174本目のゲームレビューです。
評価
81点
〇かなりの良ゲー
ユーモアたっぷりなストーリーがとにかく面白いです。
『UnMetal』とは
発売日・対応機種
発売日 | 対応機種 |
2021年9月29日 | Xbox one(series)/PC |
2022年7月28日 | PlayStation4(5)/Switch |
どんなゲーム?
ステルスゲームというジャンルを生み出した名作『メタルギア』をオマージュした2Dスニーキングアクションゲーム
無実の罪で投獄されたエリートソルジャーでも特殊部隊のコマンドーでもない主人公ジェシー・フォックスが軍事基地からの脱出を図る
感想など
メタルギアオマージュ
『UnMetal』は、ステルスゲームの元祖『メタルギア』をオマージュしたゲームです。
スニーキングミッションという基本的なゲームプレイはもちろんですが、主人公のジェシー・フォックスの見た目や無線通信でのやり取りなどいたるところでメタルギアを匂わせる部分がてんこ盛りです。
なお、メタルギアのパロディとして扱っているのは、見た目や雰囲気など大まかな部分で、メタルギアファンにしかわからないようなニッチなネタはあまりないため、メタルギアを特に知らない人でも全く問題なく楽しむことができます。
センス抜群のユーモア
『UnMetal』の素晴らしいところはセンス抜群でユーモアのあるストーリーです。
物語は、国境に侵入して迎撃されたヘリから捕えられた主人公のジェシー・フォックスが尋問官にこれまでに体験してきた武勇伝を語る方式で進行しますが、ところどころでゲームや映画のストーリーに対する風刺の効いたユーモアが散りばめられていて面白いです。
この語りの中では、ユニークな選択肢が出されることもあり、選んだ選択肢によってその後の展開が難しくなったり簡単になったりします。
例えば、ジェシー・フォックスが敵の基地の中を進んでいるシーンで突如「次の廊下で遭遇したのは…」というセリフとともに「センサー、衛兵、羊」という3択が出てきます。
当然、自分は一番楽そうな「羊」を選んだわけですが、これが罠で羊が250匹も登場して非常に前に進みづらくなります。おそらくセンサーか衛兵の方がずっと楽だったと思われます。
このように、『UnMetal』のストーリーは敵地侵入ミッションという映画やゲームにありがちのプロットながらも溢れるユーモアで予想外の展開や驚きの結末を生み出すことに成功しています。
気になった点
自分の中で概ね好評とも言える『UnMetal』で唯一気になった点…というか悪かった点といってもいいかもしれません。
中盤にものすごく理不尽な中ボス戦がありました。
それがコイツです。
DRILL SERGEANT(訓練教官)
コイツとはバトルらしいバトルはありません。
正しい選択肢(1回目「盗まれた」→2回目「手がかり」→3回目「場所」)を選んでいくだけです。
しかし、選択肢を間違えるとゲームオーバーになって前回セーブをしたところまで戻されます。直前の会話からとかじゃないんですね。
しかし、なにを隠そうコイツのいるところがセーブポイントなので、1個前のセーブポイントは結構戻される上、道中は衛兵を全部ノックダウンして兵舎に隠さないといけなかったりでかなり面倒くさいです。
選択肢の正解もわかるはずもなく2回失敗したところで諦めて攻略サイトで調べました(^_^;)いやーさすがに理不尽すぎるでしょ。
あとはラスボス戦もちょっと酷かったですね。まぁ、この訓練教官に比べればマシですが。
とはいえ総合的に勘案すれば、かなり面白かったゲームなのは間違いないです。
メタルギアを知らなくても十分に楽しめるゲームでエンディングも面白いので興味を持った人は、ぜひ最後までプレイしてみてください。
以上
『UnMetal』のレビューでした。
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