148本目のゲームレビューです。
評価
84点
〇良ゲー
過剰なパロディやギャグは好みが分かれるかもしれませんが、ゲームとしては間違いなく面白いです。
『デジボク地球防衛軍』とは
発売日・対応機種
発売日 | 対応機種 |
2020年12月24日 | PlayStation4/Switch |
2021年5月27日 | PC(Steam) |
どんなゲーム?
デイースリー・パブリッシャーの人気ゲームシリーズである「地球防衛軍シリーズ」のスピンオフ作品となるアクションシューティングゲーム
全てボクセルで表現された世界でバラバラに砕かれた四角い地球を救うため世界各国のブラザーとEDF隊員たちで戦闘に出撃する
感想など
ボクセルとなったEDF
『ま~るい地球が四角くなった!? デジボク地球防衛軍 EARTH DEFENSE FORCE: WORLD BROTHERS(以下「デジボク地球防衛軍」)』は「地球防衛軍シリーズ」のスピンオフ作品でキャラクターやマップなどすべてボクセルで表現されていることが特徴です。
アートとしても評価されることのあるボクセル表現は、マインクラフトの大ヒットで広く知られた影響により、近頃は様々なゲームでも見られるようになりましたが、デジボク地球防衛軍もその1つです。
で、まず最初に言っておきたいのですが、私はそもそもこの「ボクセル」というのがあまり好きではありません(「ピクセル」は大好物)。
デフォルメするのはいいけど、なんでレゴ®みたいにすんねんという感じです。
普通にデフォルメした3Dグラフィックでいいじゃん(できればSwitchの『ゼルダの伝説 夢をみる島(リメイク)』のようなジオラマ風デフォルメがいい)と思っています。
そして、デジボク地球防衛軍をプレイして「ボクセルも悪くないな」と180度見方が変わったかというと、別にそんなことはなくて「なんでレゴ®みたいにすんねん」という考えてのままです。
そんなわけで、地球防衛軍シリーズが好きだから買ってた本作ですが、ずっと積んでたままだったんですよね。
とはいえ概ね良い評判は耳に入っていたので、今回プレイしてみたら確かに面白かったので積みっぱなしにしておくのは勿体なかったですね。見た目で判断してはいけません…(^_^;)
多種多様のキャラでチーム編成
デジボク地球防衛軍は、各地で侵略してきた巨大生物と戦闘するミッションに挑むサードパーソンシューターという部分はオリジナルの地球防衛軍と同じですが、オリジナルの方は操作するキャラがプレイヤー1人に対して1人のキャラだったのに対し、デジボク地球防衛軍では、ブラザーと呼ばれるキャラを4人選び、プレイヤー1人で4人のキャラをチェンジしながら操作することが特徴です。
戦闘中に操作するキャラのチェンジは自由にできます。
このキャラチェンジで良かったのは、操作するプレイヤー側がキャラの方へ移動するのではなく、キャラのほうがプレイヤーの側の操作キャラと入れ替わる(つまりH×Hのゴレイヌの能力)ので、キャラチェンジしたら変な場所に飛ばされたということがないことです。これにより、飛行キャラで上空に飛んで、空中でキャラチェンジしてそのチェンジしたキャラで空中から攻撃したりさらに移動アビリティを使用して遠くに飛んだりといったことができます。
また、各ブラザーは特有のアビリティとスペシャルを持っていて、移動役、対地戦闘特化、対空戦闘特化、回復役など様々な個性があり、編成チームは何万通りの組み合わせが考えられるので面白いです。
どのブラザーも性能、キャラクターが個性的でとても面白いです。
以下は、私がよく使用したブラザー達です。
ウイングダイバー(EDF4/EDF5)
飛行系ユニットはメインの移動役として必ず入れてました。
チュートリアルで仲間にできるダイバー4は、大阪弁が可愛くてダイバー5が加わるまでずっとスタメンでした。
ダイバー5はダイバー4に使えなかったブーストダッシュが使えたりするので単純にダイバー4の上位互換…かと思ったのですが飛行が早いかわりにブーストできる時間がダイバー4の3分の2くらいしかなかったりで一長一短でした。
性格もダイバー5はEDF5のストーム4(スプリガン部隊)みたいな威勢だけは1人前のツンデレタイプで悪くはないのですが、やはりダイバー4の大阪弁のほうが好きかも。
ただし、ダイバー5は最初からスナイパーライフルが使えるので、このためにダイバー5を使ってましたね。
ロイヤルブラザー
ダイバー5が加入するまでスナイパー役として使っていました。
アビリティはバリアとなる壁を設置するもので敵の侵攻を食い止めることができて結構強力です。
