダンジョンの宝箱に入っていたりします。

その代わり、おじ達はゴールドを持っています。

ゴールドしかくれないおじ達

また、周回ごとにキャラクターの成長傾向や、取得できる装備に職業タイプの偏りが生じるようになっています。

私の場合、2章の主人公は魔法使いタイプの成長になり、魔法の効果を高める装備を取得しやすくなっていました。

このように、周回プレイでもランダム要素によって前回とは異なる新鮮なプレイになるので、繰り返し遊ぶことができるようになっています。

メインクリア後はランダマイザーで繰り返し遊べる

『Splintered』は周回を重ねて第5章までクリアすると、物語としては大団円のエンディングを迎えます。

メインストーリーをクリアした後は、エドマの試練ランダマイザーといったゲームモードでさらに遊び続けることができます(※ 一応メインストーリーの最後まで行かなくとも第2章クリア時点でアンロックはされてプレイはできますが、全てクリアした後のほうが良いでしょう)

エドマの試練は、戦闘が自動化されるほんのうのしれんや装備を敵から倒して入手するかりのしれんなど面白いアレンジで冒険を楽しめるようになっています。

中でも私が面白いと感じたのは、ローグライクのようなパーマデスでレベルアップ時のステータス強化と呪文取得が選択式になったあくとうのしれんです。

ローグライクな選択式のあくとうのしれん

ランダマイザーは、生成ルールを細かく設定することもできるし、全部ランダムにして遊んだりすることができるモードです。

ランダム生成の結果、最初から最強装備を手渡されるけど、すべての試練が適用されているとか、変化の幅が極端で混沌した冒険になることもあり面白いと思いました。

ゲーム開始でいきなり最強装備を渡される

本作については、「他のハードでは発売しないのか」「Switch版で遊びたい」等の声もよく聞きますが、現時点では、ほぼ個人開発という体制でPC版に注力しているため、他のプラットフォームへの展開予定は公表されていない状況です。

確かに携帯機との相性は良さそうなゲームなので、今後、Switch等、他機種への展開も期待したいですね。

以上

『Splintered』のレビューと感想でした。

 

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