トップ画像は全部オーディンです。
今月発売された『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』は、前作(2018年)より舞台がギリシア神話から北欧神話へと変わりましたが、舞台だけでなく物語も北欧神話の内容に深く関わっている場面が多くあるので、かじる程度にでも北欧神話について知っておくとより物語を楽しめると思います。
そこで北欧神話に出てくる主要な神々について、簡単に紹介する記事を書いてみました。
といっても細かい内容についてはWikipedia参照任せになってしまいますが、ゲームをプレイする上でもこれくらい知っておくといいかなと思います。
ではオーディンから紹介します。
オーディン
北欧神話の主神
子にトールやバルドルがいます。
隻眼でグングニルの槍を持っていて、フギンとムニンという2匹のカラスを連れています。カッコイイ…。
愛馬はスレイプニルという八本足の馬。投げたら絶対命中するグングニルという神槍を持っていることからゲームなどでは騎士っぽいイメージの場合もありますが、一般的には長いひげを持った賢者のような老人として表現されることが多いようです。
主神と言うとギリシア神話の主神ゼウスは浮気ばっかりしてなかなかのゲスですが、オーディンもゼウス程ではありませんがそこそこ自己中心的なところがあるようです。
ラグナロクでは、フェンリルに丸のみされるという哀れな最後を迎えます。主神なのに…。
トール
北欧神話最強で暴れん坊の雷神
ミョルニルという柄の短い槌が愛用武器でアメコミでマイティ・ソーとして活躍するくらいの人気者です。
ラグナロクでは宿敵の大蛇ヨルムンガンドと戦い相打ちに終わります。
ロキ
ロキは神々の敵であるヨトゥン(巨人)の血を引く神でオーディンの義兄弟となり、彼やトールのいるアースガルズに一緒に住んでいます。
北欧神話最大のトリックスターと言われ序盤こそ悪戯好き、トラブルメーカー程度ですが最終的にはラグナロクで神々と敵対する邪悪な存在になります。
北欧神話では彼の出てくる話が本当に多いです。主役か。
神話の悪役なのに本当にいいキャラしていて元祖魅力のあるヴィランという感じです。
ラグナロクで暴れ回るフェンリルとヨルムンガンドは彼とアングルボザの子だというからすごい。
ヘイムダル
ギャラルホルンというかっこいい名前の角笛を持つ神。
ギャラルホルンはラグナロクの到来を告げる笛だそうです。神々しい名前の割りには単なるでかい音の警笛ですね。
ロキの宿敵で何度か戦い最終的にラグナロクで相打ちとなります。
テュール
戦神で強くて人気者の神様だったけど、フェンリルをグレイプニルで縛る際に右腕をかみちぎられる可哀そうな神様。
ラグナロクでは番犬ガルムと相打ちになります。
ガルムはフェンリルと同一視されることもあるので、その場合因縁の対決ということになりますね。
バルドル
バルドルはロキがついに一線を越え、ラグナロクが始まるきっかけとなった大事件の被害者です。
万人に愛された美しい光の神で母親フリッグは彼を守るため世界中の生物が彼を傷つけないように約束をして実質無敵の存在となります。
そのことが面白くないロキはヤドリギ(ミスティルテイン)ならバルドルを傷つけることができることを知り、ヘズという神様を騙してバルドルに向かってヤドリギを投げさせバルドルは命を落としました。
スルト
スルトはラグナロクが始まると巨人の大群を率いて現れ、炎の剣(レーヴァテインという説もある)で全てを薙ぎ払う巨人です。
ラグナロクでは鹿の角で戦うフレイを倒します。炎の剣に鹿の角で戦うってフレイ…。
フェンリル
フェンリルはロキとアングルボザの子どもで巨大な狼です。
名前だけなら北欧神話関係で一番有名なのではないでしょうか。
ラグナロクで主神オーディンを丸飲みするという大活躍をします。
ヨルムンガンド
ヨルムンガンドはロキとアングルボザの子どもで巨大な蛇です。
その巨大さはとんでもなく、北欧神話における人間の住む領域であるミズガルズを1周して囲んでしまうほどです。
ラグナロクでは兄弟のフェンリルと同じく大活躍し、ほとんどの敵を1撃で倒すトールのミョルニルを3発も耐えて最終的に彼と相打ちになります。
ちなみに、ロキとアングルボザの子どもにはもう1人ヘルと言う名前の子がいますが、名前がまんま地獄だしモチーフも人型で兄弟の2匹と比べるとユニークさがないので漫画やゲームで名前を見かけることは少ないです。
以上
北欧神話の神々をの紹介でした。
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