147本目のゲームレビューです。
評価
91点
〇かなりの良ゲー
ジャンプアクションの面白さは相変わらず、さらにステージごとのユニーク仕掛けが満載でとても面白いです。
『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』とは
発売日・対応機種
発売日 | 対応機種 |
2023年10月20日 | Switch |
どんなゲーム?
マリオやルイージ、ピーチ姫といったおなじみのキャラクター達を操作してクッパに乗っ取られた「フラワー王国」を救う2D横スクロールアクションゲーム
2Dのスーパーマリオブラザーズシリーズとしては2012年発売の『New スーパーマリオブラザーズ U』以来約11年ぶりとなる完全新作
感想など
ワンダーなギミックたっぷりの2Dマリオ
『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』は2D横スクロールのスーパーマリオブラザーズシリーズで、クッパの企みで乗っ取られてしまったフラワー王国を救うため、フラワー諸島を中心とした各ワールドにあるコースをマリオやルイージ、ピーチ姫といったお馴染みのキャラクターを使用してワンダーシードを回収しつつゴールを目指すアクションゲームです。
今作の特徴といえば、2Dマリオブラザーズシリーズの中では最高のグラフィックや新登場のゾウマリオなどがありますが、中でも面白いのは各ステージにあるユニークなギミックの数々でしょう。
どのコースもバラエティに富んでいますが、さらにコースの途中にあるワンダーフラワーを取ることで驚きの変化が起こります。
大量のトッシンが列をなして突進してきたり、巨大テレサが出現したり、時間の流れが遅くなったり、速くなったり、上から見下ろし視点の操作になったり、スライムになったり、ボールになったり、クイズが出題されたりなど変化は様々で時にはカオスです。
最初から最後までこのような驚きのギミックがあってクリアまで飽きることなく楽しめることができました。
とにかく1つ1つのコースが非常によく作り込まれています。
コース数も少なくないのでボリュームは十分だと思いました。
緩く助け合うことができるオンライン
『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』はオンライン接続でプレイすることによって同じ時間にプレイしているプレイヤーが半透明で表示されてそのプレイヤーの動きを見ることができます。
半透明のプレイヤーはお互い見えることはできるものの基本的に干渉することはなく、向こう側のプレイヤーが倒した敵や作動させたギミックがこちら側のそれに作用することはありません。
お互い見るだけになるのですが、挨拶したりできるので不思議と一緒にプレイしている感を感じることができて楽しいです。
そして、オンラインのプレイヤー同士で基本的に干渉することはないと言いましたが、例外もあって、プレイヤーがミスをして5秒間タマシイ状態となってしまった時、他のプレイヤーのキャラクターか設置したパネルに触れると復活することができます。これは、割と大きなメリットですね。
難しいステージでもオンラインプレイヤーがいっぱいいればミスしてもリカバリーできるので楽になります
ほかにも隠されたピースを探すみんなの広場コースなどでも、吹き出しやパネルを使ってヒントを出し合うことができます。
半透明のキャラの動作をみて「あ、この土管押せるんだ」とか「ここにハシゴがあるな」とか分かっちゃうわけです。
なお、オンライン接続でプレイするにはSwitch Onlineに加入している必要があります。
加入してない人でも7日間の無料体験があるのでその間にやってしまうのもありでしょう。無料体験でやる場合は、Switch Onlineサービスの自動継続購入を更新停止にしておくことをお忘れなく。
オンライン接続は「あったほうが絶対いい」というほどのものでもないのでオンライン接続しなくてもプレイ体験が落ちることは全くありません。ソロでプレイしたい派の人でもそこら辺は全然気にしなくていいと思いますよ。
賑やかに演出するおしゃべりフラワー
『スーパーマリオブラザーズワンダー』には、コースのいたるところにおしゃべりフラワーという奇妙な花が設置されていてプレイヤーが近くを通りかかると何かしら喋ります。
このおしゃべりフラワーの存在は、正直に言うと最初はちょっと不安だったんですよね。
というのも事前に他の人がプレイしている動画でこのおしゃべりフラワーを見た時はなんかウザくて気持ち悪い感じのやつかなと感じてしまったので…。
しかし、実際にプレイしてみるとこれが案外悪くない…というか結構いいかもという感じでした。
うるさいというより楽しく賑やかにしてくれてるんですよね。喋ってることもちょっとシュールで面白いです。そんなにウザくはなかったです。
一応、どうしても好きになれないという人は、設定でボイスなしで吹き出しあり、または、吹き出しなしでボイスありの設定ができる(なぜか吹き出しとボイスの両方なしにはできない)ので、吹き出しを無くしてボイスを自分の知らない外国語に設定しておけば喋ってる内容を気にする必要はなくなります。
難易度は低い方だがヌルすぎではない
2Dマリオシリーズは、2006年発売の『Newスーパーマリオブラザーズ』以降、老若男女問わずどんな人でもクリアできるような易しい難易度になっています。
『スーパーマリオブラザーズワンダー』も全体的に難易度は低めで小学校低学年くらいでもクリアできるくらいの調整かなと思えるくらいです。
しかし、『Newスーパーマリオブラザーズ』のように極端にヌルゲーすぎて、虚無で味気なくつまらないということはなく、それなりにいい緊張感を持ってプレイできる程度の難易度であり、なおかつ、難しすぎてストレスを貯める程ではないというバランスだと思います。
最初の方のコースでもワンダーシードを取ってゴールを目指すのであれば、簡単すぎるというほどでもないし、スーパーマリオブラザーズ3やスーパーマリオワールドくらいの難易度のコースも普通にあります。
さらにとても難易度の高いコースがあるスペシャルワールドも用意されています。
さらに救済措置もあり、使用キャラのヨッシーとトッテンは敵に当たってもミスになりませんので、かなり幅広い層が遊べることができます。
とはいえ、ガッツリやり込むタイプのゲーマーなら難しいステージが足りなくてものたりなくなってしまうという意見も分かります。
個人的には、クリアに影響のない範囲で各コースにタイムアタックやスコアアタック、クリアランクなどがあってフレンドやオンラインの世界中の人と順位が競えるようなのがあれば簡単なコースでもゴールまでの時間を短くしたり、1回もミスしないでコインをたくさん取りつつゴールしてスコアを稼いだりなどのチャレンジで何度もコースをリプレイするやりがいのあるものになって、面白そうだなと妄想します。
まとめ
まとめると以下のとおりです。
- 全てのコースがユニークでワンダーなギミックで驚かせてくれて面白い
- オンライン接続で世界中のプレイヤーと緩くつながる
- おしゃべりフラワーは、意外に悪くなくてむしろ賑やかで楽しい
- 難易度は易しいほうだけど簡単すぎない程度のいい感じのバランス
以上
『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』のレビューでした。
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