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『8番のりば』の感想・レビュー(ネタバレ有)

大ヒット短編ゲーム『8番出口』の続編

191本目のゲームレビューです。

評価

〇良ゲー

クリアまで1時間もかからないくらい短いですが470円の価格分の満足感は十分に得られるゲームです。

『8番出口』よりホラー要素が強くなったので怖いのが苦手な人は注意です。

『8番のりば』とは

発売日・対応機種

発売日 対応機種
2024年5月31日 PC(Steam)

どんなゲーム?

大ヒットの結果、多くのクローンゲームや類似ゲームが出されるまでになった異変探しゲーム『8番出口』を製作したコタケクリエイト氏が開発・販売する短編ウォーキングゲーム

地下鉄という舞台やおじさんがいることなどは前作と同様だが、今回は異変探しとは異なる方法で脱出を試みるゲームとなる

感想など

『8番出口』の続編

『8番のりば』は、2023年11月にリリースされて大ヒットした『8番出口』続編となるゲームです。

前作は、地下鉄駅構内のような場所が舞台でしたが、今回は走行している列車の中が舞台となります。

今回は地下鉄の列車が舞台

前作も今作も特にストーリーのようなものはないのでそれほど重要なことではありませんが、2作とも同じ世界の話で、前作に登場したプレイヤー以外の唯一の人間で妙に存在感のある(彼しか人間がいないので当たり前ですが…)おじさんも今回引き続き登場します。

前作のおじさんは今回も登場

前作とは少し変わった異変探し

前作『8番出口』は、地下鉄駅構内の通路から外に出るために異変を探し、異変があれば戻り、なければ進む「異変探し」ゲームでした。このシステムが好評の結果、追従するように似たようなシステムの模倣ゲームが「8番ライクゲーム」として沢山出されまでになりました。

しかし、『8番のりば』は、前作のような異変探しゲームではなく、異変はあるけどそれを乗り越えて進むというゲームになりました。

例えば、出現してる異変に捕まらないように移動したり、パズルのような謎を解いたりなどして異変のある車両から次の車両へと進んで行きます。異変を無事乗り越えて次の車両に着くと、降りるドアの上にある次の駅の表示が一つ進むので、これを繰り返し「8番」駅の乗り場まで到着すればクリアです。

異変を乗り越えて進む

自ら作り上げた前作の「8番ライクスタイル」を自ら変えてくるというのはなかなかシブいですね。

異変探しゲームでなくなったことにより、今作は前作の様に異変を隠す必要がなくなったため、ギョッとするようなユニークな異変が多く登場するようになり派手で面白くなったと思います。

入った瞬間思わずギョっとする異変

フォトリアルなグラフィック

『8番のりば』は、前作『8番出口』と同じく最新のアンリアルエンジンを駆使した非常にフォトリアルなグラフィックで地下鉄の電車の中が表現されています。

8番ライクなゲームは沢山出ていますが、グラフィックの精密さは『8番出口』『8番のりば』が1歩抜きんでていて、それが、オリジナルと類似ゲームの差ともいうくらい本ゲームの大きな魅力の1つとなっています。

フォトリアルなグラフィック

ホラーゲームと呼べるほどの怖さ

今作は前作よりも怖いです。前作もサイコロジカルな広告ポスターやドアからちょっと覗いてる人など怖い部分はそれなりにありましたが、今作は思わず「ギャァ!」と絶叫してしまうようなビックリしてしまうホラー(いわゆるジャンプスケア)が出てくるようになりました。

上でも述べたようにゲームのルールが異変探しではなくなったのでさりげなく怖くする必要はなくなり、結構攻めてきてる気がします。

ホラーが苦手な人は注意したほうがいいかもしれません(^_^;)

怖がらせるためだけの異変

女の子には申し訳ないが彼女の異変が一番怖かった

1時間もかからない短さ

『8番のりば』の異変の数は、大体前作と同数程度ですが、前作の様に異変を探す時間がないため、前作より早くクリアできます。

無害な異変も結構あるので8番乗り場にたどり着くだけなら1発で行けてしまうこともあり、この場合なら15分くらいでスタッフロールが見れてしまうのではないでしょうか。

一応、8番乗り場にたどりついてから全ての異変をクリアして真エンド的なものになりますが、それでも1時間もかからずに到達できると思います。

異変の数はもう少し多くても良かったかもしれませんね。

8番出口へと続く真エンディング

以上

『8番のりば』のレビューでした。

 

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