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『The Talos Principle(タロスの原理)』の感想・レビュー

圧倒的好評一人称哲学的パズル

204本目のゲームレビューです。

評価

80点

〇かなりの良ゲー

パズルの完成度が高く良くできているため、簡単すぎず難しすぎずの丁度いい難易度で楽しめました。

『The Talos Principle(タロスの原理)』とは

発売日・対応機種

発売日 対応機種
2014年12月12日 PC
2015年10月13日 PlayStation4(5)
2017年10月11日 iOS/Android
2019年12月11日 Xbox one(Series)
2019年12月11日 Switch(海外版)

どんなゲーム?

『シリアス・サムシリーズ』などを手掛けたクロアチアのゲーム開発会社Croteamによって制作された一人称哲学的パズルゲーム

「人間の意識を持つロボット」として目覚めたプレイヤーは、古代の遺跡のような場所で様々な複雑なパズルを解いていき自己の存在と意識についての哲学的な問いに直面する

感想など

一人称哲学的パズルゲーム

『The Talos Principle(タロスの原理)』(以下「タロスの原理」)は、一人称視点(三人称視点にも変更可能)で様々なパズルを解いていくアクションパズルゲームです。

パズルの仕掛けはレーザービームを当ててスイッチを起動させたり、ブロックをスイッチに乗せたり、ファンで飛ばしたりなど様々な種類があります。

中でも特に面白いと思ったのは、後半に登場する録画機能の仕掛けです。

プレイヤーがとった行動をそのまま再現する仕掛けで、パズルは複雑になるもののその分ユニークで面白いパズルになっていると思いました。

レーザービームの仕掛け

録画機能の仕掛け

どのパズルもよくできていて正しい手順を踏めばきれいにクリアできるようになっていますが、中には正攻法でなく力技でクリアできるようなパズルもあって発想を活かせる自由度があるのも面白いです。

難易度は、けして簡単ではないのですが、難しすぎて詰んでしまうということまでもなく非常に良いバランスだと思いました。

ただし、シークレット要素であるスターの取得は、かなり難しいものもあります。

複数のステージにまたがって取得するようなスターは攻略情報なしでは厳しいかもしれません。

攻略なしでは発見困難なスター

哲学的なストーリー

「タロスの原理」はアクションパズルが中心のゲームでイベントシーンなどの演出は少ないですが一応ちゃんとしたストーリーもあり、世界観などしっかり作り込まれています。

ストーリーは、各地にある端末から、なぜこの世界に人がいなくなったのかを読み解き、人間とは何かロボットとの違いは何かという哲学的な問いについて考えさせられることになります。

端末のテキストからこの世界で起こったことを読み解く

どちらかというとのバカゲーのノリの『シリアス・サムシリーズ』を作ったスタジオが、こんな哲学的で真面目なテーマのゲームを作るとは正直意外でした。

ただし、内容の難しい哲学的な長文テキストを読むのは結構疲れます。そのため、私は、割とテキストを読み飛ばしててゲームを進めてました。まぁ、ストーリーについては雰囲気ゲーな部分もあるので特に問題はありません(^_^;)

100以上のパズルがあるボリューム

「タロスの原理」は、パズルが100個以上用意されており、結構なボリュームがあります。

しかし、100以上のステージがあっても、ギリシャ風の遺跡やエジプト風の遺跡などのテーマが別に分けられた区画があるので景観で退屈することはあまりありません。

テーマの別れる区画

1個あたりのパズルは、はまれば時間のかかるのもありますが、調子がいい時は連続でスラスラっと解けてしまう時もあります。個人差はありますが、大体10~20時間程度でクリアできると思います。

もし、パズルに詰まってしまったときは、攻略動画を見て一旦休憩したり、飛ばして別のパズルに挑戦するなどして頭脳をリフレッシュさせてから再挑戦すれば上手くいくかもしれませんよ。

 

以上

『The Talos Principle(タロスの原理)』のレビューでした。

 

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