98本目のゲームレビューです。
評価
65点
〇お祭りゲー
フレンド4~7人とかマルチ16人でも全員が理解者でタイトルどおり「団結」できればかなり楽しいです。
『いっき団結』とは
発売日・対応機種
●2023年2月15日 PC(Steam)
どんなゲーム?
「一揆」を題材にしたシュールな世界観が特徴の「いっき(1985年 ファミコン)」を最大16人のオンラインマルチプレイが可能な流行りのヴァンパイアサバイバーズ系ローグライクアクションとして復活させたゲーム
感想など
ヴァンパイアサバイバーズ系ローグライクアクション
『Vampire Survivors(以下「ヴァンサバ」)』は2021年から2022年にかけてリリースされ、シンプルだけど中毒性の高いゲーム性から大流行となって多くのクローンゲーム(悪く言うと「パクリゲー」)が出されました。
『いっき団結』も以下のような点からヴァンサバから大きく影響を受けたゲームであると言えます。
・上下左右の広いマップの全方向から大量の敵が押し寄せてくる
・操作は移動だけでボタンを押さなくても攻撃が勝手にでる
・倒した敵の落としたお金が貯まるとレベルアップして3つの強化から1つを選択する
ただし、多くある他のヴァンサバクローンゲームにはない点として最大16人のオンラインマルチプレイ可能という大きな特徴があります。
また、ヴァンサバにない『いっき団結』独自のシステムとしては、「団結スキル」や「仙人クエスト」などもあります。
16人オンラインマルチプレイ
『いっき団結』の大きな特徴として最大16人のオンラインマルチプレイがあります。
しかし、16人でマルチプレイをスタートした場合、すぐに16人団結した状態からは始まらず、まず4人PTに分けられた状態で始まります。
一応、2章の途中から1つのPTと合流し、3章で全員合流して団結できるようなのですが、現状クイックマッチだと1章を超えるのがとても難しくて16人団結のワイワイした感じを楽しめることができないのがとても残念です。
ただし、人数が8人未満(7人以下)の場合、最初から全員団結した状態で始まりますので5~7人のフレンド同士でマルチプレイをすれば有利な状態で始められます。
マルチプレイは、各キャラごとに探索型、回復型、攻撃型、強化型の4種類のロールがあるのがとても面白いです。
しかし、各キャラごとにロールがしっかりと決まっているため、シングルプレイにおいて特定のキャラのクリアは非常に困難となってしまっています。
クイックマッチも全員が理解者で息の合ったプレイで団結できればものすごく楽しいのですが、やはり、ある程度の人数(5~7人がベスト)のフレンド同士で集まってプレイするのが安定して楽しいと思います。
やや問題ありな独自要素
『いっき団結』がヴァンサバと違いをだす独自のシステムとして「団結スキル」と「仙人クエスト」があります。
両方とも単調なゲームプレイに対する良いスパイスになりうる面白いシステムなのですが、以下のような問題点がありとてももったいないと思いました。
・「団結スキル」は発動まで面倒すぎる
「団結スキル」の発動方法は①万屋から団結アイテムを取得する、②マップに落ちてるプロテインAを拾って発動です。
まず、①万屋から団結アイテムを取得するの点ですが、万屋は貴重な強化アイテムを売っているため団結アイテムを取得する場合1回強化を見送らなければなりません。しかも団結アイテムは団結スキルを1回使うだけでなくなってしまいます。
そして、②マップに落ちてるプロテインAを拾って発動という点も問題です。団結スキルは非常に強力な効果がありますが、肝心な時に発動ができません。もちろん、プロテインAを大事な時まで取っておくという戦略もあるのでしょうが、クイックマッチの場合、他のプレイヤーの団結アイテムの所持など見ずによくわからず拾っていく人がいるので機能しません。
団結スキルは普通に他のゲームでよくあるウルトゲージとウルト技みたいな感じにして、ゲージが溜まったらボタンで発動でもシンプルだし良かったんじゃないかなぁと思いました。
・「仙人クエスト」でボス戦中に縛りプレイさせられる
「仙人クエスト」は、報酬で強化をもらえるためゲームをクリアする上では、避けては通れない存在ですが、クエストを達成するまでメイン武器やサブ武器を封印されてしまい、達成できるまでずっと使えなくなってしまうのが問題です。特にボス戦で残り時間もないのにこれが来てしまうと詰んでしまいます。
もちろん、そんな状況で仙人に触れなければいいのにと思うかもしれませんが、別の場所にいるPTにはこちらの状況などわかるはずもありません。システムをよく把握してない人も沢山いるクイックマッチならよくわからず仙人に触れる人もいますからね。
せっかくクエストを選択できるのだから「縛りプレイがあるけど報酬が多いチャレンジ」と「縛りプレイはなくて楽だけど報酬の少ないチャレンジ」とメリハリをつければ良かったかなと思います。
最後に
『いっき団結』は、リリース記念セールで40パーセント引きの888円(セール無しだと1,480円)で発売されている今の期間が多分最高の盛り上がりでクイックマッチでもすぐに16人集まる状態です。
クイックマッチは大体の場合、最初のイノシシか次のクマまでしか行けないのですが、上手いこと行けば2章以降まで進むこともあり、そういう時は本当に楽しいです。
やり込み要素がほとんどないため、結構すぐにマルチプレイは過疎になってしまうのではないかなと予想できるので、プレイするのであれば、今この期間がいいかなと思います。
以上
『いっき団結』のレビューでした。
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