153本目のゲームレビューです。
評価
71点
〇普通 / 〇スルメゲー
ダンジョン運営の部分と戦略RTSの部分でどっちつかずの中途半端感は否めませんが、ゲームの出来は悪くないので、ストラテジーが好きな人なら十分に楽しめると思います。
パロディ満載な会話やナレーションも面白いです。
『ダンジョンズ4』とは
発売日・対応機種
発売日 | 対応機種 |
2023年11月9日 | PlayStation5/Xbox Series/PC |
※リリース日からゲームパス対応
どんなゲーム?
Realmforge Studiosが開発し、Kalypso Mediaが販売する「ダンジョンズシリーズ」4作目となるダンジョン運営RTS
悪の帝王ダークロード(の手)を操作し、ダークエルフの側近タリヤとともに地上の英雄たちを返り討ちにする
感想など
ダンジョン運営RTS
『ダンジョンズ4』は、悪の帝王ダークロードとなり、地下ダンジョンを拡張させながら育てたクリチャー達を率いて正義側の英雄達がいる地上を侵攻して征服するダンジョン運営RTSです。
まず、間違えないでもらいたいのは、このゲームは『ダンジョンキーパー』や『勇者のくせになまいきだ。』のように冒険者や英雄達をトラップやモンスター部屋を建設したダンジョンに招き入れて倒す防衛ゲームとは異なるということです。
ダンジョン建設はありますが、あくまでも自軍を強化するのが目的で、このゲームは、地上の敵勢力に攻め入って侵略する戦略系のRTSの部分が中心です。
ダンジョン内のトラップ設置もある程度まで重要ですが、ゲームの進行に伴って地上で直接軍を指揮して侵攻することが重要になってきます。
このため、『ダンジョンズ4』を上で言ったようなダンジョンの運営と防衛が中心のゲームだと思ってプレイしてしまうと「思ってたのと違った」となってしまうかもしれません。
ちなみに、私は「ダンジョンズシリーズ」は本作以外は1作目の『Dungeons』のみプレイしたことがありますが、1作目はもうちょっとダンジョン運営っぽいことをしてました。でも、侵入してきた冒険者を作ったダンジョンで楽しませてから倒さないといけないとか面倒くさい要素があってやっぱりなんか違う微妙な評価のゲームだった気がします。
ダンジョン管理パートと地上侵攻パート
『ダンジョンズ4』は、先程チラッと述べたように、地下でダンジョンを拡張するダンジョン運営パートと地上世界で戦略的に敵陣に攻め込む地上侵攻パートがありますが、この2つのパートについてもう少し詳しく書こうと思います。
ダンジョン運営パート
ダンジョン運営パートで行う一番の目的は金(ゴールド)の採掘です。
ゴールドは建築、研究、ユニットの雇用など全てに必要なリソースでこれがなければほぼ何もできません。
金鉱は最初からある程度持っている場合が多いですが、しばらくしたら尽きてしまうためゲーム開始からそこら中の壁を掘らせて確保するリソースを増やしておきます。
財政が整ったら、ゴールドを使用して各研究とユニット雇用を行い悪の勢力を強くしていきます。
研究は2段階目以降はゴールドだけでなく、ダークエネルギーというリソースも併せて消費しますが、このダークエネルギーはおもに地上侵攻パートで英雄を倒したり設備を破壊して入手するものでダンジョン運営パートでは貴重なため、よく考えて使用します。
あと、「!」マークで示されるミッションはクリアするとダークエネルギーがもらえるので優先的に対応します。
また、時間が立つと定期的に地上から英雄達が攻めてくるので対処する準備も必要です。
ここでトラップの出番となるわけですが、トラップ1個あたりの値段が高く敵部隊を全滅させるほど敷き詰めるのはコストがかかりすぎてしまうのが残念です。
結局、全ユニットを敵にけしかけたほうが安いし早いのでいい気がしました。
もちろん、金脈を沢山見つけていればゴールドも余裕で余るのでトラップを敷きつめてもいいと思いますが最初に言っているとおり、このゲームの目的はダンジョンの防衛ではないので、トラップを敷く余裕があれば、サッサと地上を攻めたほうがいいのです。
他にもクリーチャー達の欲求を満たす施設等ありますが、やはりここら辺を充実させる余裕があるならもう地上に進行してクリアを目指したほうがいいかなと思います。
地上侵攻パート
地上侵攻パートは、いわゆる戦略系RTS(リアルタイムストラテジー)で敵である正義側の英雄達を倒し、その拠点、施設などを破壊して回ることです。
倒した英雄や破壊した施設からは、ダークエネルギーが入手できるので軍勢をさらに強化することができるようになります。
地上では、操作方法がユニットに指示をだすRTS操作になり、ダンジョン運営パートでしていたようにユニットを持ち上げたり、建築をしたりなどはできません。
また、一般的な戦略系RTSの様に部隊を2つとか3つにわけての攻める必要がある場面もあります。
例えば、東側を通る敵部隊と西側を通る敵部隊を時間内に対処するミッションなどは全部隊で1部隊ごとに戦っていては間に合わないので味方部隊を2つに分けて東西同時に攻めるとかです。
しかし、自分はどうもRTSの複数部隊を同時に操作するというのが難しくて苦手なためほとんど主力の1部隊で行動させてました。2部隊操作はギリギリ行けるかもしれないですが、3部隊操作は無理ですね。操作量が半端ないです。
RTSが上手い人ならダンジョン運営パートで建築や防衛をしつつ地上侵攻パートも並行して行うことができると思います。
このようにダンジョン運営パートと地上侵攻パートを行っていき、ステージに設定された最終目標を達成すればダークロードことプレイヤー率いる悪の軍勢側の勝利となります。
パロディ満載な会話を見事に意訳
『ダンジョンズ4』のストーリーにおける会話やナレーションはほぼ9割がネタとパロディになっています。
海外のゲームや映画でのパロディは、日本人には意味が通じないことも多いかもしれませんが、そこについては、日本人向けにおもいっきり意訳をして楽しめるようにしてあります。
ジョジョやドラゴンボールなど日本では定番の漫画ネタから、ちいかわ、チェーンソーマンなど割と最近の流行物のネタ、下駄でバイクに乗って「~を使わざるを得ない」とか分かる人にしか分からないようなマニアックなネタまで豊富にあります。
原文が何て言ってるかもちょっと気になりますね。
翻訳は、すごい頑張ってるなぁと正直感心しました。
以上
『ダンジョンズ4』のレビューでした。
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