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重曹エビマヨコーン(JEMC):レビュー記事100本以上

『TOEM(トーエム)』の感想・レビュー

グレースケールの世界でカメラ小僧の小さな冒険

134本目のゲームレビューです。

評価

〇良ゲー

独特な手書き風のビジュアルの柔らかい雰囲気と音楽は、心癒されてとても良い感じです。

『TOEM(トーエム)』とは

発売日・対応機種

発売日 対応機種
2021年9月17日 PlayStation4(5)/Switch/PC
2023年7月18日 Xbox one(Series)

※ゲームパス対応

どんなゲーム?

スウェーデンのインディーゲームスタジオSomething We Madeによって開発・発売されたフォト撮影アドベンチャーゲーム

プレイヤーはおばあちゃんから渡されたカメラを持ってTOEMを探す冒険に出発する

感想など

独特なアートスタイル

『TOEM』の1番の特徴といえば、グレースケールのビジュアルでしょう。

見た目をグレースケールで表現する手法は、カラーTV登場より昔の時代のレトロ感やモノクロ映画のような雰囲気を出すのによく使われ、当ブログでもレビュー記事を書いた『Trek to Yomi』もモノクロの黒沢映画のような雰囲気を演出するためにあえてグレースケールの映像表現をして見事に雰囲気をだしていました。

では、『TOEM』のグレースケール表現は、どんな効果が出ているのかというと、レトロ感も無くはないですが、どちらかというと手書き風の柔らかい雰囲気を演出する効果が高く感じられました。まるで児童書の挿絵のような雰囲気で白黒にすることで、より手書き感と独特な雰囲気を出すことが出来ているのだと思います。

手書き風で独特な雰囲気

グレースケールにしてしまうと「暗くて見えにくい」とか「色がないから味気ない」とかデメリットがあるように思うかもしれませんが、実際にプレイして動き回るとそのようなデメリットは一切気になることは無く『TOEM』においてはグレースケールはベストな表現方法であると思いました。

また、見下ろし型の2D表現に見えて実は3Dでマップの視点を回転させることも可能です。

カメラを構えれば見下ろし視点から一気にプレイヤーの1人称視点へと変わりますが、絵の中に入り込んだみたいな迫力があって面白いです。

カメラを構えれば見下ろし視点から1人称視点に

悩みを聞いてスタンプ集め

『TOEM』の目的はタイトルにもなっているTOEMという現象を撮影することですが、そこに行くまでには人助けをして一定数以上のスタンプを集めて次のロケーションへと進んで行くことになります。

人助けは、いわゆるサブクエ形式ですが、何かしらを撮影してくる依頼だけでなくアイテムを探して渡したり、人や動物を連れて行ったりなどいろいろあります。

撮影する依頼でもすぐに見つかるようなものばかりではなく見下ろし視点では見えない場所に隠されていたりするし、様々なギミックや装備をしようしたりで単なるお使いというよりはパズル要素があります。

いろいろな場所でサブクエを受注

子どもを探したり怪物を探したりなど依頼は様々

スタンプが一定数溜まれば次のマップへ

いろいろな写真を集めよう

TOEMを探すのと依頼を受けてスタンプ集め以外ではとにかく様々な場所で自由気ままに写真を撮って遊びます。

むしろこちらがこのゲームのメインコンテンツかもしれませんね。

虫や小動物のアルバムのコンプリートを目指すため写真を撮るのももちろんですが、実績のつかない写真でも自由にパシャリパシャリと撮って遊びます。

ゲームのフォトモードが好きな人なら存分に楽しめるでしょう。もちろんフレームやフィルターといった機能も使えます。

コンプリートを狙いたくなるアルバム

実績に関係ない写真だって取ってて楽しい

上を見上げたら意外な場所に…ということも

フレームやフィルター機能もあり

助けた人からはキラキラした顔写真が取れる

まとめ

『TOEM』はパズルもそれほど難しくはなく、クリアするだけなら割と短時間で終わるゲームです。

しかし、独特の雰囲気や音楽がとても心地よいので急がずにゆっくりマイペースに遊ぶのもいいかもしれませんね。

 

以上

『TOEM(トーエム)』のレビューでした。

 

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