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「パラノマサイト FILE38 伊勢人魚物語」レビュー

パラノマサイトシリーズ第2弾

325本目のゲームレビューです。

個人的な評価

??点 ※ 総合スコアはレビューから30日後以降に更新されます。

〇かなりの良ゲー

前作と同じくらい面白いです。

基本情報

 タイトル名  パラノマサイト FILE38 伊勢人魚物語
 ジャンル  青春群像伝奇ミステリー
 開発元 🇯🇵スクウェア・エニックス/Xeen
 発売元 🇯🇵スクウェア・エニックス
 対応機種

Switch
PC(Steam)
Android/iOS

 発売日 2026年2月19日

感想など

パラノマサイト第2弾

『パラノマサイト FILE38 伊勢人魚物語』(以下「伊勢人魚物語」)は、2023年3月に発売された『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』(以下「本所七不思議」)と世界観を共有するシリーズ第2弾のノベルADVです。

今作の舞台となる年代は本所七不思議1年後にあたる198X年で、昭和後期の物語となっています。

本所七不思議の1年後の物語

シリーズものの2作目ということで気になるのが、前作をプレイしておいたほうがよいのかという点ですが、結論から言うと前作である本所七不思議未プレイでも大きな問題はありません。

ゲーム開始時に案内人から本所七不思議の出来事を知っているか聞かれ、「知らない」と答えると「先に本所七不思議の物語を体験いただくことをオススメいたします。」などと言われるため不安に思う人もいるでしょう。

しかし伊勢人魚物語本所七不思議と世界観こそ同じですが、物語は直接続いておらず、主要人物も本作から登場するキャラクターばかりです。

前作で活躍した人物は資料ページにさりげなく名前が挙がる程度なので、あまり気にする必要はないでしょう。

とはいえ、本所七不思議も大変面白いゲームなので、まだプレイしていない方は伊勢人魚物語の後にでも遊んでみることをオススメします。

パラノマサイト FILE23 本所七不思議

ホラー要素は控えめ

ジャンルが「ホラーミステリーADV」とされていた本所七不思議と比べると、伊勢人魚物語ではジャンル表記から「ホラー」が外れており、恐怖演出はやや抑えられています。

ホラーが苦手で本所七不思議でも怖いと感じた人であれば、伊勢人魚物語は比較的安心してプレイできるかもしれません。

しかし、ホラーシーンがまったくないわけではなく、プロローグのトモカヅキと遭遇する場面くらいのやや怖シーンはいくつか存在します。

トモカヅキとの遭遇

少し怖いのが苦手な程度であれば問題ないレベルですが、よほど怖いのが苦手な人であれば、ある程度の覚悟はしておいた方がよいかもしれません。

個性豊かなキャラクターたち

本所七不思議には、ホラーの空気を和らげる個性的なキャラクターが数多く登場しましたが、伊勢人魚物語も負けじと印象的な登場人物たちが物語の緊張感をほどよく和ませています。

主人公の水口勇佐(みなくち ゆうざ)

主要人物は皆好感の持てる面々ですが、個人的に特に気に入ったのは、アメリカ人オカルトライターのアヴィと、イギリスの悪魔祓い師(エクソシスト)のキルケ・ルナーライトのコンビです。

アルナーヴ・バーナムことアヴィは、本作の登場人物の中でもひときわ異彩を放つクセの強いキャラクターです。

呪詛珠を手にし、人魚の呪いにまつわる陰惨な話にも関わっていくため、立場だけ見れば重い役どころなのですが、彼のコミカルなやり取りが空気を必要以上に重くしないのはありがたいです。

アメリカ人オカルトライター
アルナーヴ・バーナム(アヴィ)

キルケは、見た目がカワイイだけでなく非常に頼もしい存在で、前作の黒鈴ミヲのようなポジションで活躍します。人物リストではミヲとの関係も示唆されており、パラノマサイト漫画版「霊感少女・黒鈴ミヲの邂逅」では実際に共演を果たしています。

イギリス人の悪魔祓い師
キルケ・ルナーライト

キルケは本作だけの登場ではもったいないキャラクターなので、今後の登場も期待したいですね。

メタ要素もある謎解き

伊勢人魚物語では、前作以上にゲーム性を感じられる要素が盛り込まれています。

特にプロローグで行う素潜りミニゲームは、ランク上げやスコアアタックもあり、ここで延々と素潜りを繰り返した結果、素潜りのステータスをオールMAXまで上げてしまった人もいるのではないでしょうか。

私もその一人です。

素潜りミニゲーム

ランクを上げてステータスアップ

面白いのは、ここでの結果が後の会話にも影響してくることです。たとえば水口たちが今日の素潜りの成果を話す場面で「アッパガイをふたつも獲ったったもんね」と豪語するつかさに対し、私のプレイでは水口にアッパガイを98個も獲らせていたために、「98個だけど…」と大きな差を見せつけることとなりました。この場合、つかさは水口に驚くリアクションをしますが、0個や2個だった場合のパターンも気になります。

まさに素茂栗漁太郎

前作同様、ゲーム機能を使ったメタ的な謎解きもあります。

真エンドを見るための仕掛けがそれで、前作以上にメタ要素が強いうえ、見つけるのは困難です。

この部分については、案内人のヒントが弱く、個人的には前作ほど面白いとは感じませんでした。

特に真エンドに行くための人魚の過去記憶がロード画面にあるという仕掛けは、何の脈絡もなく唐突でやや理不尽に感じました。(クリックでネタバレ表示)

個人的には、ヒントなしでも十分に解けるよう物語で気づきやすい導線を用意したうえで、ヒントはさらに分かりやすくしても良かったと思います。

真エンドのルートをどうしても見つけられない場合や、タイパを重視する人は攻略情報を見るのも悪くないと思いますが、自力で発見した時にしか味わえない驚きもあります。そのため、できれば根気よくいろいろ試してたどり着くほうをオススメしたいです。

おわりに

『パラノマサイト FILE38 伊勢人魚物語』は、前作に続いてとても面白く、最後まで楽しく遊べました。

シリーズとしてもしっかり成立してきたように感じられ、舞台となる三重県の市町村とタイアップ企画のコラボキャンペーンなどPRにもかなり力が入っています(そんな予算があるならフルボイス化してほしい)

ぜひこの形でパラノマサイト第3弾も続いてくれることを期待したいですね。

以上

『パラノマサイト FILE38 伊勢人魚物語』のレビューと感想でした。

 

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