176本目のゲームレビューです。
評価
78点
〇良ゲー
うまい具合にシナジーのあるアイテムを引ければ簡単に連鎖コンボする呪文で無双できて楽しいです。
『Spell Disk』とは
発売日・対応機種
発売日 | 対応機種 |
2024年3月2日 | PC(Steam) |
どんなゲーム?
セットしたスペル(呪文)が決められた条件で発動するディスクを駆使してシナジーのあるコンボデッキを構築し、ダンジョンを登り進んでいくローグライクゲーム
感想など
スペルを連鎖させてコンボを構築
『Spell Disk』は、スペル(呪文)、ディスク、アーティファクト(遺物)の3種類のアイテムを装備し、それぞれのアイテムのシナジーとコンボを構築して戦うローグライクゲームです。
スペルはそのまま使うこともできますが、ディスクに装着することで特定の条件下で自動的に発動するようになります。
例えば、以下のようにデッキをセットします。
- 貫通タイプのアイテムを持ってるとスペルが発動する「貫通アイテムディスク」に「ショックフレイムレイザー(貫通火雷)」をセット
- 貫通タイプの魔法が放たれるとスペルが発動する「貫通パワーディスク」に「電気クロス(貫通雷)」をセット
- 雷属性魔法を放った時にスペルが発動する「雷創造ディスク」に「アイススロー(貫通氷)」をセット
スペルは3つとも貫通属性を持った魔法なので「貫通アイテムディスク」に毎秒30エナジーた溜まり、必要なコスト分溜まると「ショックフレイムレイザー」が放たれます。
そして「ショックフレイムレイザー」は、火雷貫通属性なので、「貫通パワーディスク」と「雷創造ディスク」にもエナジーが溜まり、連鎖してスペルが発動する仕組みです。
このようにディスクの特性を利用してスペルを連鎖させていくと自キャラが見えなくなるくらい画面中が魔法だらけになっていきます。
以前レビューした『バイオプロトタイプ』に似ていますね。画面中エフェクトだらけで自キャラが見えなくなってしまうのもやはりバイオプロトタイプと同じなので、オプション設定でエフェクトを半透明にしておくといいでしょう。
膨大な種類のアイテム
『Spell Disk』が、他のローグライクよりも際立っている点は、アイテム数の多さです。
ローグライク(特にヴァンパイアサバイバーズ系)のゲームの場合、毎回、お決まりの強化をピックする定石ができてしまうと、ゲームのランダム性にもかかわらず、結局のところ類似したビルドに落ち着いてしまうことがよくあります。
しかし、『Spell Disk』ではアイテムの種類が格段に多いので前回と同じ組み合わせのアイテムはほぼ出ず、プレイのたびに全く新しい挑戦となります。
ディスクのスペル発動条件も種類豊富に様々で「プレイヤーが回転する」や「床に召喚された目標を踏む」などユニークなものもあり、このようなディスクを主軸としてコンボを組めば一風変わった戦い方を楽しむことができます。
ユニコーンまでの空いた時間に『Spell Disc』をプレイ
— エビマヨ (@nahco3ebimayo) 2024年3月6日
条件発動の魔法を連鎖させて無双する構築系ヴァンサバ
これは、「キャラが回ると魔法が発動」で放たれたレーザーから「貫通攻撃が当たると魔法が発動」などを連鎖させるビルド
回らないと魔法が出ないから一生懸命クルクル回っとります pic.twitter.com/oGIs5lTHxv
よりヴァンサバライクなサバイバーモード
『Spell Disk』には、ダンジョンを登っていく通常のモード(本編)以外に、よりヴァンパイアサバイバーズ(以下「ヴァンサバ」)のシステムに寄せた「サバイバーモード」があります。
サバイバーモードでは、ヴァンサバのようにレベルアップでアイテムの取得やアップグレードをして、決められた時間まで四方八方から延々と湧いてくる敵の波を生き残ることが目的です。
サバイバーモードでは、本編よりもシナジーのあるディスクとスペルが取れるかの勝負なのでアイテムが揃わないうちの序盤は本編より難しいかもしれません。
しかし、いい感じにシナジーのあるアイテムを引けてビルドが完成してしまえば本編同様に圧倒的な火力で敵を殲滅する無双状態へと変わります。
本編も楽しいですが、こちらのモードも本編とはまた違った遊び方ができていいですね。
敵の攻撃も激しい
『Spell Disk』は、スペルが連鎖で発動してくことで画面中がプレイヤーの魔法で派手に埋め尽くされますが、敵の攻撃も負けず劣らずに激しいです。
こちらの火力が足らない場合は、大量に放たれる敵の攻撃を捌ききれず被ダメージは避けられません。
まるで弾幕シューティングのように敵弾が飛んでくることもありますが、プレイヤーの当たり判定は弾幕ゲーのように小さくはなく、見た目通りに大きいので弾幕の間を縫って避けるのは難しいです。
この点はちょっと微妙だと思いました。弾幕沢山飛ばすならプレイヤーの当たり判定はそれを避けられるくらいのサイズにしてほしかったですね。
あと気になった点と言えば、プレイヤーのコスチューム(帽子と服)にいろいろな特殊効果があって面白いけれど、プラス効果よりもマイナス効果が大きくて使いづらいことです。そのため、私の場合、コスチュームは結局、見た目だけの反映にとどめています。
まとめ
『Spell Disk』は、ディスクを利用した独特のコンボシステムが特徴のローグライクです。
コンボを上手く組み込んで画面中魔法だらけの高火力無双状態にした時は実に爽快です。
空いた時間にちょっとやるつもりが、ついつい時間を溶かしてしまいまうなどヴァンサバと同じくらい中毒性もあります。
ローグライク・ヴァンサバ系ゲームが好きな人にはオススメできます。
以上
『Spell Disk』のレビューでした。
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