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『 ディスコ エリジウム 』の感想・レビュー

ディスコ エリジウム の感想・レビュー

73本目のゲームレビューです

評価

〇良ゲー

よく出来たゲームで海外で高評価なのも頷けるが、難解なテキストと独特なビジュアルは人を選ぶ

『ディスコ エリジウム』はどんなゲーム?

目を覚ましたら記憶喪失となっていた捜査官となり、記憶喪失前の自分と殺人事件の謎を追うミステリーRPG

海外では高く評価され2019年のザ・ゲーム・アワードではBest NarrativeBest Independent GameBest Role-Playing Gameなどの賞を受賞した

感想など

高い自由度

ディスコ エリジウムのジャンルは自由度の高いオープンワールド要素のあるRPG

ドラクエのような戦闘があるわけではなく、殺人事件を追っていくミステリーなのだからADV(アドベンチャーゲーム)でもいいのかもしれないが、キャラクターにステータスがあり、このステータスが装備やレベルアップなどによって変動し、活動する街中にメインタスク以外のタスクが多く存在することなどはやはりRPGといった感じだ

特に主人公のステータスや持ち物、これまでに行った行動によって同じタスクでも攻略方法がなん通りもあるといった自由度の高さはこのゲームが最も評価されているポイント

例えば、道を塞ぐ大男に肉体型なら殴って通る、知性型なら仲良くなって通してもらう、運動能力型なら大男のいない裏道を避けて通るなど沢山ある

キャラメイキングで攻略はだいぶ変わる
知能型にするか肉体型にするか…

タスクは大量にあるが全部やる必要はない

物語のメインはあくまで殺人事件の解決に関するタスクでこのタスク自体は実はそれほど多くはない

しかし、このタスクをクリアするためには多くの証拠となる品や情報とステータス(能力値)が必要になってくるため、町中に沢山あるサブのタスクを解決して証拠を集めたり、レベルを上げてステータスを強化して行くことになるのがポイントだ

主人公の頭の中の存在たち

主人公のアビリティには「論理」「共感」など全部で24のシグネーチャー・スキルと言われるパラメーターがある。これらのスキルは人格のようなものがあり、パラメータが高ければ主人公の心の中に語り掛けて助言をくれたりなど助けてくれるのが面白い。例えば「百科事典」のスキルが高ければ、物を調べた時などにその物に関するトリビアや詳しい情報を教えてくれる。中には聞かないほうがいいダーク指示みたいのをしてくるのもいるので実況配信にいろいろコメントしてくる視聴者のようなもの

主人公の別人格のようなもので度々頭の中で話しかけてくる

個性的なキャラクター

登場人物は、主人公が一番変人なのは間違いないが、かなり奇妙でクセのある人間も多く、いかにも洋ゲーのキャラクターという感じだ

特に、クーノーとクーノースの悪ガキ2人組などは日本のゲームではまず出てこないタイプのキャラクタだろう

ただ、奇抜なキャラクターばかりというわけではなく良心的なキャラクターも多い

主人公が変人すぎるためみんな最初は邪険な扱いをするが、誠意を持って接して行けばちゃんと心を開いてくれる(プレイスタイルにもよるが)

いろいろと酷いクーノー

一番いいキャラしてたのはやはり相棒のキム

翻訳は頑張っているが会話は難しい

ディスコエリジウムローカライズは会話やインターフェースのテキストが丁寧に日本語で翻訳されているのだが、キャラクターの声については英語音声で吹き替えはされておらずここが結構辛いと感じた

というのも会話テキストの内容が非常に文学的で難しく読むのが大変だからだ

また、そもそも文章の内容が日本人には馴染みの薄い文化圏の思想・社会の難解な内容ということもある

なので、このゲームを英語のフルボイスで意味をよく理解しながらプレイできた海外の人たちと同じように評価することはちょっと難しいかもしれない

言語だけでなく文化の壁もある

以上
『ディスコ エリジウム』のレビューでした

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