194本目のゲームレビューです。
評価
85点
〇良ゲー
ダイスを使ったユニークなバトルはとてもよくできていて面白いと思います。
スマホ版がオススメです。
『Dicey Dungeons』とは
発売日・対応機種
発売日 | 対応機種 |
2019年8月14日 | PC |
2020年12月16日 | Switch |
2021年11月11日 | Xbox series(One) |
2022年7月2日 | Android |
2023年2月6日 | PlayStation5(4) |
どんなゲーム?
サイコロの体となってレディラックのダンジョンに挑み彼女の手下達とダイスバトルを繰り広げるデッキ構築型ローグライクゲーム
感想など
ダイスを使ったローグライク
『Dicey Dungeons(ダイシーダンジョンズ)』は、いわゆるデッキ構築型ローグライクゲームですが、その名のとおり、ダイス(サイコロ)を振って敵と戦うバトルシステムが大きな特徴です。
戦闘では振ったサイコロを装備しているアイテムに使用して効果を発動させますが、アイテムの効果は、単純に出た目の数だけ敵にダメージを与えるものもあれば、サイコロの出目を増やしたり、炎上や麻痺といったデバフ効果を付与したりなど様々です。
戦闘はダメージを稼いで短期決着を狙ったほうがいい場合や、凍結や毒などデバフを駆使してジワジワ追い詰めていった方がいい場合など戦う敵によって有効な戦法が大きく変わってきます。
サイコロという運が大きく絡む要素がありながらも戦略性は高く、プレイヤーの戦術が勝敗に反映されるあたりは非常に上手くできていて面白いです。
例えば、相手の一番高い出目の数字を1に変える「凍結」の状態異常はサイコロの目の数をそのままダメージとして与えてくる敵に対しては有効です。しかし、「奇数の目」や「3以下の目」、「ゾロ目(特にピンゾロ)」という条件に強力な攻撃をセットしている敵に対してはむしろメリットを与えてしまうことになります。そのため、こういった敵に対しては「麻痺」や「弱体」など別のデバフで対応していくことが有効になります。
このように『Dicey Dungeons』の戦闘では、基本的にプレイヤーの技術介入の余地は大きいのですが、やはりそこは運否天賦のサイコロです。乱数の機嫌次第で出目がやたら偏る時があり、そういう場合は理不尽さを感じる時もあります。
脳筋系の敵に5とか6の目ばかり出たり、自分のターンでは3回リロールしても全部同じ数字だったりとか結構ビキビキきますね(^_^;)
ちなみに、戦闘中に形勢が悪くなったりした場合は、途中でタイトルに戻って続きを再開すれば戦闘開始前の状態に戻れます。究極のズルですが、相手がハンチョウばりのイカサマダイスを振ってきた場合は、こちらもカイジばりの非情な手段をとるのもやむを得ないかもしれません。
個性的なキャラクター達
『Dicey Dungeons』はサイコロの目の数にちなんで6人のプレイアブルキャラクターがいます。
そして、各キャラクターが他のキャラクターは持っていない個性的な能力を持っていて全く違う使用感になっています。
以下に各キャラクターを解説します。
戦士
スタンダードで扱いやすく、クリアが一番楽なキャラクターです。装備とリミットブレイクの火力が高いので特に小細工は必要なく殴り合ってるだけで強いです。
装備の強化は、バトルアックスのようにサイズを小さくして使用スロットを増やせるものを優先すると多くのアイテムを装備できていいと思います。
盗賊
手数で攻めるタイプ。
戦士と比べると火力が一気に低くなってキツイですが、初期装備のダガーを強化すればそこそこダメージを出せるようになります(それでも戦士より低い)
ダガーが強化できるまでは毒で頑張りたいです。
ロボット
運要素が一番高く、私が一番苦手なキャラクターです。当たりの効果が確率の割にはしょぼいんだけど、その当たりが出てようやく他のキャラと同じくらいの強さ。
レベルアップのアイテム選択は絶対に「バスターソード」がいいです。次のアイテム選択は「ヒートシンク」で。
この2つを強化できれば当たりが出なくとも他のキャラクターと同じくらいは戦えます。
発明家
扱いにくいけど強いです。発明家特有のガジェットは毎ターンノーコストで使えるのに効果がリミットブレイクと同じくらい強力です。
特に強力なのは全サイコロを複製するクローン装置です。ボス戦の前に用意しておきたいガジェットですね。
魔女
強いんだけど準備に時間のかかるキャラクター。
このため、サイコロを追加で振るリミットブレイクはたまってすぐ使うのではなく、次の戦闘の1ターン目に温存しておきたいです。
1ターン目にリミットブレイクでサイコロを増やせれば準備はかなり進みます。レベルアップ時の報酬スロット選択は2回とも「強化の魔法スロット」がいいです。
後は「鏡の間」でサイコロを大量に増やして戦います。どうしても長期戦になるので回復もあるといいかも。
『Dicey Dungeon』とりあえず全キャラアンロックして各キャラの1面はクリア
— エビマヨ (@nahco3ebimayo) 2024年6月2日
魔女と道化師は上手くやれば「ずっと俺のターン」ができるくらい組めるから楽しい
ロボは全然ダメだ…運ゲーすぎる😓 pic.twitter.com/r0zMwZMHGA
道化師
アンロックがやや特殊なキャラクターです。
道化師は初めは階層1で敵として登場し、倒すと階層2に現れるようになり、そこで倒すと階層3で…というように階層を降りて現れるようになります。
そして、階層5で倒すとボスとして現れるようになるので、ボスとなった道化師を倒すとプレイアブルキャラクターとしての道化師が使える様になります。
プレイアブルキャラクターとしての道化師は、カードを引いていくように装備品が回ってくるというユニークな性能でデッキ内のカードを使い切るとフィナーレカードという特別なアイテムが使えます。
カードは自動で補充され、サイコロがある限り行動できるので強キャラの部類に入ると思います。
36のエピソード
『Dicey Dungeons』は上述の6人のキャラクターそれぞれにこれまたサイコロの目の数にちなんだ6つのエピソードが用意されています。つまり、6人×6つのエピソードで36のエピソードがあり、全てのエピソード(正確に言うと全キャラクターのエピソード6)をクリアするとラスボスのレディラックに挑むことができるようになります。
各キャラクターのエピソード2以降はルールにユニークな変更があるので、エピソード1とはまた違った新鮮な感覚でプレイすることができます。
ただし、エピソード2以降のアレンジルールは基本的にエピソード1よりも難しい難易度になっています。
そのため、レディラックへの道は相当険しく、時間もかかるものなのでエピソード消化は気長にやっていくと良いでしょう。
スマホ版がおすすめ
『Dicey Dungeons』はAndroid版も出ており、スマートフォンでプレイすることも可能です。
スマホでも動作はPC版と変わらず、むしろタップ操作のおかげでマウスやコントローラーよりプレイしやすいかもしれません。
さらに、他機種版よりちょっと安い550円の買い切り型で煩わしい広告やログインもなく快適にプレイできるといいことづくしです。
電車に乗ってる時やちょっとした空き時間にお手軽にできるという点でもスマートフォン向きなゲームなのでAndroid版はとてもおすすめです!
以上
『Dicey Dungeons』のレビューでした。
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