しかしこのバリアは敵の撃った弾はほとんど素通りしてしまうのがちょっと残念。
初期装備のドゥンケルはノーマルならアリやクモを丁度1撃で仕留められるくらいのいい感じの火力で使いやすいです。
アルペンブラザー
スノボーで長距離を高速に滑るアビリティでダイバーの飛行燃料チャージ中の時などに使えるサブの移動役として活躍します。
スペシャルのスカイ・アヴァランチも敵の群れに放つと一気に殲滅できて強力です。
ヨーデルシスター
回復役として使っていました。
回復役は他にもメイドシスターがいますが、アビリティがメイドシスターは移動系でヨーデルシスターは敵の動きを止めるアイテムを投げるというものです。
どちらも強力なアビリティなのですが、ヨーデルが1番成長したキャラになってしまったのでずっと使うことになりました(1番成長してるキャラを基準にアーマー取得量が変わるらしいので)。
ドラゴンシスター
アルペンブラザーの次に使ったサブ移動役です。アルペンのアビリティは地上しか滑れないのに対してコイツのアビリティの筋斗雲は空中を飛んでいくことが可能です。
初期武器は格闘でしたが武器スキル2で開放されるアサルトライフルを装備して戦っていました
プロールライダー
独特なワイヤー移動で建造物を軽々と乗り越えることができるなど高所移動にすごく便利なブラザーです。
ビル間をスパイダーマンのように移動したり、怪獣にワイヤーを刺して進撃の巨人のような立体的な戦いができてとにかく楽しいです。
ドラゴンシスターの次に使って、最後までサブ移動役として活躍しました。
スペシャルもEDF:IRで使えたアリの巨大生物に搭乗するもので地上にいる大物相手にかなり強いです。
こいつとファラオシスターは大分優遇されていますね。
ファラオシスター
3本の竜巻を発生させる最強クラスの攻撃アビリティを持つブラザー。
スペシャルは、ザ・ワールドの如く時を止める技で時間停止中に攻撃を設置して時が動き出したら発射されます。
1体に集中して攻撃を設置したらボス級でも沈むのでやはり強いです。
以上が、私が使用したブラザー達ですが他にも強いブラザーは沢山いるので、自分の好きなブラザーを使っていけばいいのかなと思います。
ギャグ・パロディが満載
デジボク地球防衛軍は、地球防衛軍1〜5、EDF:IAとEDF:IRで登場した敵キャラクターや兵科が参戦するオールスターバトル的な部分がありますが、EDFシリーズのパロディやギャグも多いです。
例えば、M4「ベイザル出現!」では、ベイザルと交戦中、まったく手ごたえのない感じになってからオペ子から「どうやらこれはお披露目ミッションのようです!」、「このベイザルは倒せません!」など原作のあるあるネタのメタなパロディをかまします。
また、アニメ・オタク分野のネタ、ネットミームなども多く披露していて、終盤まで地球が侵略されているとは思えないような痛いギャグ全開のおバカなノリで進んでいきます。
例えば、序盤のミッションではニンジャブラザーのコタローの好きな味噌汁を作るために具材を調達しに行くとか、そういうノリですね。
ご当地ブラザーもステレオタイプな中国人の話し方をするテンシンシスターのパオや2面性のある性格のメイドシスターのシャパリュなど濃いキャラクターが多いのが特徴です。
ここら辺のノリは、人によっては寒いと感じたり嫌悪感があったりと好みがわかれそうですが、私の場合は概ね楽しめました。
ただ1点を除いてはですが…
それが、M34からM37で登場するバズシスターのハリムTVです。
いわば迷惑系ユーチューバーキャラですがとにかく言動も行動も不愉快すぎてちょっと無理でした(^_^;)
あまりにうるさく、不愉快すぎたのでボイスをミュートにしようとしたんですがミュートにはできませんでした。スパイダーマンのラジオがオフにできるようにハリムTVだけオフにしたかった…。
まとめ
『デジボク地球防衛軍』はボクセルな見た目と痛いギャグでB級感たっぷりのゲームですが、基本的にはこれまでの地球防衛軍シリーズ同様、大量に沸いて襲ってくる敵を銃火器を撃ちまくって薙ぎ払っていく爽快感溢れるサードパーソンシューターとなっています。
さらに、デジボク地球防衛軍では、1人で4人のチームを操作するシステムや各ブラザーの個性的なアビリティとスペシャルなどで、より面白くカジュアルに楽しめるようになりました。
地球防衛軍ファンだけでなくても十分に満足できるゲームだと思います。
以上
『デジボク地球防衛軍』のレビューでした。
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