139本目のゲームレビューです。
評価
67点
〇不安定
リリース時点のSteamレビューでは「やや不評」
オンラインサーバーの不具合によるマッチングトラブルが不評の原因とされていますが、問題点は他にもありそうです。
『PAYDAY3』とは
発売日・対応機種
発売日 | 対応機種 |
2023年9月22日 | PlayStation5/Xbox Series/PC |
※Game Passでリリース初日からプレイ可能
どんなゲーム?
プレイヤーは強盗チームの1員となり4人で協力して銀行や美術館などを襲うファーストパーソンシューティングゲーム(FPS)
強盗という凶悪な犯罪行為を行い、警官や民間人を大量にキルできるためレイティングは「CERO:Z(18才以上のみ対象)」になります
感想など
Paydayシリーズ3作目
『PAYDAY3』はかつて「Left 4 Dead(L4D)」銀行強盗版とも例えられた「PAYDAYシリーズ」の第3作目です。
L4Dは4人で協力して大量に押し寄せてくる感染者(ゾンビ)と特に強力な特殊感染者を乗り越えて脱出するFPSでしたが、PAYDAYは感染者の部分が警官やSWATに置き換わり、4人で協力して大量に押し寄せてくる警官やSWATと特に強力な特殊隊員を乗り越えて脱出するFPSといえます。
特殊隊員には、盾持ちのシールド、テーザー銃でショックさせてくるザッパー、物陰からヒョォォーという独特な音とともに体術で制圧してくるクローカー、圧倒的な防御力と耐久力と火力をもったボス級のブルドーザーなどがいます。
ステルスも可能
PAYDAYはいきなり襲撃して強盗してももちろんいいのですが、ゲーム開始時はステルス状態で行動を開始し、そのまま窃盗を行いステージクリアをすることも可能です。
ステルスは第1作目からある要素ですが『PAYDAY3』になってからは、隠密性の要素が廃止されて重アーマーや大きい銃を持っていても普通に隠密行動ができ、セキュリティレベルが中程度(プライベートエリア)で発見された程度であれば追い出されるだけで通報はされないなど格段にやりやすくなりました。
しかし、ステルスで最後まで通してマップをクリアするのは、やはり相当難しいのは変わりません。
そもそも、ステルスと協力プレイって相性が悪いところがあるんですよね。
4人でまとまって行動しても意味がないし、バラバラに行動すればそれだけ発見されるリスクが上がりますので。
4人全員がちゃんと理解して行動しないといけないのでオートマッチングの野良でやるのは、まず無理と考えていいレベルです。誰かしら痺れを切らしてドンパチ始まっちゃいます。
じゃあソロなら行けるのかというと2人以上いないと突破は難しい箇所もあるでやはり厳しいです(^_^;)
4人協力強盗ゲームの『Payday3』
— エビマヨ (@nahco3ebimayo) 2023年9月24日
NPC3人のソロで倉庫ステージをステルスで完遂しました
Payday2よりステルスはやりやすくなりましたが、オートマッチングだと大体誰かが痺れを切らして見つかってしまうので無理でしょう
かといって1人だと今度は広いマップいったりきたりさせられてしんどいです😓 pic.twitter.com/0NGWQhuWYw
マルチでステルスをやるのなら、それなりの理解者が数人集まってボイスチャットなどでやりくりしながらでないと難しいでしょう。
※追記
その後、ソロと野良(オートマッチング)を何度かやりましたが、ステルスは何回かチャレンジすれば結構いける難易度でした。初心者が減ってくれば、野良のオートマッチングでも普通に行けるようになるかもしれません。
使いどころが難しいオーバーキル武器
『PAYDAY3』では新しく「オーバーキル武器」という武器のカテゴリーが追加されました。
オーバーキル武器は、最初は使用することはできず、オーバーキルゲージをためて満タンにした状態で投下物資として要請できるようになります。
オーバーキルゲージは敵を倒すと少しづつゲージが溜まっていきます。いわゆるウルトのようなものですね。
オーバーキル武器はすさまじい火力を持っていてこれで敵をなぎ倒していくのは爽快なのですが、問題点がいくつかあります。
まず、最初の問題点は、変な場所に投下されることです。
おもいっきり敵陣の中とかめちゃくちゃ離れたところとかに投下されます。
無理に取りに行こうとすれば、敵の銃弾の雨にさらされてむしろピンチに陥ります。
次に、種類が少ないことです。
レベル40になるまでは使いにくいグレネードランチャーしかありません。ですので、オーバーキル武器の使いにくさというのは、この武器の使いにくさのことです。
そして、さらなる問題点は、グレネードランチャーの自爆ダメージです。
見た目以上に広い範囲で自爆ダメージを被りガッツリとアーマーを持っていかれてしまいます。
オーバーキル武器は捨てないと武器交換できないのでいきなり目の前に来た敵にあわてて撃って自爆するとかもよくあります。
あとグレランは敵スナイパーになすすべがなかったりとか、ブルドーザーにたいしてダメージを大して与えられないとか特有の問題がいろいろとあります。
アップデートでもっと沢山の種類が出てきてくれれば見方も変わってくるでしょう。
チャレンジ達成で悪名度アップ
『PAYDAY3』には「悪名度」というRPGのレベルにあたるステータスがあり、これを上げることによりスキルポイントを得てスキルを取得したり、より強い武器を購入することができるようになります。
悪名度を上げるには、普通にプレイするだけでなく各チャレンジ(実績)を達成する必要があります。
つまり、悪名度をより早く高くするためには、1つのお気に入りのスタイルだけでなく様々なプレイスタイルで強盗を完了させなくてはなりません。
しかし、いろいろなプレイスタイルを試して欲しいというのはわかるのですが、私としては、このレベルアップシステムはあまり好きではありません。
何故なら悪名度あげてスキルポイント得るためには、お気に入りの武器だけ使っていてはダメで使いたくない武器とかも使ってプレイしないといけないからです。
私はお気に入りの武器を見つけたらずっと同じ武器を使っていきたい派なんですよ…。
オンライン専用
『PAYDAY3』をプレイするにはオンラインにログインが必須でローカルゲームやオフラインゲームでプレイすることはできません。
ここがこのゲームのいまいちなところでPAYDAY3用のアカウントを作成して紐づけするだけでも結構面倒です。
マルチプレイしかないのでソロでやりたい派の人は辛いかもしれません。
一応、誰ともマッチングしないようにしておけばソロプレイは可能です。
また、上記のようにオンラインのプレイヤーと組まずにソロでやりたくてもマッチングサーバーには接続する必要があるのでサーバーに障害などがあるとゲームを開始することができません。
リリース初日はマッチングトラブルのせいで多くの不評を得ることになってしまいました。
最後に
リリースからマッチングの問題などで低い評価を受けてしまっているPAYDAY3ですがPAYDAY2が好きで楽しんだ人なら本作も同様に楽しめると思います。
また、PAYDAY2もリリース時はバランスが悪く微妙なゲームでしたが度重なるアップデートで格段に面白くなっていきました。
PAYDAY3もPAYDAY2のようにこれからアップデートを重ね面白くなっていく可能性があり、そのポテンシャルも十分にあるように感じられました。
今後のアップデートに期待したいゲームです。
以上
『PAYDAY3』のレビューでした。
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