112本目のゲームレビューです。
評価
78点
〇良ゲー
一部のメディアによる2019年トップゲームの選出はさすがに大げさかなとは思いますが、高い評価に値するだけの完成度と面白さは確かにあります。
『Control』とは
発売日・対応機種
●2019年8月27日
PlayStation4(5)/Xbox One(Series)/PC
●2020年10月28日
Switch(クラウドバージョン)
どんなゲーム?
アメリカ政府の秘密機関である連邦捜査局(FBC)の新局長となったジェシー・フェイデンを操作し敵性超常現象ヒスに侵略されロックダウンしたFBC本部を探索する超能力アクション
複数のゲームメディアから2019年のトップゲームに選ばれるなど高く評価されました
感想など
超能力シューター
『Control』は、連邦捜査局本部のオールデスト・ハウスの中を探索しながらサービスウェポンという変形する銃と超能力を使って「ヒス」と呼ばれる敵と戦うサードパーソン・シューティング(TPS)ゲームです。
サービスウェポンは、通常のピストル携帯から粉砕(ショットガン)、連射(マシンガン)、貫通(スナイパーライフル)、爆破(グレネードランチャー)へとフォームチェンジできます。弾を撃ち尽くしてもちょっと時間をおけば自動でフル装填されます。弾薬を拾ったりリロードアクションを行う必要がないのはいいですね。
超能力は、このゲームの大きな特徴で瓦礫やオフィス家具などのオブジェクトを投げつける念動力をはじめ、バリアを貼ったり、武空術のように宙を飛んだり、敵を洗脳するなどして戦うことができます。使用するにはエネルギーを消費しますがこれも時間をおけばすぐにリチャージします。
サービスウェポンのリチャージ中に超能力を使い、超能力のリチャージ中にサービスウェポンを使うみたいな感じで戦うといいでしょう。
難易度については、敵の量が多い上に攻撃も激しいため、なかなかにハードで厳しめです。カッコイイからと空中で浮遊しながら念動力で瓦礫を投げるとかいかにも超能力バトルっぽいことをしようとするとあっという間に蜂の巣にされてしまいます。そのため、柱などでうまくカバーしながら少しづつ敵を削って行くのが基本戦法になります。
あとは敵の湧きが結構しつこいのが気になりました。全部倒したと思ったら敵が4体とか5体とか追加されて、それらを倒したと思ったらまた数体追加されてちょっとウンザリみたいなシーンが何度かありました。
難しすぎると感じる場合はオプションのアシストモードでかなり幅広く調節できるので安心です。特に照準スナップをオンにすれば、GTA5やRDR2のように構えた際に敵をロックオンするようにもできますよ。私はパッドエイムが苦手なのでこれでプレイさせていただきました。
オールデスト・ハウスの探索
『Control』の舞台となるオールデスト・ハウスは、外観からは想像もつかないほど広い施設になっています。
バイオ2のラクーンシティ警察署のようにそこら辺にパズルがあるわけではありませんが、入り組んでいるので目的地が記されていても道に迷いやすいです(というか、目的地の表示がかなりアバウト)。
最初来た時は、行けなかった場所が新しい能力やキーを入手して行けるようになるあたりはメトロイド的な探索感があります。
また、暗い、静か、不気味といった感じな場所が多く敵がいきなり襲って来たりもするのでサバイバルホラー的な怖さや緊張感も少しあります。
ただし、発電所、研究施設、収容所など様々なロケーションはあるものの、全部インドアなので開放感や新鮮さがないのはちょっと残念だったかもしれません。
ストーリーは意味不明で難解
『Control』のストーリーは、主人公のジェシー・フェイデンが弟を探すためにアメリカ政府の秘密機関に到達することから始まりますが、冒頭から謎の現象と難しい話の連続で置いてけぼりにされてとにかく難解です。
ジャンル的にはホラー/スリラーほどの恐怖・残虐描写はないけどサイコロジカルな心理描写のある超常現象サスペンスといったものでしょうか。
個人的に、この雰囲気は嫌いではないです。難しい用語や意味不明さ、難解さも雰囲気のためにあえてやっているものと受け入れて無理に理解しなくてもいいのかなとも思いました。
以上
『Control』のレビューでした。
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