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『Q2 HUMANITY』の感想・レビュー

描いた線を使ってお題をクリアする物理演算パズル

223本目のゲームレビューです。

評価

??点 ※総合スコアはレビューから30日後以降に更新されます。

〇かなりの良ゲー

ソロでも面白いですが、協力プレイが楽しいです。

『Q2 HUMANITY』とは

発売日・対応機種

発売日 対応機種
2023年8月30日 PC(Steam) ※アーリーアクセス
2024年8月28日 Switch

どんなゲーム?

日本のゲーム/WEBサイト制作会社であるリイカが開発・販売する物理演算パズルゲーム

画面に描き込んだ線の実体化と物理演算と操作キャラクターの固有能力を使って各ステージのお題をクリアする

感想など

物理演算パズル

『Q2 HUMANITY』の大きな特徴は、プレイヤーが画面上に描いた線が物理演算で動く実体となり、その物体を利用してパズルのお題を達成させるというところです。

例えば、「ボールを赤いエリアにキープ。」というお題でエリアが空中の高所にある場合などは、ステージに台形の線を描き、実体化した線を足場として上に乗りボールを置くことでお題をクリアすることが可能です。

足場を描いて実体化

ステージ内の空間では、設置されたオブジェクトや描いた線などは物理演算が適用されます。

この物理演算を利用して、高い所から物体を落としたり、転がして衝突させることで上や横から物体に力を加えて移動させることもできます。

描いた物体を転がして力を加える

このようにして、各ステージに課されたお題を達成してクリアを目指すのが『Q2 HUMANITY』の基本的な流れです。

様々なキャラクター

『Q2 HUMANITY』は、前作『Q (REMASTERED)』からの変更点として、様々な固有能力を持つ操作キャラクター(「人間性」)が加わりました。

多種多様なキャラクターの固有能力を使うことで、パズルの解き方も描いた線を描く以外に様々な攻略ができるようになりました。

各人間性の固有能力は以下のとおりです。

凡人

凡人(見た目は凡人ではない)は一番最初に取得する人間性で特殊能力は一切持っていません。しかし、表面のステージのラストで覚醒して「時を止める」という固有能力を取得します(別キャラ扱い)。強力な能力ですが扱いづらく、まさに「何の役に立つの?」だったりします。

遠投

物体を遠くまで投げることができます。地味だけど意外に便利な人間性です。

ジャンパー

2段ジャンプが可能で、微妙な高さなら線を描かずに登れる汎用性の高い人間性です。地に足が一瞬でも触れれば2段ジャンプの回数がリセットされるのを利用して持ってる物体を足元に置きつつワンピースの月歩のように無限にジャンプすることも可能です。

怪力

重い物体を持ち上げることができます。この固有能力が必須(=重い物体を動かす)ステージが結構あるので、嫌でも使用する機会が多いです。

風船

ぶっ壊れ性能その1

空中を飛べるのでほとんどの場所に固有能力だけで到達できます。作った風船は消えないので邪魔になることがあるのが唯一の欠点。

爆弾

爆弾を置いて一部のブロックを壊したり、自分や物体を吹き飛ばすことが可能です。自爆ダメージなどはありません。

電気

電気に触れても平気で、さらに蓄電して放電が可能です。しかし、電気がないステージではただの凡人です。

磁力

磁力を発生させて金属でできた物体を引き寄せます。しかし、金属がないステージではただの凡人です。

ダイバー

水中を泳げて、さらに吸水して放水が可能です。しかし、水がないステージではただの凡人です。

火に触れても平気で、火を放つこともできます。火のないステージでも火を起こせるのでただの凡人にはなりません。味方も平気で燃やすので迷惑キャラナンバーワンです。

伸縮

腕を伸ばして物をつかめます。伸ばした腕はクセが強く扱いづらいです。

球体

球体になって狭い隙間を通り抜けることができます。味方に投げてもらうことでいろんな場所にいけるので協力プレイ向きです。

接着剤

物体をくっつける接着剤を撃てます。間違えてくっつけると元に戻せないのが難しいですが、使いこなせればかなり強いです。

重力

ぶっ壊れ性能その2

任意の方向に重力を発生させます。微調整できないのが難点ですが凄まじいパワーで大きさや重さに関係なく物体を吹き飛ばします。

潤滑

殴った物体がツルツルになります。「何の役に立つの?」

打撃

他の人間性よりパンチで飛ばす力が強いです。とはいえ、他の人間性の普通のパンチも十分に飛ばす力があるので、そこまで恩恵は感じられません。一応、他の人ができないことで殴ってブロックを破壊することが可能です。

消しゴム

画面上に描かれた線を消すことができます。汎用性が高くなかなかシブい能力だと思います。

沢山のステージ

『Q2 HUMANITY』のステージ数は、かなり多いです。

表面だけでも1エリア16問あるのが12エリアで合計192問あります。さらに、表面を終えると裏面が始まります(ただし、レビュー時点では工事中のステージもあり、全ステージ開放はされていません)

裏面も表面と同じだけステージが作られる予定なので全部で400ステージ近くになります。

大ボリュームのステージ数

協力プレイが楽しい

『Q2 HUMANITY』はソロプレイでも遊べるようにできていますが、ローカル/オンラインのマルチプレイにも対応していて、最大4人で協力プレイが可能です。

最大4人でマルチプレイ

マルチプレイなら味方キャラクターをパンチで飛ばしたり、各キャラクターの固有能力で手助けし合ったりでソロプレイにはできない攻略でワイワイと楽しむことができます。

例えば、球体がボールに変形してそれを遠投が投げるといったそれぞれの固有能力のシナジーを利用することも可能です。

steam版は最近オンラインマルチプレイに対応しましたが、Remote Play Togetherであれば1人がゲームを所有していればオンラインでローカルマルチプレイが可能です。

ソロプレイも面白いですが、パーティーゲームとしてもとても面白いので2~4人で遊べるマルチプレイ協力ゲームを探している人に一押しのゲームだと思いました。

 

以上

『Q2 HUMANITY』のレビューでした。

余ったスクショ

 

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