151本目のゲームレビューです。
評価
68点
〇良ゲー
値段分(920円)程度の少なめのボリュームですが、プレイヤーの取った行動で最後に性格診断されるという仕組みはユニークで面白いです。
『Refind Self:性格診断ゲーム』とは
発売日・対応機種
発売日 | 対応機種 |
2023年11月14日 | PC(Steam)/Android/iOS |
どんなゲーム?
不明言語を解読するというユニークなコンセプトのゲームの『7 Days to End with You』の開発者であるLizardry氏が開発しPLAYISMが販売する探索型アドベンチャーゲーム
ゲームのクリアまでに取った行動で最終的にプレイヤーの性格診断がされるのが特徴
感想など
ゲームの性格診断
RPGなどのゲームの進め方はプレイヤーによって様々なプレイスタイルがあります。
例えば、「武器や防具は、その時点で最高のものを揃えて準備を万全にしてからボス戦に挑戦する」とか「ダンジョンは、宝箱を取り逃さないように隅々まで見て回りながら攻略する」とか「ステータスはSTRなどDPSに直結するものを優先的に上げる」とか「パーティメンバーは性能より見た目を重視する」などのプレイ傾向や拘りが人それぞれあると思います。
『Refind Self:性格診断ゲーム(以下「Refind Self」)』は、アドベンチャーゲームのプレイをとおして、そのゲームのクリア結果からプレイヤーの性格を診断するゲームです。
例えば、ゲームが始まったら、右にある墓を調べるのか無視して左に進むのか、会話でどのような選択肢を選ぶのか、利益を得るためなら悪い行為でも行うのか、戦闘で積極的に攻めるのか手堅く慎重に戦うのか…などプレイヤーの行動で性格が図られていきます。
また、自分が選んだ選択肢が世界中のプレイヤーの中でどれだけの割合で選ばれたかも確認できて面白いです。
こうして、ゲームを進めて行き、1周クリアまで到達したら自分の性格が「冒険家」、「裁判官」、「道化師」といったの23種類の職業に例えて診断されます。
さらに、その結果を他の人の結果と比べることもできるます。
ちなみに、下は私の診断結果なんですが道徳低すぎじゃないですかね(^_^;)
ゲームではだいたい道徳的なプレイを心がけているつもりなのですが…
最低3周プレイ
「Refind Self」で、エンドロールの流れるエンディングを見るためには、ゲームの説明文で「3回プレイすれば全ての性格を診断できる」とあるように、ゲームを始めてからクリアして診断結果を見るまでを3周する必要があります。
1周目は大体1時間くらいかかるかもしれませんが、2周目や3周目は慣れてるためそんなに時間はかからず、3周プレイしても2時間半位で終わります。
頑張れば、2時間以内のクリアも可能でしょう(かといってsteamでケチな悪巧みはしないように)
ところで、この周回プレイに関しては、2周目以降の行動でプレイヤーの性格を診断することにちょっと疑問を感じます。
というのも2周目のプレイは、多くの人が1周目とは違う選択を選ぶのが一般的だと思うからです。
例えば、1周目を善人プレイしてたら、2周目は悪人プレイにするとかはよくあることだと思います。それで【貴方の秘められた性格】はこうでしたと診断されてもいまいちピンと来ません。
一応、3周目はプレイする際に「これで貴方の【最も遠い性格】が分かる」と言っていたので「この選択は3回目でやっと選んだから通常は取らない行動だな」という感じに診断されてはいるようですが…。
どちらにしろ、1周目クリアの性格診断は楽しかったのですが、2周目と3周目の性格診断はちょっとモヤモヤしたものになってしまいました。
ちなみに私の【最も遠い性格】は「平和主義者(争いは起こさない。武器を捨て、平和を大切にする穏やかな性格)」らしいです。
…どういう意味かな?
ミニゲームでも性格診断
「Refind Self」には、塗り絵、クレーンゲーム、スロット、防衛、シューティング、ハイ&ロー、カフェのお手伝いなど沢山のミニゲームがあり、これらを通じてもプレイヤーの性格診断が行われるようです。
特に注目すべきミニゲームは防衛戦とカフェのお手伝いです。
防衛戦は、画面右方向から迫りくる敵を銃で撃って倒すミニゲームなのですが、セントリーガン系を3回くらいパワーアップさせたあたりから出てくる固い敵が来るウェーブが超えられません。かなり無理な気がします。それともリロード速度を強化し連射機能を使用して銃を撃てば超えられたりするのでしょうか。
この点はきになるところです。
だるのカフェのお手伝いは、6人目に『7 Days to End with You』で登場した不明言語の文字で注文をされます。
解読もできて、おそらく「あたたかい飲み物が欲しい」と言われてると思います。
暗い世界観とストーリー
「Refind Self」は、同じ開発者が手掛けた『7 Days to End with You』の世界観とストーリーが類似しています。
舞台は、博士がいなくなり、ロボットだけが残されたある場所ですが、上で述べたミニゲームの部分でも触れたように『7 Days to End with You』で使われる独自な言語も登場するので、同じ世界に属しているという可能性もあります。
もっとも、可能性がある程度で明確な繋がりなどは見られないため、予め『7 Days to End with You』をプレイする必要まではないと思います。
ストーリーの方は、退廃的で暗い雰囲気が漂いますが、特に、博士とロボットの関係がやはり『7 Days to End with You』の女性と主人公の関係と似ていて切なかったです。
エンディングの曲は声優の歌が入っていてとても良いので頑張って3回クリアして最後を見届けて欲しいです。
以上
『Refind Self:性格診断ゲーム』のレビューでした。
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