133本目のゲームレビューです。
評価
73点
〇良ゲー
目新しさはないかもしれませんが、良く出来たヴァンサバクローンです。
『グリードランド』とは
発売日・対応機種
発売日 | 対応機種 |
2023年8月4日 | PC(Steam) |
※早期アクセス
どんなゲーム?
中国のインディーゲームパブリッシャーであるGamersky Gamesと2P Gamesが提供するVampire Survivors(ヴァンサバ)系ローグライク全方位シューター
プレイ動画
感想など
※早期アクセスゲーム
今回レビューするゲームは2023年8月時点で早期アクセス期間中のゲームであり、本レビューも2023年8月12日アップデートのV0.6.12cのものになります。
今後、正式リリースまでのアップデートでいろいろと変わることがあります
ヴァンサバ系ゲーム
時間を忘れてプレイしてしまうほどの高い中毒性とリーズナブルすぎる価格で大ヒットしたVampire Survivors(以下「ヴァンサバ」)は多くのフォロワーを生み、今や1つのジャンルを確立して沢山のクローンゲーム=ヴァンサバ系ゲームがリリースされ続けています。
当ブログも既にヴァンサバ以外で3本(『バイオプロトタイプ』、『いっき団結』、『20 Minutes Till Dawn』)のヴァンサバ系ゲームをレビューしていますが、今回レビューする『グリードランド』で4本目のヴァンサバ系ゲームになります。
『グリードランド』はドット絵の多い他のヴァンサバ系ゲームの中では珍しくUnreal Engineによる3Dグラフィックで描かれているのでキャラクターは滑らかに動き回りぱっと見いかにも洋ゲーなSF世界の見下ろし視点シューターといった感じです。
しかし、360度全方位から襲ってくる大量の敵や自動で発射される攻撃、大量に落ちた経験値をかき集めてレベルアップしたらパワーアップをピックして強くしていく仕様など明らかにヴァンサバから大きな影響を受けたゲームとなっています。
なお、自動発射については、手動に切り替えることもでき、この場合は『20 Minutes Till Dawn』のようなツインスティックシューターなヴァンサバ系になります。
『グリードランド』ではメインで1本装備する銃器のほかに補助武器を6種類装備出来ますが、この補助武器はヴァンサバのバイブルの様な回転光刀、ニンニクのような切断力場、聖水のようなナパーム弾など同ゲームでお馴染みなものも見られます。
ヴァンサバにないものとしては、手動でタイミングを見計らって発動させるスキルやダッシュ(無敵はない)があり、特にスキルはキャラクターごとに違ったものが使える個性的なものになっています。
これらの武器やスキルを駆使して敵を倒し、拾った経験値でレベルアップとパワーアップを積み重ねていきながら決められた時間耐え抜くとステージクリアとなります。
ゲームの進行と目標
ヴァンサバ系ゲームの目標は「決められた時間耐え抜くこと」であり、『グリードランド』もやはり各ステージの決められた時間を耐え抜くことが大きな目的ですが、他にも2つ目標があって1つ目は「昇進任務をこなして昇進すること」、2つ目は「マップ内のG結晶を集めること」です。
1つ目の「昇進任務をこなして昇進すること」は、特定の武器を使って何体敵を倒すとか特定のステージをクリアするとかの実績目標です。
各階級に任務1から任務3まで3つ用意されて、3つすべて達成すると昇進して階級が1つあがり、武器などの装備品や新しいエリアが解禁されます。
面倒な任務の場合、お金を払って「長官を買収」することで任務達成したことにもできます。
武器の解放はともかく、新しいエリアに進むためにはある程度の階級になっている必要があるため昇進任務に挑戦することは大事なことです。というか昇進任務がなかったら、どのマップでも毎回同じプレイになるだけなので、一味違ったゲームプレイにするために昇進任務があるといっていいでしょう。
2つ目の目的「マップ内のG結晶を集めること」について、『グリードランド』はお金の役割をはたすリソースが2種類あって、このG結晶はより上位の装備を取得したり、アップグレードしたりするのに使用します。
マップ内での入手方法は定期的にマップのどこかにランダムに出現してレーダーの範囲内であれば場所が表示されるのでそこに行くと紫色の石があり、それを攻撃すると入手できます。
ヴァンサバ系ゲームは倒した敵がその場に落とした経験値を拾う都合上、その場からあまり動かないで防衛することが多くなりがちですが、『グリードランド』では、このG結晶を探して集めるという目的のおかげでマップの一か所に留まらず、動き回るようなプレイをさせることがうまい具合にできています。
G結晶を必要とするパワーアップの効果は大きく、高難易度ステージをクリアするためには必要不可欠です。
そのため、『グリードランド』のゲーム進行は、単にステージをクリアするだけでなく階級上げとG結晶を集めてパワーアップの2つを主軸に置いたものとなります。
気になった点
まだ早期アクセスなので今後変わる可能性はありますが、『グリードランド』で私が特に気になったところがあります。
それは、30もある全てのステージのマップがなんの障害物もない平坦なマップで変わり映えしないことです。
障害物のない広いマップは、この『グリードランド』に限らずヴァンサバのクローンゲームには結構あり、中にはこのような平坦な地形で全く問題ない場合もあります。
しかし、このゲームについては、マップごとに地形の変化がある方が良いと思いました。グリードランドには、林野地帯、砂漠地帯、氷原地帯の3つのエリアに各10ステージの30(さらに昼、夕、夜の変化を入れるなら90)ものマップがあります。
しかし、その全てが岩も木も崖も河も何もない平坦なマップで代り映えがしないために次のステージに進んでもやることに変化が訪れず面白みがありません。
もし、これが例えば「林野地帯1面から林野地帯2面に進んだら土と草しかなかったマップから岩や樹が置いてあるマップになった」とかマップに変化やバリエーションがあれば次のステージに進む意欲も沸くし、各ステージの攻略も変わってくるので楽しかったと思います。
今からでも遅くないから、地形の変化に富んだマップにしてくれないですかねぇ…。
まとめ
『グリードランド』は、現在、アーリーアクセスのため、まだ開発中の部分があったり、物足りないところもありますが、現段階でも十分に楽しめて完成が期待できるゲームでした。
ヴァンサバ系ゲームが好きな人は要チェックだとおもいます。
以上
『グリードランド』のレビューでした。
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