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「龍が如く 極3 / 龍が如く3外伝 Dark Ties」レビュー

桐生一馬 in 沖縄

324本目のゲームレビューです。

個人的な評価

??点 ※ 総合スコアはレビューから30日後以降に更新されます。

〇良ゲー

良くも悪くもいつもと変わりありませんが、シリーズで比較すれば下のほうかも…。

基本情報

 タイトル名  龍が如く 極3 / 龍が如く3外伝 Dark Ties 
 ジャンル  アクションアドベンチャー 
 開発元 🇯🇵セガ(龍が如くスタジオ)
 発売元 🇯🇵セガ
 対応機種 PlayStation5(4)
Xbox Series
Switch 2
PC
 発売日 2026年2月12日

感想など

『龍が如く3』の思い出

『龍が如く 極3』のリメイク元となる『龍が如く3』は、2009年2月PlayStation3で発売されたタイトルですが、私にとってはPS3本体を購入するきっかけになったキラーソフトであり、特に思い入れのあるゲームです。

龍が如く3

『龍が如く3』のゲームプレイを初めて見たのはPeerCast実況配信でしたが、当時の最先端ハードで描かれるリアルな沖縄の街並みに目を奪われ、画面の切り替えがなくシームレスに突入するよう進化したバトルに感動したのを覚えています。

内容面では、比較的暗くてシリアス寄りの物語だった『龍が如く』『龍が如く2』に対し、『龍が如く3』は、アサガオの子どもたちが初登場し、桐生と子どもたちとの絆を描いた心温まるエピソードが用意されています。また、シュールなギャグを含むサイドストーリーやミニゲームも増え、シリーズがよりコミカルなバカゲー路線へと舵を切ったのも『龍が如く3』からな気がします。

「3」舞台はの沖縄

『極』リメイク

『龍が如く 極3』は、シリーズ1作目をリメイクした『龍が如く 極』、2作目をリメイクした『龍が如く 極2』に続く『極』リメイク第3弾となります。

PS2タイトルをリメイクした「極1」「極2」に比べると、「極3」はPS3タイトルのリメイクなのでグラフィック面の進化は比較的緩やかで、大きな驚きはありません。

それよりも、一部のキャラクターのモデルや演じる俳優が刷新されたことが今回のリメイクの注目すべき点です。特に龍が如く3の物語の中で桐生の弟分として強い印象を残した力也役に笠松将、「ハマの帝王」と呼ばれ恐れられる極道組長の浜崎役に香川照之が抜擢されたのは大きな変更点と言えるでしょう。

モデルが変わったキャラクター

力也は、オリジナル版の藤原竜也の演技がとても上手だったため比較は難しいですが、笠松版力也も演技力は高いです。特に桐生を慕う弟分としての愛嬌は藤原版力也より増しており、最後のシーンはより感動的になったと思います。

愛嬌たっぷりな笠松版力也

浜崎役の香川照之は、プロの俳優らしい安定感のある演技で、したたかに立ち回るヤクザを見事に演じています。ただし、高橋ジョージ版浜崎が大柄かつ強面で物理的な威圧感があったのに対し、香川版浜崎は普通のおじさんサイズで周りのヤクザと比べると小柄になったため以前の浜崎を知っていると印象が結構変わります。

不気味な怖さが増した香川版浜崎

なお、今回本編以外に外伝でも大きく活躍することとなった神田強はオリジナル版と同じ宮迫博之が続投で演じています。

オリジナル版での熱のこもった演技が非常に良かっただけに、ここが変更されなかったのは個人的には嬉しい点です。

熱演が素晴らしかった宮迫の神田は続投

2つの新コンテンツ

『龍が如く 極3』では、「アサガオライフ」「ツッパリの龍」という新しいコンテンツが用意されています。

極3の新コンテンツ

「アサガオライフ」は、桐生が料理や家庭菜園、宿題の世話やミシンがけなどを通して子どもたちと交流し、パパランクを上げていくコンテンツです。

「俺はチャコペンの魔術師!」など意味不明な迷言を叫びながらミシンがけをする桐生一馬をはじめ、かつて伝説の極道と呼ばれた男が家事に全力で向き合う姿は非常にシュールでコミカルです。

ミシンに本気を出す桐生一馬

こういうことをやらせたら、やはり桐生一馬のほうがシリーズの現在の主人公である春日一番より面白いと感じました。春日も良いキャラクターですが、もともとお茶目な三枚目なのでシリアスとコミカルの落差が際立つ桐生一馬とはギャップの面白さという点では及ばないですね。

何事も全力投球な元極道

「ツッパリの龍」は、仲間を集めて集団戦をするバトルコンテンツです。

ヒロインのツバサがとても可愛いですが、個人的には毒ザワちゃんが一番のお気に入りです。和田アキ子も仲間になります。

ツバサと毒ザワさん

近年の龍が如くシリーズでは、この手のバトルコンテンツは恒例となっており、今回もDLCで真島吾朗冴島大河といったレジェンドメンバーを加えることができます。

ただし、このDLCは1650円と率直に言うと高すぎです。しかも、今回は道端で仲間にできる銅や銀のメンバーでもレジェンド級まで強化ができるため、DLC限定キャラならではの特別感は薄めです。実際、買わなくても普通にプレイしてれば最強メンバーの和田アキ子が加入するのでDLCメンバーがいなくても戦力は十分です。

