138本目のゲームレビューです。
評価
80点
〇スルメゲー
良くも悪くもいつものベセスダのRPGです。
『Fallout4』とか好きだった人なら期待通りの出来で楽しめると思いますが、ベセスダのRPGはじめての人は慣れるのに時間がかかるかも…。
『Starfield(スターフィールド)』とは
発売日・対応機種
発売日 | 対応機種 |
2023年9月6日 | Xbox Series/PC |
※Game Pass対応
どんなゲーム?
『The Elder Scrolls』(スカイリムなど)や『Falloutシリーズ』で知られるベセスダ・ソフトワークスが開発・販売するオープンワールドRPG
グラヴ・ジャンプの技術により宇宙での星間を航行することが一般的となっているSF世界が舞台
感想など
ファストトラベルしかない宇宙旅行
『Starfield』は未来のSF世界を舞台として、宇宙に広がる1000以上の惑星間を航行して冒険をすることができるのが最大の特徴のゲームです。
ところが、いきなりネガティブな話題から入ってしまいますが、このゲームを「広大な宇宙を自由に飛び回るオープンワールド」と表現するには問題があります。
それは、地上から大気圏突入して宇宙に出る時、別の惑星までの宇宙空間の移動、宇宙空間から地上に着陸する時といったシーンが全てシームレスに繋がっておらず、マップロードを挟んだ別エリアへの移動という形式になっているということです。
つまり、宇宙全体が1つの大きなマップにはなっていないのです。
期待していたのは、宇宙全体が1つのマップになっていて、惑星を飛び立つときも「空に飛びあがる ~ 地上の施設がだんだんと小さくなっていく ~ 雲の上に出て地平線も弧状になっていく ~ 大気圏突入 ~ 大気圏外の宇宙空間に到達」という一連の流れをシームレスに体験することでした。
せめて星系の宇宙くらいまでは1つのマップにまとめてシームレスに航行させて欲しかったです。
しかし、それどころか星自体も1つのマップではないし、主要都市も建物の内部や別区画でマップロードの入る別エリア扱いでシームレスに移動はできません。
例えば、主要都市のネオンで港から上層プラットフォームに移動するのもシームレスではなくエレベーターに乗ってマップチェンジされる方式ですし、半分くらいのお店は外と店内がシームレスには繋がっていません。
さらに、主要都市の数も数えるほどしかなく、惑星が広く大きい割には、街の探索できる部分の大きさは「龍が如くシリーズ」の神室町程度の広さしかないので1000の惑星を冒険できるという壮大な設定の割にはかなり寂しいスケールです。
この問題点は発売直後から、いろいろなところから指摘されたところでもありますが、やはり残念な点だったと言えます。
それでもやっぱり面白い
さて、いきなり不満点をボロクソあげましたが、じゃあ「スターフィールドってつまんないの?クソゲーなの?」かというと、そんなことは、まったくありません。
私の感想は、同じベセスダのRPGの『スカイリム』や『Fallout4』と同じくらい面白いと感じました。はまればすごく面白いゲームです。
特に世界観やキャラクターなどの設定が深く練り込まれて作られているため、大量にあるクエストのストーリーは総じてクオリティの高いお話が多いです。
まぁ、稀に「何だこりゃ」みたいな拍子抜けするクエストもありますが…。
そして、素晴らしいのは、膨大なテキスト量とそれらが全て日本語吹き替えされているということです。
翻訳も声優の演技も上手でこんなにいっぱい喋るのによくマルチランゲージで吹き替えしたなとか、テキスト作る人も翻訳する人も吹き替えで喋る人も本当大変だったろうなと感心します。
これは、やはり大金をかけた超大作ならではでしょう。
余裕があれば、街の中で聞こえてくる会話にも耳を傾けてみてください。街の賑わいから住民の生活、『Starfield』の世界観がリアルに伝わってきますよ。
それからクエストも説得で進めたり武力で解決したりと攻略方法は様々で分岐も多く自由度が高いです。
こういった細かい作り込から『Starfield』は、ゲームの世界をロールプレイで体験できるベセスダのRPGの魅力がしっかりと備わっていると言えます。
宇宙船や拠点づくりも楽しい
『Starfield』では、自分だけの宇宙船を組み立てたり、好きな惑星に拠点を作り資源の採掘などをすることが出来ます。
宇宙船のカスタマイズ(シップビルダー)は1から船を作ったりはもちろん、パーツを入れ替えたりするだけでも難しそうに感じてしまいますが、やってみると意外に簡単で楽しいです。
マンティス宇宙船の搭乗口ですが尻から入るタイプなので荷物パンパンで宇宙船に駆け込む時など地味に不便です
