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『 Trek to Yomi 』の感想・レビュー

Trek to Yomi の感想・レビュー

50本目のゲームレビューです

評価

〇良ゲー

大作ではないがお値段分は十分に楽しめる。

Trek to Yomiはどんなゲーム?

昔の映画のようなモノクロのビジュアルが特徴の時代劇横スクロールチャンバラアクションゲーム『黄泉への旅路』というタイトル通り現実世界のほかに黄泉の世界も探索することになる。

感想など

雰囲気が最高のビジュアル

モノクロで黒沢映画の時代劇のような特徴的なビジュアルは本当に素晴らしい。

単にモノクロでごまかしているわけではなく、キャラクターの顔などのモデル、風景や構図などのカメラワークがしっかりした上でモノクロを乗せることによって、このゲームの重く感傷的な物語を演出している。

海外制作でも日本語や日本文化の表現は完璧

Trek to Yomiは日本が舞台のゲームであるが、開発は海外のゲーム会社だ。しかし、日本が舞台ということもあり、英語設定でも日本語の音声で(オプションで英語吹替ができる)日本語表記も多くある。

海外の人が制作した日本となると、日本人なのにカタコトで喋ったり、文法のおかしい変な日本語がそこらじゅうにあるようなものが結構あるが、このゲームはGhost of Tsushimaと同じく日本人が作ったものより日本らしい日本が表現されていて製作者は日本のことを入念に研究したことがうかがえる。

セリフを喋る配役もよくて敵役であるカゲロウの声はGhost of Tsushimaでは誉親父こと志村を演じた大塚明夫氏だ。

チャンバラアクションは良好

キモとなるチャンバラアクションはいたってシンプル。

剣戟で使うのは弱攻撃強攻撃ガードはじき(直前ガード)と方向キーと攻撃ボタンの組み合わせででる連続攻撃だ。連続攻撃は先行入力が効かないのでタイミングよくポンポンと押さないと行けないのでやや出しづらい。

シンプルではあるのだが、素早い攻撃で先制をとるか相手の攻撃を待ってガードしてから重い攻撃で反撃をするかなど立ち回りはいろいろと考えられて面白い。

はじきについては、SEKIROのようにガキーンと気持ちのいい音せず爽快感が控えめなのがちょっと残念。

また、ザコ敵の種類が単純に刀を持った野党だけではなく、弱攻撃では怯まない小鬼のような敵や剣を念力で飛ばしてくる敵、背後にワープして切りつけてくる敵など様々でそれらの敵種に合わせて立ち回りを変えて戦うようにするなど、ワンパターンなアクションにならないように工夫されている。

難易度はそこまで難しくはない

ゲーム開始時に難易度選択があり、歌舞伎武士道浪人剣聖(1周クリア後解禁)から選べる。歌舞伎は難易度Easy相当だと思われるが、デフォルトがここにカーソルが合わさってたので、最初とりあえずこの歌舞伎を選択してプレイしたんだけど、敵が弱攻撃1発で倒れるなどヌルすぎたので途中で武士道に変更してやりなおしをした。

そして、難易度武士道でもそんなに難しくはない。理由は体力全回復するチェックポイントが2~3戦闘ごとくらいの頻繁な感覚で設置されているためだ。

ボスも体力がそこまで高くはないので、強攻撃とサブウェポンでゴリ押ししてても勝てたりする。さすがにラスボスは結構苦戦したけどね。

自分に合わせた難易度選択でいいと思うけど、歌舞伎は連続攻撃出し切る前に敵を倒しちゃうくらい柔らかくて味気なさそうだから武士道以上がいいかも

ステージのルートやストーリーにちょっとした分岐有り

ステージは1本道かと思いきや枝分かれしている場所が結構多い。多くはないがちょっとしたパズルをする場所もある。ただし、パズル自体はめちゃめちゃ簡単。あくまでも敵とのチャンバラで進むのがメインのゲームということだろう。
そして、クリアまでに選択肢を選ぶシーンが3か所あり、この選択によってエンディングが変化する。

とりあえず1週目は『務めを選ぶ』ルートを選択したけど、選択肢はエンディング以外大きな変化はなさそうなので、また時間をおいて新鮮な気分でできるようになったら別のルートでもやってみようかな。

 

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