128本目のゲームレビューです。
評価
69点
〇良ゲー
最初はシステムもストーリーもよくわからなくて投げそうになりましたが、コツを掴めば結構楽しめました。
サイバーパンクな世界観やパロディ豊富なシナリオはユニークで面白かったです。
『Punch Club 2: Fast Forward』とは
発売日・対応機種
●2023年7月21日 PlayStation4(5)/Xbox one(Series)/Switch/PC
どんなゲーム?
サイバーパンクとなった世界でトレーニングや決闘を行い最強の格闘家を育てるファイター管理シミュレーションゲーム
20年間、母親に束縛され、家から殆ど外出せずに生活をしてきた主人公が自室のフードディスペンサーが壊れたことをきっかけに父を探しファイターとなる道を歩む
感想など
ファイター管理シミュレーター
『Punch Club 2: Fast Forward(パンチクラブ2)』は、主人公の男性を鍛え上げてリーグ戦を勝ち上がり最強のファイターとなることを目指すファイター管理シミュレーターです。
キャラクターを強くするためにはトレーニングだけでなく食事や休息を取ったり、金策のため仕事をしたりと様々なタスクをこなしていく必要があり、なかなかに忙しくて大変です。
中盤辺りから金策のための仕事方法が変わったり、トレーニングや食事なども金に物を言わす感じになりますが、基本的にはリーグの頂点に立つまでこの地味な作業を続けていくことになります。
この作業感が楽しいと思うか退屈と思うかでこのゲームの評価は違ってくるでしょう。
運要素も強いが戦略的なバトル
パンチクラブ2の決闘(バトル)はラウンド開始時に格闘スタイルとスキルをセットしてあとはラウンド終了まで勝手に自動で進んでいくものでアクション要素はありません。
とはいえ、スタイルの選択とスキルセットは自分の状態や相手のビルドなどをよく見て選択する必要があるので戦略的要素は程々にあります。
例えば、相手のガードが固いならガードを崩すスキルや格闘スタイルをセットして闘うし、ノーガードノースウェーなら一撃の重いスキルをセットしたりとかです。また、決闘中のラウンド間でもエネルギーが切れそうなら手数を減らしてエネルギー回復を狙い、逆にエネルギーが十分そうなら手数を増やして畳みかけるといった戦法も考えられます。
所有するスキルや格闘スタイルが多くなった中盤以降は、シナジーのあるスキル同士を組み合わせたり、次の対戦相手に対して有利になるメタビルドを考えるのも面白かったですね。
しかし、どれだけ有利または不利な状況でも100パーセント勝ち負けが決まるわけではなく、結局はこちらのガードと回避がどれだけ成功するか、逆に相手のガードと回避がどれだけ失敗するかという運要素もそれなりにあるのでバトルは力の差がある程度ない限りは常に緊張感があります。
サイバーパンクでパロディ満載なストーリー
まず、パンチクラブ2のストーリーは、前作パンチクラブの20年以上先の話で登場するキャラクターに大きな繋がりはありますが、前作をプレイしていなくても特に問題なく物語を楽しめることは先に言っておきます(何を隠そう私も前作は未プレイです)。
どうやら今作の主人公の父親が前作の主人公のようで主人公の父親を知っている人物は前作でもお世話になったキャラクター達です。
ですので前作をプレイした人であれば「あぁ、この人こんな姿になっちゃって…」といった楽しみは当然あると思います。
ちなみに前作はミュータントやロボは登場しますが、今作のようなサイバーパンク世界ではありません。
シナリオ展開は独特のノリはあるものの割とシリアスなお話です。
日本語のローカライズがやや甘いのが残念です。
そして、映画やゲームのパロディネタが満載で面白いです。パロディは海外の人しかわからないようなニッチなネタではなく日本でも有名な映画やゲームのパロディなので大丈夫です。
ただし、パロディというかそのまんま出しちゃってる「これ許可貰ってないよね?」的なものもあり、そっちは大丈夫じゃないかもしれません(^_^;)
きわめつけ↓
桐生ちゃんと闘り合いました
— エビマヨ (@nahco3ebimayo) 2023年7月29日
何というか弱くはないけど、小物感が半端ないです#PunchClub2 pic.twitter.com/ENdwFZQNj1
以上
『Punch Club 2: Fast Forward』のレビューでした。
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