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『Crown Trick(クラウントリック)』の感想・レビュー

ターン制のローグライクRPG

226本目のゲームレビューです。

評価

70点

〇良ゲー

面白いですが頭と時間を非常に使うので大変疲れます。

頭と時間を非常に使うので大変疲れますが面白いです。

『Crown Trick(クラウントリック)』とは

発売日・対応機種

発売日 対応機種
2020年10月16日 Switch/PC(Steam)
2021年9月7日 PlayStation5(4)/Xbox Series

どんなゲーム?

中国を拠点に活動するゲーム開発スタジオであるNEXT Studiosが開発しTeam 17 Digitalが販売するターン制ローグライクRPG

悪夢の世界から脱出するために不思議な喋る王冠と共にダンジョンを探索する

感想など

ターン制ローグライク

昨今は「ローグライク」というと『HADES』『Dead Cells』のようなアクション戦闘が主流となっていますが、元来、ローグライクは「ランダム生成」「パーマデス(1回倒れたらアイテムを全部失ってLV1から)」に加えて「ターンベース」であることが一般的にこのジャンルの要件でした。

そして、今回レビューする『Crown Trick』は、今やローグライクの要件とも言えなくなってきたターンベースでランダム生成ダンジョンを探索する昔ながらのローグライクとなっています。

交互にキャラが動くターン制ローグライク

ターンベースのローグライクというと『風来のシレン』『トルネコの大冒険』などの不思議のダンジョンシリーズを思い浮かべますが、似ている部分はあるものの結構違うところもあります。

例えば、シレンやトルネコでは、ダンジョン内にたくさん消費アイテムが落ちていてこれらを使って強敵や難所を乗り越えていきますが、『Crown Trick』はアイテムよりも武器の性能と使い魔のスキル(とブリンク)を中心に攻略していきます。

武器もスキルも攻撃範囲が広くザコ敵を寄せ付けませんが、その分、敵の攻撃は被弾しないように立ち回る必要があります。なぜなら、ライフの回復手段があまりないので、少しのダメージでも蓄積して途中で力尽きてしまうからです。

ターン制バトルでありながらもこういったダメージを受けないように立ち回る戦闘は『HADES』『Curse of the Dead Gods』のようなリアルタイムなアクションに近い緊張感があると感じました。

1手の重い将棋バトル

不思議のダンジョンシリーズのようなターン制のローグライクといえば、将棋のように1手1手を深く思考しながら進めていくのが特徴ですが、『Crown Trick』も同様で、戦闘においては特に戦略的に考えてキャラを動かす必要があります。

1手1手を慎重に

立ち回りとしては、前述のように基本的に敵から攻撃を受けないように動かす必要がありますが、そのために重要なのはブリンクというワープ技です。

1回の戦闘中に使用回数がありますが1手で敵との距離を取ったり逆に詰め寄ることができるのでとても有効です。特に敵の範囲攻撃範囲に対してはブリンクを使わないと避けれない場合があります。

ブリンクを使って避ける

MPとブリンク使用回数は戦闘終了後に全回復するので1回の戦闘で温存せずに全て使い切って最良の結果が出るように戦うことができます。

ただし、スキルごとに再使用に一定数のターン経過が必要なため連発はできないようになっています。

戦闘終了後にMPは回復するので気兼ねなく大技を使える

このように、戦闘では頭をフル回転させて時間をかけて戦っていくので、結構疲れます。

シレンにしろHADESにしろローグライクは面白いけど1回のプレイが疲れるゲームではありますが『Crown Trick』はパズルゲームのように戦略的に1手1手をよく考えながら進ませていくのでより集中力を使うように感じました。

難易度は初期装備ガチャ次第

『Crown Trick』の難易度はローグライクとしては普通です。つまり、普通に難しいです。

ただし、難しさはにはバラツキがあって初期装備にどれだけ良い装備がくるかで大きく変わります。

武器には、コモンレアエピックレジェンダリーといったハクスラのようなレアリティがあるのですがレアリティが1個上になるだけで性能がかなり変わります。

コモンの剣だと攻撃力20くらいでもレジェンダリーだと50くらいあります。

レアリティで性能が全然違う

雑魚戦なら武器が弱くてもスキルでなんとかできますが、ボス戦は武器が白(コモン)だと正直、どうしようもありません。ある程度のレアリティの武器を持ってる前提のバランスです。

最初の装備がひどい場合はやり直した方がいいでしょう。

まとめ

『Crown Trick』は不思議のダンジョンシリーズのようなターン制ローグライクゲームですが派手な攻撃とブリンクで戦略的かつ面白い戦闘ができるようになっています。

2Dアニメーションのヴィジュアルや独特なストーリーも興味を引くもので、ローグライク好きの方は要チェックなゲームです。

以上

『Crown Trick』のレビューでした。

 

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