最強メンバー和田アキ子

龍が如く7の従業員DLCは価格も控えめで、通常プレイで雇用できる従業員よりずっと強力なキャラばかりだったので購入した価値は感じられましたが…

ただ、今回のDLCキャラの中でもソンヒだけは良かったかなと思います。レディースチームという役どころにピッタリハマってます。

DLCでお馴染みのメンバーが登場

まぁ、それでもソンヒ目当てだけに1650円を出すかというと悩ましい感じもしますが(^_^;)

個人的には、今回はDLCを買わなくても良かったかなというのが正直な感想です。

いい加減改善が必要な街中エンカウント

龍が如くシリーズのゲームシステムは、『龍が如く5』までは着実に進化を重ねてきましたが、『龍が如く0』以降は、『龍が如く7(8)』でコマンドバトルへ転換した例を除くと、大きな進化はなく停滞している印象です。

その中でも、初代からほぼ改善されないまま残っているのが、街中でのエンカウントの多さです。

作り込まれた街並みをゆっくり見ながら歩きたいのに、少し移動するだけでチンピラに絡まれる仕様は著しくゲームのテンポを損ねています。

私は龍が如くシリーズが大好きですが、このやたら頻繁なエンカウントだけは毎回ストレスです。とにかくチンピラの湧く頻度が異常な上、スルーしようとしても執拗に追いかけてくるので毎度鬱陶しいです。

とにかくやたら絡まれる

本作はラブともフォトラリーなど街をくまなく探索するコンテンツも多いのに、いちいち探索の流れを遮るエンカウントはどう考えてもダメです。

1〜2作ならまだ改善への期待も持てますが、いつまで経っても改善されないのはさすがに失望しました。

改善の余地はいくらでもあるはずです。

たとえば、段階的に考えるだけでも次のような方法が考えられます。

  • 街中の敵の量を半分以下にする
  • 敵をスルーしても追いかけてこない
  • こちらから接触しない限りバトルに突入しない
  • 食事をするまで敵がリポップしない
  • 章が進むまで敵がリポップしない
  • 街中に出現する敵をゲーム全体で有限にする
  • 街中でのエンカウント完全廃止

本作は復讐者ツッパリの龍サブストーリーなどでバトルの機会は十分に用意されているため、最後の「街中エンカウントの完全廃止」まで踏み込んでも個人的にはやりすぎではないと思っています。

ともかく、現状の街中エンカウントの多さはシリーズの最大の不満点となっているので抜本的な改革を本気で望みます。

峯が主人公の外伝「Dark Ties」

本作は『龍が如く 極3』のほかに、本編で活躍する人気キャラクター峯義孝を主人公とする『龍が如く3外伝 Dark Ties』も遊ぶことができます。

6〜7時間もあれば終わるのでボリュームは控えめですが、本編では掘り下げが足りなかった峯というキャラクターが、この外伝でうまく補完されていたのは良かったと思います。

東城会に入って大吾と盃を交わすまでの話が描かれる

サブコンテンツの神田カリスマプロジェクトは、内容自体はクエストややり込みチャレンジをクリアして神田の評判を上げるというシンプルなものです。ただ、ランクを2段階上げても肩書が「どちらかというとクズ」というひどい扱いだったり、無表情で善行をしながら「神田です。」と言って去っていく峯の姿がシュールで面白かったです。

評判を上げると神田の態度が変わるのも面白い

エピローグについて(ネタバレ)

以下、エンディングのネタバレになります。

『龍が如く 極3』では『龍が如く3』と物語の結末が変わります。

『龍が如く3』では、最後、桐生が手を差し伸べた浜崎に刺されるという衝撃的な結末でしたが、「極3」では、ミレニアムタワーから落下死したと思われた峯が実は生きており、浜崎を呼び止めることで桐生は刺されない結末になります。

続編の『龍が如く4』になると、桐生は何事もなかったかのように無事なため、浜崎に刺されなくても桐生の身体に大きな影響はありませんが、この件で浜崎が刑務所送りにならないと、その後の冴島のストーリーと整合が取れなくなってしまいます。

峯の生存についても、すでにシリーズは大きく進み、『龍が如く7』で東城会が解散する未来が確定している以上、今さら改変で復活させても大きな意味はない気がします。

個人的には、蛇足的な変更になってしまった感が強いですが、今後『極4』が出るとしたらこの改変部分がどう扱われるのか、さらに改変が起こるのかなどの興味の沸く内容ではあったと思います。

極4は出るのか

『龍が如く 極3』のリリースにより、どうしても気になるのが『龍が如く4 伝説を継ぐもの』の極リメイク、「極4」です。

まだ発表はありませんが、出る可能性は結構高いのではないかと思います。

龍が如く4といえば、個人的な評価は「ゲーム部分は最高、ストーリーは最低」です。
ストーリーは第3部(谷村編)の途中までは本当に良かったのですが、悪名高いゴム弾がすべてを台無しにしてしまいました。

もし極リメイクでストーリーを改変できるならゴム弾はなかったことにしてほしいですね。

以上

『龍が如く 極3 / 龍が如く3外伝 Dark Ties』のレビューと感想でした。

 

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