119本目のゲームレビューです。
評価
88点
〇良ゲー
拡張コンテンツですがストーリーは本編と同じくらい長く、やり込み要素も合わせればかなりのボリュームで満足度は高かったです
『ドラゴンクエストX 眠れる勇者と導きの盟友 オフライン』とは
発売日・対応機種
●2023年5月26日 PlayStation4(5)/Switch/PC(Steam)
どんなゲーム?
2022年9月15日に発売された『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オフライン』のその先の物語を書いた超大型拡張DLC
現在バージョン6まで出ているオンライン版のバージョン2の部分のストーリーになります
感想など
以下、昨年リリースされた『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オフライン』は「DQXバージョン1」、今回レビューする『ドラゴンクエストX 眠れる勇者と導きの盟友 オフライン』は「DQXバージョン2」と言うことにします。
超大型拡張DLC
DQXバージョン2は、昨年リリースされたDQXバージョン1の超大型拡張DLCです。
DQXバージョン1の購入時にデラックス版(12,980円)を購入しているとセットで入っているためリリース日(5月26日)から遊ぶことができます。
単品だとDQXバージョン1が8,580円とDQXバージョン2は4,400円になります。
DQXバージョン1のレビューはこちら
拡張コンテンツで4,400円というと相当高いと思うかもしれませんが、DQXバージョン2はストーリーの長さだけでもDQXバージョン1なみにあって値段相応かもしくはそれ以上のボリュームがあります。
私の場合、DQXバージョン1はクリアに35時間、DQXバージョン2のクリアは45時間(合わせて80時間)かかりました。もっとも45時間のうちDQXバージョン1のコンテンツもあるのでそこら辺を考えれば大体同じくらいのボリュームになるのかなと思います。
ストーリーが素晴らしい
DQ10はオンライン版が現在バージョン6までリリースされていますが、バージョン2のストーリーは中でも特に人気の高いお話です。
とりわけ登場人物が素晴らしく勇者姫アンルシアをはじめ、セルフィやリゼロッタなど個性的で魅力のあるヒロインが各町村で登場します。
もちろんキャラクターたちはDQXバージョン1と同様にイベントシーンではフルボイスで喋りまくりなので既にオンライン版で同じシーンを見た人でも必聴です。
ただし、やはり気になったのは、各シーンの場面カットがオフライン版の2頭身キャラとオンライン版の6頭身キャラが中途半端に混ざり合っているところです。
また、バージョン2では、変更したアンルシアの見た目(コスチューム)が6頭身の場面カットになると変更が反映されずにデフォルトの衣装に戻ってしまうのも気になるところです。
そして、2頭身キャラの場面カットは、カメラワークやキャラクターの動きの表現力において6頭身キャラのそれよりどうしても劣っているように感じます。
例えば下のスクリーンショットの場面はDQ10オンライン版での場面カットです。
リゼロッタが無理をして強がっていることに心配しているフィーロから「それでいいのか!?」と言われて思わず助けを求めそうになって振り返るシーンです。カメラワークやリゼロッタの表情がとても良いですね。
これがDQ10オフラインだと下のようになります。
う~ん…ギリギリ表情は読み取れますが、どちらがいいかと言われればやはり上のオンライン版のほうがいい気がします。
一例を挙げましたが、このシーンだけでなく2頭身キャラのカット場面になると「ここオンライン版だとキャラの表情が…」というようなもやもやがいっぱいありましたよ。
やや大味な戦闘バランス
戦闘ではボスのHPがとにかく多いです。
最初レベル50くらいで挑んだボスは倒すのに30分かかりました(^_^;)
適正レベルで順調に戦っても10分とか20分とかなので結構しんどいです。
さらに後半にもなってくると敵の攻撃も苛烈でレベル90でもワンパンでやられてしまうような攻撃を前触れもなく放ってきたりするので大変です。
ただし、こちらもかなり強くなっていてバージョン2からスキルマスターにパネルを解放してもらうとヒューザが天下無双を覚えたり、フウラが零の洗礼覚えたり、旅芸人の主人公も超ハッスルダンス、たたかいのビートに風斬りの舞と格段にパワーアップします。
そして、勇者姫アンルシアは必殺技の「勇者の光」がとにかく強力でスティック使いと組み合わせることで単体の敵相手なら完封できます。
最終的にラスボスはアンルシアの勇者の光でハメ倒しましたよ。
やり方はこちらです
ちょっとずるい気もしますが、ボスにどうしても勝てないという人は使ってみてください。
謎のオリジナルエピソード
DQXバージョン2ではオンライン版にはないオリジナルエピソードとしてNPCのミルトというキャラクターが大きく関わってきます。一応、このミルト君はオンライン版でもグランゼドーラ城の秘密会議室で案内役程度のちょっとしたモブとして登場してます。
で、このオリジナルエピソードなんですが、正直微妙というかオンライン版をプレイしたことある人なら「え?結局何だったのこの人」で終わるんじゃないかなと思います。
というか、どう考えても全く悪くないどころか被害者なアンルシアに散々憎まれ口を叩いておいて、何の前触れもなくいきなり改心するしまったく意味が分からないです。
DQXバージョン1でもフィーフィというオンライン版でまったく活躍しなかったキャラクターに脚光を浴びせてよくわからないオリジナルエピソードを展開させてましたが同じ失敗をしてしまったと言えるかもしれません。
もっともゲームプレイやストーリーに大きな影響のある要素ではないので、気にくわなければ目をつむって積極的に批判する必要もないんですけどね。
オフラインのオリジナル要素を入れるならヒストリカが仲間になるとかがよかったなぁ…。
まとめ
まとめると以下のとおりです!
- 拡張コンテンツだけどバージョン1と同程度かそれ以上の大ボリューム
- ストーリーはDQXの6つあるバージョンある中でも最高!魅力的なヒロインが沢山!
- ボスはHPが多くて強いのでレベルが高くても苦戦する。倒すのが大変ならアンルシアの勇者の光でハメれるよ
- ミルト君のオリジナルエピソードは追加した意味がわからないほど虚無
以上
『ドラゴンクエストX 眠れる勇者と導きの盟友 オフライン』のレビューでした。
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