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【balatro攻略】デッキ圧縮・構築編

【balatro攻略】デッキ圧縮・構築編

2月20日にリリースされ、発売1か月で100万本を売り上げるなど大ヒットとなっているローグライトポーカー『balatro(バルトロ)』ですが、8アンティのボスまで倒しランを完走させるのが難しくてなかなか達成できない人もいると思います。

私が何回かプレイしてみた感じ「ドミニオン」などデッキ構築型カードゲームの基本的戦術である「デッキ圧縮」がこのゲームにおいても非常に有効な戦術であることがわかりましたので解説していこうと思います。

デッキ圧縮とは

デッキ構築型カードゲームにおける「デッキ圧縮」とは、デッキから価値の低い、または不要なカードを除去し、強力なカードがより頻繁に手札に来るようにする戦術です。
例えば、10枚のカードで構築されたデッキの山札中に1枚の価値の高いレジェンダリーカードと3枚の価値の低いコモンカードがあります。

このデッキからコモンカードを1枚取り除くことができれば、山札からカードを引いた時にレジェンダリーカードを引く確率は10%から約11.1%に上がり、コモンカードを引く確率は30%から約22.2%まで下がります。

このように、デッキのサイズを縮小することで、プレイヤーの望むカードをより早く手元引く確率を上げる戦術がデッキ圧縮です。

デッキ圧縮はデッキ構築型カードゲームの基本的かつ重要な戦術の一つで、勝利に向けた効率的なデッキ構築を目指す際の鍵となります。

『balatro』とデッキ圧縮

『balatro』は、通常、4種のスーツに13種の数字で計52枚のトランプのカードがデッキとなります。

ここから、カードを除去することでどのようなメリットがあるのか解説します。

まず、「2」「3」などチップの安いカードを取り除くことで「Q」「K」などのフェイスカード(絵札)やエンハンスメント、シール付の強化カードを手札に引く機会が多くなります。

特にスチールカードなどの強化カードは、ジョーカー枠が埋まった後半のアンティでさらにスコアを伸ばすために重要なカードになるため、手元に狙ったカードを引きやすくするデッキ圧縮は有効な手段と言えます。

スチールカードはスコアをさらに伸ばす鍵

さらに、特定の数字やスーツを減らしていくことで、ポーカーハンド(役)も揃えやすくなります。例えば、デッキから全ての「2」「3」を取り除けば、「4」以上の数字のペアで役(1ペア、2ペア、フルハウス等)が成立する確率が上がります。

さらに、デッキから1種類のスーツを除去すれば、それ以外のスーツのフラッシュを揃えやすくなります。

これは、使用可能なカードの種類が減ることにより、同じ数字(スーツ)のカードを引く確率が相対的に増えるためです。

トランプの種類が減れば役は揃いやすくなる

デッキ圧縮の方法

『balatro』でカードを除去する方法として一番単純なのがタロットカードの「吊された男」です。

吊るされた男

「吊された男」は使用すれば任意のカードを2枚除去できます。

「なかなかランを完走できない」という人は、このアルカナをスルーしてはいないでしょうか。

「吊された男」は状況にもよりますがパックから出たら優先順位高めで取りたいアルカナです。

ほかには、ジョーカーの「トレーディングカード」でもカードの除去が可能です。

トレーディングカード

1ラウンド中1枚しか除去できませんが、効果を発動させても手元からなくならないのでデッキを圧縮し放題です。

また、カードの枚数は減らないので正確に言うとデッキ圧縮ではないのですが、タロットの「強さ」「死神」「星(月、太陽、世界)」等のアルカナで任意の数字やスーツを偏らせることも圧縮と似た効果を期待できます。

特に「星(月、太陽、世界)」でスーツを偏らせてフラッシュを完成させやすくする「フラッシュ特化ビルド」のデッキ構築は簡単かつ強力な戦術でアンティ8越えも難しくありません。

スーツを変化させるアルカナ

スーツを偏らせた結果
全体の半分がスペード

「フラッシュ特化ビルド」はデッキ構築が十分ならフォーフィンガー(4枚のカードでフラッシュ/ストレートが成立する)や    スメアードジョーカー(2種のスーツが同じスーツにみなされる)といったジョーカーに頼らなくてもフラッシュが容易に作れるため、そこのジョーカー枠を空けて、代わりにスコアの倍率を上げるジョーカーを入れるということも考えられます。

デッキ圧縮の注意点

『balatro』においてのデッキ圧縮の重要性を解説してきましたが、注意点もあります。
それは、カード枚数を減らすことに傾倒しすぎて他パックの購入や金策を疎かにしないことです。

タロットカードでデッキを改良することは、たしかに強いですが、かといって惑星カードでポーカーハンドのレベルを上げるのも忘れてはいけません。

カードパックも積極的に買いたいです。カード枚数を減らす有効性を話しておいてカードパックも買えとは手のひらを返すような話かもしれませんが、そもそも手元に強化カードがなければデッキ圧縮するメリットは半減です。デッキの中に価値の高いカードが十分にあってこそ圧縮の効果が効いてくるのです。

つまり、ショップに並んだパックは毎回買い占めたいです。

そうなると、圧倒的にお金が足らなくなってきます。バウチャーは毎回購入したいし、リロールもしたいですよね。

なので、序盤で金策ジョーカーを見つけたら積極的に利用していきましょう。

使っていきたい金策ジョーカー

お金をためて、各種ジョーカーを揃え、ポーカーハンドのレベルも上げながら、強いカードを作り、デッキを圧縮・構築していけばラスボスを攻略するのも運頼みにはならないと思います。

 

以上

balatroの攻略「デッキ圧縮・構築編」でした。

 

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