224本目のゲームレビューです。
評価
??点 ※総合スコアはレビューから30日後以降に更新されます。
〇良ゲー
派手さはないけれど、ヴァンサバの爽快感とディアブロ系ハクスラの装備収集&ビルドがうまく合わさっていて、地味に面白いです。
『Halls of Torment』とは
発売日・対応機種
発売日 | 対応機種 |
2024年9月24日 | PC/Android/iOS |
どんなゲーム?
ドイツのインディーゲーム制作チームChasing Carrotsが開発し販売する全方位ホードサバイバルアクションゲーム(Vampire Survivors系ゲーム)
感想など
ディアブロ×ヴァンサバ
『Halls of Torment』は、冥界で押し寄せてくる敵の群れから30分間戦って生き抜くという所謂「Vampire Survivors系(ヴァンサバ系)」ゲームの一種です。
デフォルト設定の操作は左スティックで移動しながら右スティックで照準を合わせマニュアルで攻撃を発射するツインスティックシューターですが、設定で「オート照準」と「オート攻撃」をオンにすれば、自動で近くの敵に攻撃を発射し続けプレイヤーが操作するのは移動だけというお馴染みのヴァンサバ系動作になります。
特徴は、その見た目で、細かく描かれたキャラクターの2Dグラフィックのアニメーションや全体的にダークな雰囲気など、初期の「ディアブロ」を彷彿とさせます。特にステージ内で囚われているキャラクターから救出を求められる時の濃い感じの顔グラがいかにも当時の洋ゲーテイストでなんかエモいです。
この時代のPC洋ゲーマー(※)なら懐かしい気持ちでプレイができるかもしれません。
※この時代のPC洋ゲーマーの特徴
- 「GG」、「lol」、「:)」などの海外ネトゲ用語をよく使う
- leet(Aを4とかEを3とかに変える)を用いたハンドルネームを使う(例:「3bim4yo」)
- 1,000のことを「1k」、1,000,000のことを「1M」という(例:「今日の夕飯2k(円)もしたぜ」)
- 「ノートPCでゲームはありえない」、「和ゲーはオワコン(ただし、アーマード・コアは除く)」と思っている
- FPS3種の神器は「CRTモニター」、「有線光学式マウス」、「英語配列キーボード」
装備品をトレハンする
『Halls of Torment』が他のヴァンサバ系と差別化する要素としてハクスラRPGのような装備システムがあり、頭、胴、腕、足、アミュレット、リング(×2)の各部位に装備品を装着して様々な効能を得ることができます。
武器防具の装備はRPGでは当たり前すぎるシステムですが、ヴァンサバ系で身体の各部位にまで防具の装備があるのは珍しいと思います。
装備品は、定期的にやってくる中ボス(エリート)がドロップしますが、そのランで1個だけキャンプの井戸に送ることができます。
そして、送られた装備品を購入することで保管箱に入り、保管箱から装備した装備品はランの途中で倒れてもロストしません。つまり、装備品の持ち帰りは恒久的なキャラクターの強化になります。
『Halls of Torment』は、この「装備品の回収と収集」がランの大きな目的となっており、基本的に生存と実績解除しか目的のなかったヴァンサバ系ゲームに古典的ハクスラRPGのトレハン要素をうまく混ぜてリプレイ性を高めることに成功しています。
攻略
『Halls of Torment』の攻略で最も大切なのは装備をしっかり揃えることです。
最初、私は装備はそのラン限りの使用だと思ってもったいぶって使ってなくて3面あたりで「あれ?これ無理じゃね?」ってなってました(^_^;)
装備品の効果は強力で途中で倒れてもなくならないのでガンガン揃えていきましょう。しっかり装備をすればそこまで難しいゲームではありません。
祝福の神殿による恒久的な強化もしっかりやっておきましょう。最初は収集範囲はしっかり伸ばしておいたほうがいいかもしれません。3段階くらいまで伸ばしておけば段違いで快適です。
レベルアップ時のスキル選択は、基本的に火力優先でいいと思いますが、敵の攻撃をすべて捌ける自身がなければ自然回復やブロックなどの防御もちょっとは上げていいと思います。
防御を全く上げていないとちょっと擦っただけで3〜4割とかライフを持っていかれ回復もかなり遅いため、ジワリジワリと追い詰められてやられてしまいます。しかし、防御をちょっとでも上げておけば目に見えて敵の攻撃を耐えれるようになってくるのでちょっとやそっと被弾しても問題なくなります。
ただし、これはあくまでも単に一通りクリアするレベルの話なので、つきつめていけば、最終的には全て火力に徹底的に注ぎ込むビルドに到達すると思います。
気になった点
『Halls of Torment』の気になった点としては、30分という時間でも長く感じてしまうことです。
ヴァンサバの様にお急ぎモードがなく、キャラクターの成長や敵の強化も緩やかで変化に乏しいので、作業感が強くなり途中で眠くなってしまうこともあります。
他のヴァンサバ系ゲームのように急激に成長していって終盤は立ち尽くしているだけで敵が溶けていく…というような派手さもあまりなく、どちらかというと地味に淡々と進んでいきます。
30分もかけて回収できる装備品が1個だけというのもタイムパフォーマンスが悪い気もしました。
20分で4~5個くらい拾えるくらいが良かったですね。
コスパよし
『Halls of Torment』はSteam版は600円でAndroid/iOS版は640円(買い切り型)です。
キャラクター数はレビュー時点で11人おり、マップ数も6つあるので価格に対してのコストパフォーマンスはとても良いと言えます。
Android/iOS版ならスマートフォンでも遊べるので安くてカジュアルなゲームをお探しの人にもオススメです。
以上
『Halls of Torment』のレビューでした。
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