197本目のゲームレビューです。
評価
69点
〇良ゲー
「ボタンは1つしか使わない」としながらも、各ミニゲームは変化に富んでいて面白いです。
空いた時間に気軽に遊ぶのにちょうど良いミニゲーム集です。
『SUPER 56』とは
発売日・対応機種
発売日 | 対応機種 |
2023年10月12日 | PC(Steam) |
どんなゲーム?
『ニッポンマラソン』の制作を手掛けたOnion Soup Interactiveが開発するミニゲーム集
タイトル通り56個あるミニゲームは、全てボタン1つでプレイすることができる
感想など
カオスでシュールなミニゲーム集
『SUPER 56』でまず目を引くのが、圧倒的にカオスでシュールなヴィジュアルです。
タイトルを起動して「電源を切ったり、メイプルシロップをかけたりしないでください。」というシュールな注意書きの後、怪しいコーラスとカオスなタイトル画面が出てきた時点で既にもうヤバい雰囲気がバリバリです。
特に面白いと思ったのはプロフィールのコメントの設定です。いろいろな単語を組み合わせて「私は犬の王だ」(※アバターはシャケ)とか「私はゴム、あなたは肉」などかかなり混沌としています。
これらのプロフィールのパーツは、ゲームをクリアしていくことで入手したり、コインで購入することが可能となっており、ゲームをプレイする意欲をわかせる報酬として機能しています。
1ボタンのミニゲーム
ミニゲームはシンプルなものから凝ったものまで様々で『メイドインワリオシリーズ』ように次から次へとチャレンジしていきます。
1つのミニゲームの長さは、『メイドインワリオシリーズ』のように短くサクっと終わるものもありますが、それよりも割と長め(30秒から1分程度)のゲームの方が多いです。
どのゲームも見た目こそカオスですが、ちゃんとゲームしているので楽しむことができます。
『SUPER 56』の大きな特徴は、全てのミニゲームがボタン1つで遊べるようになっている点です。ボタン1つしか使えないと、複雑な操作ができなくて皆似たようなミニゲームにばかりになってしまうのではという心配もあるかもしれませんが、ボタン1つでも長押し、タイミング押し、連打などで操作を使い分けられ、変化に富んだゲームで遊べるようになっています。
ただ、ボタンが1つしか使えないため、「決定」は長押しだったり、カーソルを前に戻す操作ができないなどUIの操作性が悪く、ゴルフやピザ作りなど一部のゲームで操作性がとても悪く感じます。そのため、UI操作がある部分については、十字キーに対応するくらいはあっても良かったかなと思います。
良かったゲーム良くなかったゲーム
『SUPER 56』の中で私のお気に入りのゲームは、迫りくる壁の穴の形にポージングしてスルーする「穴を通過させろ」のミニゲームです。
見た目のシュールさもいいですが比較的簡単な難易度も好きな理由です。
あとは、弓矢でリンゴを射抜く「リンゴを3個撃て」です。失敗してもケツに刺さったときとかのリアクションが面白かったです。
逆に一番良くなかったのは、「ピザを作れ」です。UI操作が最悪で、トッピングによっては無理ゲーになりストレスがたまります。
あとは、やはりボタン連打系のゲームは嫌ですね。まぁPCの場合は連コン使ってるからいいんですけど。
意味不明な茶番劇とストーリー
『SUPER 56』には一応ストーリーらしいストーリーがあります。
地獄の文化交流プログラムで訪れた人間のプレイヤーが住人の怪物ブローンズとクロノスの代わりに地獄で発売禁止されているゲーム「SUPER 56」をプレイして、隣人でやはり怪物のジョン・ゾンビと競い合うというものです。
ミニゲームをクリアしてレベルやランクが上がるとストーリーの茶番劇が始まり、Sランクまで到達すればストーリーはエンディングを迎えスタッフロールが流れます。
途中の茶番はブラックジョークなのかどうかもわからないほど意味不明すぎて正直に言うとあまり面白くありませんでしたが、ラストのオチは良かったと思います。
ゲームクリア後もプロフィールに関するアイテム集めはまだ終わらないので引き続き遊び続けることができます。
以上
『SUPER 56』のレビューでした。
↓ブログランキングに参加しました!
バナーをクリックするとこのブログにポイントが入ります!(1日1回)