130本目のゲームレビューです。
評価
〇かなりの良ゲー
非常に面白いです。
一応、ホラーゲームなので全ての人にオススメというわけにはいきませんが、怖いのが余程苦手な人出なければ、買って損はしないでしょう。
『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』とは
発売日・対応機種
発売日 | 対応機種 |
2022年6月16日 | Switch/PC(Steam)/Android/iOS |
どんなゲーム?
スクウェア・エニックスが発売する昭和時代の東京都墨田区を舞台としたホラーアドベンチャーゲーム
「蘇りの秘術」を行使するために「本所七不思議」にまつわる呪いを受けた数人の男女達の物語を読み解いていく
感想など
ネタバレについて
本レビューは序盤のネタバレをほんのり、中盤のネタバレを匂わせ程度しています。
そして最後に真エンドへの行き方をガッツリ書いてます。
興味があるけどまだプレイしてない人などや、「買い」かどうか迷っている人であれば、上の評価で書いたとおり、買って損はない傑作アドベンチャーですので、まず買って(安いし)クリアしてから本レビューを見ることをオススメします。
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ホラーアドベンチャー
『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』はホラーアドベンチャーゲームです。
ホラーゲームといってもバイオハザードのように見た目が気持ち悪いクリーチャーが登場して血しぶきが飛び散るようなハリウッド・ホラーのようななホラーではなく、呪いや心霊現象が中心のジャパニーズ・ホラーの部類に入るホラーです。
怖さは全体的に言えばそんなに怖くはないのですが、ジャンプスケア(※)的な演出のホラーがいくつかあって苦手な人は注意です。
※ジャンプスケア
大きい音とともに急にお化けをドアップで出すとかしてビックリさせる手法
特に物語の冒頭の方は怖いです。
いくつかのシーンでは一人称視点で登場人物の視点を360度見回せるのですが、やはり、後ろを振り向くのが怖いですね。
中盤以降は、昼になり複数人で行動するということもあってあまり怖くはありません。
また、登場キャラクター達も愛嬌もあり頼りがいもあるし、ユーモアやジョークも結構飛び交うので、それほど張り詰めることはないでしょう。



昭和時代の物語
『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』は昭和後期(1980年前半くらい)の時代の東京都墨田区が舞台となっています。
そのため、携帯電話やスマートフォン、インターネットなどはもちろん存在していなくて電話ボックスや黒電話、駄菓子屋などが当たり前のようにあり、ブームやファッションも昭和のものとなってます。
私が特に昭和っぽいなぁと感じたのは、ロングスカートのセーラー服に聖子ちゃんカットのスケ版風ファッションの奥田さん(可愛い)でしょうか。
あとは収集要素の「なめどり」などは、やはり、その頃に流行った「なめ猫」のことでしょうし、あとは、当時はやった刑事ドラマっぽいBGMも流れたりして昭和感を出しています。
…多分!
というのも確かに私も昭和生まれで小学生の頃はファミコンやスーパーファミコンで遊んだりもしていましたが、青春の十代の頃は平成でしたので昭和のアイドルのブームとか流行のファッションなんかは流石によくわからなかったりします。私が高校生の頃は、女子高生というと大量にストラップを付けた携帯を持って髪を染めミニスカにルーズソックスを履き、音楽は小室哲哉プロデュース楽曲がオリコンチャートを席巻していた時代です。
もっとも最近の若い人の「子供の頃初めて触ったゲーム機はプレステ3です」とか「スラムダンクが連載してた頃なんて生まれてないっすよ」とかそういう話を聞いてるとジェネレーションギャップを感じずにはいられないほどに中年になってしまってはいるのですが(^_^;)
話を戻しますが、そんなわけで私もこの時代の頃は、体験はしてないので「懐かしいなぁ」とか回顧感はなく、「まぁ、なんとなくそれっぽい」という程度でした。
そもそも、この物語にそこまで昭和設定が必要だったのか、上手く使われていたのかどうかもわからないくらいです。50代超えたあたりの人ならわかるのかも?
声(ボイス)はなし
割と残念だったのは、セリフに対して声(ボイス)が一切入ってないことです。
パートボイスも入っていません(パートボイスならむしろないほうがよかったかもだけど)。
テキストも読みやすいし、そんなに難しい長いセリフもないのでいいのですが、フルボイスで喋ってくれた方がやはり楽です。
マダムなんかは艶やかな声があてられていたら、没入感も変わるんじゃないかなぁと思いました。
発想力も試される謎解きと推理
基本的にはゲームを進めて行けば、事件の全容は見えてきますが、たまに謎解きや推理でプレイヤーの頭脳が試されるところもあります。
そんなに難しい謎解きはないですが、わかるとすごく気持ちいいです。
トリックというか仕掛けもユニークで面白いので、できれば自力で解決してほしいですね。
謎解きや推理は、簡単で詰まることはないと思いますが、真エンドへ行く方法だけはミスリードが多く張り巡らされていてなかなか見つけられませんでした。
一応、よく考えて自力で攻略しましたが謎が解けた時は嬉しかったですよ。どうしてもわからない人はヒントだけ書きましたので参考にしてみてください。
真エンドへの行き方(ヒント)
真エンドの行き方のヒントは以下のとおりです。
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- 1回はエンディング#5を見てる必要あり。
- エンディング#5に至るルート「結末」からは分岐はなく結果は変えれません。また、何度エンディング#5を見ても案内人がヒントをくれることはありません。
- 陰の書の「以下の3つのものを一所に揃えよ」を実行することこそ真エンドに行くためのズバリ答えそのものです。
- 我が魂→晴曼(晴曼)の呪影。さすがにどの七不思議の呪いと呪詛珠が晴曼のものかは分かってますね。その呪影が出てきたシーンはそれほど多くないと思います。
- 我が現身→晴曼の子孫。吉見や白石またはその関係者かというのが完全にミスリードでここまでにその人が「子孫である」という情報は一切出てきていません。ゲーム内で何度か情報が出ていたのは補足の「特に強い霊感を持つ者」の方です。ジンライム一気飲みレベルくらいのですね。
- 我が精神→気づいてると思いますがその人です。「結末」の襟尾パートではミヲも既に気づいているようでした。まだ気づいていない人は、このシーンでミヲに話しかける前にミヲを調べるとなんとなく分かります。
- 3つ全てわかったら、その3つが揃うシーンをもう1度見てみましょう。新しい選択肢が増えているはずです。
以上
『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』のレビューでした。
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