27本目のゲームレビューです。
評価
81点
〇さすがの良ゲー
〇スルメゲー
計算されつくされたマップや歯ごたえ抜群のボス戦など入念に作り込まれており完成度は非常に高い。
メトロイド ドレッドはどんなゲーム?
横スクロールのアクションゲームに謎解き要素を加え迷路のようなマップを探索しながら発見したパワーアップアイテムでさらに先へ進んで行くといういわゆるメトロイド系(悪魔城シリーズと合わせてメトロイドヴァニアともいう)のいわば原点であるメトロイドシリーズの2021年10月にSwitchで発売された新作。
同シリーズは2003年に発売されたメトロイドフュージョン以降はFPS(一人称視点のゲーム)のメトロイドプライムシリーズが続いていたが、本作ドレッドはフュージョン以来久々となる2Dメトロイドである。
The Game Awards 2021においてはBest Action/Adventure Gameに選ばれた。
感想など
良かったところ
・テンポよく進めるように設計されたマップ
2Dメトロイドシリーズなのでマップは当然アリの巣のように入り組んだ迷路のようになっているのだけれど自然と迷わないように誘導されていてる。これは道を塞いで進めないポイントがある→その壁を破るアイテムの入手という流れの間隔を短くしたり、ボス戦後などに正解以外の道をあえて塞ぐという力技のおかげでテンポよくゲームを進めることができる。ただしこのおかげで敷かれたレールに乗っている一本道感を感じたりする場合もある。そして一度敷かれたレールから外れて迷ってしまうとかなりさまようことになってしまったり…。まぁ、ほどほどに迷う分には探索の醍醐味といえばそうなんだけどね。
・難しい!けど理不尽さは感じないボス戦
このゲームは結構難しい部類のゲームに入るのだが理由はボス戦の難しさにある(というかボスとE.M.M.I.ゾーン以外は実はかなりヌルい)。しかしボス戦は、何度も失敗して挑戦を繰り返していくうちに攻撃パターンを覚えて攻撃を避けれるようになっており、倒した頃には、上達した感じと達成感で気分が高まることこの上ない。
・カウンターが気持ちいい
横スクロールシューティングとしては早い段階でワイドビームを入手出来て撃ちまくりの楽しさもあるが、敵の光った攻撃に合わせて取るカウンター攻撃がとても気持ちがいい。
悪いというか微妙だったところ
・操作性にやや難
操作はいろいろできる分どうしても複雑になっている。例えばフリーエイム状態で右上にグラップしたい場合は、Lボタンを押しながら左スティックを斜め上にしてZRを押しながらYボタンだ。シャインスパークなら任意の方向に走りながら左スティックを押し込み一定距離走ってスピードブースター状態になったらスティックを下に倒して準備状態にしてからさらに飛びたい方向にスティックを倒す。そして操作してて特にストレスがたまったのが空中(連続)ジャンプが回転ジャンプ中でしか発動せず垂直ジャンプなどの非回転ジャンプだと発動しないこと。これのせいでボス戦の回避行動で肝心なところで空中ジャンプが発動せずに何度イライラしたことか。あとはフリーエイム状態の狙いも難しくてE.M.M.Iとの戦いでは苦労をした。
・エリア移動の際の長めのロード時間
エリア間の移動が結構頻繁にある割にエリア間の移動の際のロード時間が長めなのが気になった。ちょっとだけこのエリアを横切るみたいな場合もあるからロードが長いとストレスね。
・E.M.M.I.ゾーン多すぎ
E.M.M.I.ゾーンはボス戦と同じくこのゲームを難しいけど面白いと思わせる辛口スパイス要素ではあるのだけれどちょっと多すぎで辟易気味になる。道中に1か所か2か所くらいこういうポイントがあるのは面白いかなぁとは思うけど7機もいるからねE.M.M.I。そもそもE.M.M.I.ゾーン自体やや理不尽要素があるし単に逃げ回るしかできないのであまり好きではないかも
悪いところ
・ハートのかけらシステムはダメ
エネルギーパーツは4個集めてはじめてエネルギー100上昇するいわゆるハートのかけらシステムがある。ハートのかけらシステムは、1個見つけても何の恩恵も得られなくて見つけた時にすごくガッカリするのでこの欠陥システムは本当に滅んで欲しい。4個あつめて1個分のハートになるかけらを見つけたならかけら1個見つけた時点で4分の1のライフを伸ばせと。
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