199本目のゲームレビューです。
評価
86点
〇かなりの良ゲー
難易度は高めですが、戦略性が高くてとても面白いです。
『Into the Breach』とは
発売日・対応機種
発売日 | 対応機種 |
2018年2月28日 | PC |
2020年9月18日 | Switch |
2022年7月19日 | Android/iOS |
どんなゲーム?
高い評価を受けた宇宙船ストラテジーゲーム『FTL: Faster Than Light』を開発したSubset GamesがFTLに続き開発したターン制ストラテジーゲーム
時空を超えてやってきた兵士達が戦闘メカに搭乗し、VEKと呼ばれる侵略生物から滅亡の危機にある都市を防衛する。
感想など
8×8マスのターン制ストラテジー
『Into the Breach』はメカに乗って巨大な侵略生物から都市を防衛するターン制ストラテジーゲームです。
特徴は8×8マスのマップ、出撃ユニットは3体、防衛は通常5ターンで決着というコンパクトさです。
各ステージの勝利条件は、敵を殲滅することではなく、戦場となっている都市や施設の建物を規定のターン数守り抜くことです。しかし、時には同時に4体以上の侵略生物が侵攻してきますので、そんな中、たった3体のユニットで敵の攻撃からどのようにして建物を守るかという問題があり、この解決を模索するのに非常に頭を使う戦略性の高いゲームとなっています。
詰将棋のような戦略性
『Into the Breach』の戦闘では、次のターンの敵の行動が予め見えるのが大きな特徴で、これがこのゲームの深い戦略性を生み出すポイントとなっています。
敵は防衛対象の建物の破壊やこちらのユニットに対して攻撃を狙ってくるので次のターンまでにこれらに対処します。
対処方法としては敵の撃破以外にも、ヒットバックなどにより対象を移動させる効果のある攻撃を当てて敵の位置を変えて攻撃をそらせたり、同士討ちさせたりします。また、建物を守るには、時には敵の攻撃の軌道上に立ち、「体を張って」攻撃を受け止めるといった戦法もあります。
このように敵のターンの行動を知った上で、最善の一手を模索するというゲームプレイから『Into the Breach』パズルや詰将棋に例えられます。
難易度はノーマルでも高め
『Into the Breach』は、難易度の高いゲームです。
このゲームは、敵の攻撃によって施設が破壊されるごとに減る電力インフラ(パワーグリッド)が0になるとゲームオーバーで、電力インフラは、初期で5あり、ステージクリアの報酬などにより最大で7マスまでなります。
7回まで攻撃されてもいいなら余裕…?と思うかもしれませんが、電力インフラの状態はステージクリア毎にリセットされて全快するのではなく次のステージに引き継ぎます。
つまり、最大HP7で10~20ステージ耐え抜く必要があります。雑にプレイしてると1ステージで軽く2~3発くらい被弾しますのでこの調子で進めればとてもクリアまで持ちません。よく考えて、全ターン1回も被弾しないような最善の立ち回りで進めていくことが求められています。
私は最初、難易度ノーマルで始めましたが、適当にその場しのぎでユニットを動かすスタイルでプレイしていたらあっという間にゲームオーバーになってしまいました。そのため、一旦、難易度イージーに変更して1回クリアし、ゲームシステムを理解して慣れてきたらノーマルでプレイし、クリアしました。
イージーでもそこまで簡単というほどではありませんが、割と雑にプレイしても何とかなるし、ほとんどの実績がどの難易度でも達成できるので最初はイージーでプレイするのがおすすめです。
スマホでもプレイ可能…だが
『Into the Breach』はAndroid及びiOS版がリリースされており、スマートフォンでプレイすることが可能です。
しかし、買切り型ではなく、Netflixのサブスクリプション加入者向けのゲームのため、同サービスに加入していないとプレイできません。オンラインでのログインが必要でサブスクを解約したらプレイできなくなってしまうものです。
スマホゲームはいつサービスが終わるかわからないサブスク型やF2Pより買い切り型派な私としては非常に残念です。買い切り版もぜひ発売してほしいですね。
逆に既にネトフリに加入している人であれば、何ら障害なく無料で遊び放題なので空いた時間に遊び倒すとても良いゲームになると思います。
以上
『Into the Breach』のレビューでした。
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