— エビマヨ (@nahco3ebimayo) 2023年9月12日
シップビルダーで搭乗口を逆向きにして前から入るようにすればお漏らしする前にトイレに駆け込めます😌
宇宙船弄りやってない人もいると思いますが、やると楽しいですよ😉#StarField pic.twitter.com/2oEz4SWQOF
ただし、1回行ったことのある惑星のランドマークなら宇宙船に乗らずともファストトラベルで行けちゃうので、せっかくカッコイイ宇宙船を作っても宇宙航行するシーンを目にする機会がそんなに頻繁にないのが寂しいところです(^_^;)
拠点づくりの方は『Satisfactory(※)』というシミュレーションゲームに近い感じです。
資源の採掘と収集が目当てですが、集約型倉庫にしたり、ラボを作って便利にしたり、家具などを置いて快適空間を作ってみたりと建築ゲームが好きな人なら時間を溶かしてやってしまいそうです。
ただし、必要な資源を集めるだけならショップをハシゴして買ったほうが速く楽だし、大量に資源を持っていてもあまり使い道がないのが悲しいです。
惑星間の貨物リンクがもうちょっと楽にできて拠点にいなくても船から拠点の倉庫にアクセスできるとかだったらもっと使えたんですけどねぇ…。
※Satisfactory
研究と植民地化のために派遣された異星に降り立ち資材を生成する自動化ラインを建設するオープンワールド工場建設ゲーム
当ブログにレビュー有(89本目のレビュー)
ロマンスもあるコンパニオン達
『Starfield』では様々なNPCをコンパニオンとして連れ歩くことが可能です。
特にコンステレーションのメンバーの4人はロマンスを経て結婚まですることが可能です。
この結婚候補者4人について、私が感じた印象とともに紹介しようと思います。
サラ・モーガン
サラはコンステレーション本拠地のロッジについた序盤から同行してくれる仲間でスターフィールドのメインヒロインとも言えるキャラクターです。
実際、サラはなかなかの美人な上、性格もよくてとても親切で優しいです。
しかし、恋愛対象としてはちょっと年配すぎかなーというのが私の印象です。
もう15年くらい早く出会いたかったですね。
バレット
バレットは主人公をコンステレーションに誘ってくれた仲間でカリスマ性もあり、スターフィールドのメインヒロインとも言えるキャラクターです。
バレットは最初、リーダーとなって人を引っ張っていくタイプの人かなと思ったんですが、どうもそうでなくて個性的な変人といった感じですね。何かくれる時は拾った料理だし…。でも、そこが彼の魅力です。
最初は彼をパートナーにしようと思っていたのですが、ある時「アーヴィン・マダニは私の夫だった。優秀な生物学者で、私より2年早くコンステレーションに入った…」とカミングアウトされて以降、元カレの話を延々と話すのでなんかコンパニオンから外しました。
サム・コー
サム・コーは惑星アキラにあるアーティファクトを取りに行くときに同行してくれる仲間でスターフィールドのメインヒロインとも言えるキャラクターです。
イケメンで名家の生まれでしかも有能とパートナーとして文句のつけようがなさそうな彼ですが、もし、彼と結婚を考えているのなら注意点があります。
連れ子がいます。
コラ・コーという実子です。
コラは可愛くないことはないんですが結構うるさいです。
宇宙船に乗ってる時もサムと会話しまくりで「ちょっと黙ってて」という時が何回もありました(^_^;)
結局、結婚はしたですけどね。
結婚式は、前妻の方も出席してくれましたよ。
アンドレヤ
アンドレヤは謎めいた女性でスターフィールドのメインヒロインとも言えるキャラクターです。
彼女は戦闘になると透明化します。プレデターです。
結構美人だしサラより若そうでこれといった欠点はなさそうなのですが、逆に他の3人よりも個性がなく印象が薄かったですね。
何かくれる時、くれるものがお金なのが嬉しいくらいです。
1周目の結婚はサムだったけど2週目は彼女がいいかな。
まとめ
まとめると以下のとおりです。
- 『Starfield』は宇宙が舞台のオープンワールドであるが、宇宙空間の移動はシームレスではない
- いつものベセスダのRPGなので『フォールアウト4』などが好きだった人は満足できる面白さだと思う
- 設定が深く練り込まれた世界観で小さなクエストでもストーリーが良く出来ている
- 膨大なテキスト量と分岐の自由度が素晴らしい
- シップビルダーや拠点づくりは必須でやるものでもないが、やると楽しい
- 登場するキャラクターは個性的かつ魅力的で結婚することもできる
以上
『Starfield(スターフィールド)』のレビューでした。
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