222(ニャン ニャン ニャン)本目のゲームレビューです。
評価
??点 ※総合スコアはレビューから30日後以降に更新されます。
〇猫ゲー
バター猫のアクションパズルという出落ち一発ネタだけのゲームにあらず、作りが丁寧でパズルゲームとしてもちゃんと面白いゲームでした。
犬派やマーガリン派の方にもオススメです。
『CATO:Buttered Cat』とは
発売日・対応機種
発売日 | 対応機種 |
2024年9月6日 | PC(Steam) |
どんなゲーム?
二人組のインディーゲーム制作チームであるTeam Wollが開発し、GCORES PUBLISHINGから販売されるアクションパズルゲーム
バタートーストと猫の1枚と1匹が、壊れたミルク精製マシンの部品を探すため合体してパラドックスを発生させながら各ステージのパズルをクリアしていく
感想など
バター猫アクションパズルゲーム
『CATO:Buttered Cat』は、プレイヤーがバタートーストと猫の両方を一人で操作するアクションパズルゲームです。
猫のアクションは基本的に左右キーでの移動のみでジャンプはできませんが、ステージに設置されたピンク色の壁や天井に爪を引っ掛けて張り付いたり、パイプに入って別の場所に移動することも可能です。パイプ移動は猫がノビノビとした液体のようになって進んでいくのが面白いです。
バタートーストは、歩くことはできず、LRボタンで左右にジャンプして移動することができます。また、ボタン長押しで横の距離が長いタメジャンプやマリオやロックマンXのような壁張り付きからのジャンプ、ポップアップ式トースターの射出を利用した移動などが可能です。
必ずバター面が床や壁に張り付くので移動はベチョベチョとしています。
さらにこのバタートーストは、人間の言葉を使うのでストーリー上で色々と喋る役割も持っています。
猫の方は、人の言葉は使わず「ニャン」と鳴くだけですが、それが正解です。デフォルメされたドット絵ながら猫らしい柔らかさや可愛らしさが十分に伝わってきました。
合体してパラドクスが発生
『CATO』のバタートーストや猫のインスピレーションは、「落としたトーストは常にバターの面を下にして落下する」という有名なマーフィーの法則におけるトーストと「猫は常に足から着地する」(「猫ひねり問題」とも言われる)という物理学・生物学の観察に基づいた猫の落下法則が元ネタとなっています。
そして、この2つが合体することにより「常に猫の足から着地」と「常にバターを塗った面で着地」の間にパラドクスが生じて、バター猫は空を飛ぶのとが可能になります。
ところで、バターと猫の足とどちらかが法則通りに下に落下するすると、片方の法則が成り立たなくなるので矛盾が生じてるため飛べるようになっているわけですが、地面にちゃんと着地することは出来てしまいます。その場合は、猫の足から着地します。バターの面から落ちるって法則は無視かな?(^_^;)マァイイケド…
ユニークなパズル
『CATO』では、上の項で説明したように、猫、バタートースト、合体したバター猫の3つの能力・状態を使用して各ステージのパズルを解いてゴール地点を目指します。
ステージ数は結構多く、コンセプトの異なるエリアが5つあり、1つのエリアにステージが30前後あるので、全体で150近くのステージあります(シークレットステージを含めると150以上)
パズルの難易度は、各エリアの最初の方こそサクサクと進めますが、エリア後半になるとそれなりに頭を悩ませるパズルも出てきます。
また、各エリアの最後にはボス戦(または、ジェットコースターのようなステージ)があります。
ボス戦は、攻略方法さえ判明してしまえばそれほど難しくありません。
ほかにも猫やバタートーストのスキンといった収集要素、どこかで見たことがあるようなミニゲームなどもあるので1,300円という価格の割には十分なボリュームで遊べます。
このように、『CATO』は猫+バタートーストというユニークな設定で興味を引くだけではなく、アクションパズルゲームとしてもよく出来ています。
コスパも良く、猫好きかどうか関係なくオススメできるゲームですので興味を持たれた方はプレイしてみてはいかがでしょうか。
以上
『CATO:Buttered Cat』のレビューでした。
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