31本目のゲームレビューです。
評価
68点
〇良ゲー
・超能力を使ったアクションが楽しい
・キャラクターやストーリーはイマイチだが世界観と設定はよい
SCARLET NEXUSはどんなゲーム?
CODE VEINの飯塚啓太氏がプロデューサー、テイルズシリーズに多くかかわった穴吹健児氏がディレクターをつとめて制作するバンナムの近未来超能力アクションRPG
感想など
ユイトとカサネのダブル主人公のうちカサネ編だけプレイ。個人的にアニメ系ゲームはそこまで手を伸ばしていなかったが、CODE VEINが個人的には好感触だったのでこのゲームもいけるのでは思って期待してプレイ。
超能力アクションはなかなかよい
主人公は念力の超能力が使えてマップにある車などのオブジェクトを敵に飛ばしてぶつけたり落としたりして攻撃ができる。念力攻撃は単体で使ってもよいが、コンボに組み込むとなかなかスタイリッシュで楽しい。そのほかに味方の超能力を拝借して雷をまとったり時間の流れを遅くしたり分身したりすることができて、それらをうまく使って攻略するのが面白い。気持ちよくボコれる敵の種類が少なかったのがちょいと残念かな。
世界観と設定もよい
近未来の(超)能力の当たり前の世界で襲ってくる謎の怪異とそれを討伐するために組織された怪伐軍。怪伐軍のなかでも特に実力がトップレベルな人たちは七剣星(セプテントリオン)とか呼ばれてちょっとした有名人みたいな人気になってるとか少年ジャンプにでもありそうな世界観と設定は個人的には大好き。
ストーリーとキャラは微妙
世界観などはよかったがキャラクターはあまり好きになれなかった。どいつもこいつもコミュニケーション能力に問題がありすぎである。カサネ編やった限りでは主人公のカサネが一番コミュニケーションに問題アリでやっていてツライ。
ユイトが「ちょっと待て話し合おう!」って言ってるのに「話しても無駄よ!やるしかない!」とかいって問答無用でバトル始めるし、いや、ちゃんと話し合えばユイトだってわかるだろお前…。
最終的にはこれもかなりコミュニケーションに問題アリアリなシデンにまでコミュニケーション不足を説教される始末だ。姉のことになると見境がなくなるという設定も全然共感できないし、クールだけど天然みたいなキャラにしようとしたのかわからないが完全にすべっている。シデンとかもすごく嫌味ばっかりいう嫌なやつなわけだが、コイツはそんな敵意むき出しな嫌味を人に対して言いまくって、まわりから「うわっチョーやなやつ」とか思われることに何の得があるのかと理解に苦しむ性格だ。普通、こんなやついたら誰も口きいてくれなくなるだけだぞ。
あとはコダマなんかはキャラが不快すぎてやばいどうしたらこんな不快なキャラになるんだ勘弁してくれ。CODE VEINのキャラは敵も味方もよかったんだけどねぇ。
ストーリーもコミュニケーション能力に問題があるやつらがコミュニケーション不足によりちゃんと話し合ったり説明したりせずに行動した結果引き起こされる事件ばかりなので何とももやもやする。説明をしぶる必要ないだろ「話してもわからんだろう」じゃないよ決めつけるなよ話せばわかるよ無駄な喧嘩せずに済むよ。
紙芝居で進むお話とやたら長い絆エピソード
このゲームの3Dのアニメのグラフィックはかなりよく出来ている。よく出来ているのだがイベントシーンのほとんどが静止画面の紙芝居を背景にした顔グラ同士の掛け合いで終わってしまっているのが大変もったいない。一応、動くところもあるんだけどね。
あと絆エピソードという主人公と仲間との有効度をあげて支援を強化するイベントがあるのだけど、これが結構な茶番の割にはやたらと話が長い。たまにアクションパートのある絆エピソードもあるけど、大体、二人で顔グラだけでぺちゃくちゃ話すだけだ。
話すだけでも結構長い。アクションが楽しいんだから、茶番よりもアクションゲームの部分をもっと増やして欲しかったよ。
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